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- 2017/10/16 掲載
GitHub CEOのワンストラス氏が断言「自動化はソフトウェア開発にも等しくやってくる」
ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。
ワンストラス氏はこのなかで、コーディング作業はゼロになっていく一方、ソフトウェア開発の本質である問題解決を実現するため、さらに優れた開発手段が登場することへの大きな期待を示しました。
基調講演で語られた内容をダイジェストで紹介します。
コーディング作業はゼロになっていく
GitHub CEO兼共同創業者のクリス・ワンストラス(Chris Wanstrath)氏。コーディング作業は、行数で数えるならば、その登場からどんどん小さくなってきている。
いまではさまざまなライブラリを用いてコーディングが行われており、コーディングはより少なくなってきている。
これはオープンソースの重要さを示してもいる。
ということは、全部がそうではないものの、コーディング作業はゼロになっていくだろう。一部のプロジェクトでは、まったくコーディングしない、というものもでてくる。
これは単純な予測ではある。
しかし現在とてもエキサイティングなのは、そのレベルへ到達するための境目を超えたと考えるからだ。
これまでにないほどデベロッパーは増えており、これまでになく多くのソフトウェアが作られるようになり、そして世界中が変化のただ中にある。
自動化はソフトウェア開発にも等しくやってくる
これを推進しているのは誰か? 誰がこうした変化を推し進めているのか? 私たちだ、この部屋にいる私たちであり、将来のプログラマである。
私がもっともエキサイトしているのは、自動化が工場や家庭やオフィスだけでなく、ソフトウェアの開発も自動化されようとしていることだ。自動運転車といったものだけでなく、自動化はソフトウェア開発にも等しくやってくる。
ソフトウェア開発はまだ初期段階にある
コンピュータにタイピングするという方法は、システムに対する情報交換の手段としては優れたものではない。会話のような音声のほうが優れているし、すぐ伝わる。だからこそ音声認識がいま立ち上がろうとしているのだ。将来のソフトウェア開発もそうなっていくかもしれない。
しかしあなた方が、この先10年、15年、50年でなにを成し遂げるのかが本当にエキサイティングなことだ。なぜならソフトウェア開発はコンピュータのキーボードをたたいているような初期段階なのだ。
ビル・ゲイツのこんな逸話を誰かが話しているのを聞いたことがある。
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