新規会員登録再開のお知らせ

新規会員登録を9月14日9:30より再開いたしました。ログアウト状態になっている方はお手数ですが再度ログインをお願いいたします。

  • 会員限定
  • 2017/02/16 05:45 掲載

会議を意味あるものにする「唯一かつ最大の方法」

会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。
会議とは面倒なもので、無意味なもので、時間のムダであると考える人は多い。「案件管理」にしろ「進行管理」にしろ、とかく管理というものは働く人たちにとって嫌われるものである。無意味な報告や、効率化の人々は飽き飽きしている。もちろん、そうしたものがなければ目の前の仕事もないという事実もある。では、こうした状況からどのように脱すれば良いのか。「会議の技術」を磨くことにこそ、その活路はある。会議を意味あるものにする「唯一かつ最大の方法」を紹介しよう。
執筆:プロジェクト進行支援家 後藤 洋平

プロジェクト進行支援家 後藤 洋平

1982年生まれ、東京大学工学部システム創成学科卒。製造業DX・人材ビジネス・IT開発・新規事業などの経験から、プロジェクト活動における「未知」という難しさを痛感。解決策を模索する中で、学生時代に学んだ設計学・サービス工学のプロジェクト活動への応用を着想した「プ譜(プロジェクト譜)」は、進行設計を計画書ではなく「譜面」として表現することで、管理に寄りすぎず、柔らかな進め方ができる手法として、静かながらも長年の支持を得ている。組織マネージャ、ITプロマネ、二児の父という三足のわらじが履ききれなくなって、2019年5月に独立。企業研修や実務支援に取り組む中で、どの業界、企業、人にも共通する悩みがあると理解し、何か一助になりたいと思いながらも試行錯誤を続けている。近年はプ譜を用いた壁打ちセッションを試行中。

photo
会議を制する者は「組織」を制す
(© whim_dachs – Fotolia)



「会議」には何の意味があるのだろうか

 会議というものは、とかくイメージが悪い。

 「最新の調査によれば、人は業務時間の60%を業務管理のために使っているそうだ」なんていう話が、まことしやかに語られることがある。Facebookのタイムラインにおいては、この手の話題はたいへん人気がある。

 また、現場で活躍した名プレイヤーが、昇進したのはいいけれど、会議に次ぐ会議の毎日で元気をなくしてしまった、なんていう話もしばしば耳にする。

 プログラマーであろうとプランナーであろうとセールスであろうと、ビジネスパーソンは業務「管理」ではなくて、実際に仕事をしたいのである。

 近年、長時間労働問題もまた問題とされるキーワードとなっているが、実際のところ高いパフォーマンスを上げるビジネスパーソンの多くは、仕事そのものが嫌いなわけではなく、むしろ好んで仕事に取り組むものだ。

 しかし、それに付随する結果の記録や報告、スケジュール調整といったものは別だ。仕事をつまらなくしているものはこのような間接業務であり、会議とは、その親玉、権化のようなものである。

組織である以上、絶対に会議はなくならない

 とはいえ、なんの管理もなく生産性の高い実務だけをする、ということはやはり不可能な話である。大きな「ヒト・モノ・カネ」を動かす以上、そこには計画、説明責任、監督というものがついてまわるのは当然の話だ。

 その中心にあるのが「会議」なわけだが、これを実施するにあたって、専門的なスキルが必要なものだと言われることはない。人々が集まり、レジュメを配り、そこで意見交換をしさえすれば「会議」に見えるからだ。

 しかし、本来は、会議を真に生産性の高いものとするためには、高度な技術が必要なのである。そして、効果的な会議のファシリテーションは、時に一つの会社を救うこともある。

 実は筆者は、会議が大好きな、(おそらく少々変わり者の)一派の一人である。

 各セクションの代表者が集まり、ああだこうだと意見を戦わせる。そこには利害関係があり、駆け引きがあり、思惑がある。その場にいる人々の意識が統合されて団結につながるのか、無力感と当事者意識の欠如に敗北してしまうのか。

 当然、組織としては前者の展開を目指すべきだが、どうにもこれが難しい。しかし、徹頭徹尾、裏方に徹することで、ファシリテートすることでこれが実現することもまれにある。そうした会議が実現できると、このうえなく幸福を感じるのである。

会議を意味あるものにする、唯一かつ最大の方法

 ただ、あらゆる技術がそうであるように、会議においても、特殊な技術や魔法のようなテクニックがあるわけではない。あくまで基本に忠実であること、その基本を実現することに最大限の集中をすることが肝要である。

 その本質を一文で表すとすると、こうなる。

会議とは「参加者の現状認識を揃え、次に何を狙いとして、どのようなアクションを取るかの合意をする場である」と心得よ

 会議が無意味なものになる理由のほとんどは、参加者が会議をそのような場だととらえていない、ということによる。このように書くと当たり前のようだが、会議とは人にとって様々なイメージ、先入観でとらえられているものである。

 会議とは「社長の演説を、頭を垂れて聞き続ける会」だと、とらえる人もいる。

 またある人にとっては、「自分のポジションを確保するためのマウンティング闘争の場」と考える人もいる。場合によっては、「なんだか知らないが、呼ばれたからには座っていなければならないもの」なんてことも珍しくない。

 その場で語られているものに対して、人々が違う切り口で見てしまうと、表面上会話が成立しているように見えても、実は肝心の意思疎通はできていない、ということになってしまう。

 会議に対して「なんだか知らないが、呼ばれたからには座っていなければならないもの」というモードでいる人間に対して、「発言しない参加者はいないにも等しい」となじったところで、その人は「だったら呼ばないでくれ」としか言いようがない。

 そこに上下関係があり、内心反発と怒りが生まれようものなら、その末路が最悪なものとなるのは明らかだ。特に、会議には怒りは禁物である。

 参加者がみな「参加者の現状認識を揃え、次に何を狙いとして、どのようなアクションを取るかの合意をする場である」というモードで臨むことは、会議が会議であるための最大にして唯一の方法である。

【次ページ】正しい段取りをすることで、会議の前に勝利が決まる
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報が
本メディアサイトに公開されます

基本情報公開時のサンプル画像
報告が完了しました

「」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報が
お相手に公開されます

基本情報公開時のサンプル画像