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  • 2019/01/15

「Kubernetesはとても退屈なものになった」とグーグルのエンジニアが語るワケ

2018年12月10日から13日まで、米ワシントン州シアトルでCloud Native Computing Foundation主催のイベント「KubeCon + CloudNativeCon North America 2018」が開催されました。

新野淳一(本記事は「Publickey」より転載)

新野淳一(本記事は「Publickey」より転載)

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。

 すでにYouTubeには300本を超える同イベントのセッション動画が大量に公開されています。本記事ではキーノートの1つとして行われたGoogleのソフトウェアエンジニア Janet Kuo氏による「Keynote: Kubernetes Project Update」をダイジェストで紹介しましょう。

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Keynote: Kubernetes Project Update

 Googleのソフトウェアエンジニア Janet Kuo氏。

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 ここでは最新機能を紹介するよりも、まずは現在のKubernetesの人気がどれほどのものかを紹介したいと思います。

 Google Trendsによると、2014年にKubernetesがスタートしてからトレンドは一貫して上昇を続けています。

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 2015年に私がコントリビュートを始めたとき、最初のコミットはドキュメントの修正でした。当時はまだ周囲にKubernetesは何かを説明したり、スペルを説明したりしていました。

 その後Kubernetes 1.0がリリースされ、CNCFが立ち上げられました。

 初期のKubernetesの開発では迅速に新しい機能を追加することが重視されていましたが、その後、スケーラビリティやユーザー体験などを重視するようになり、よりスケーラブルでシンプルなクラスタ構築を実現してきました。

 これによりアーリーアダプターや企業の本番環境でも使われるようになってきました。

 私たちはさらにユーザーの声に耳を傾け、より効率的なデプロイや運用が実現できるように開発を進めていきます。

Kubernetesは退屈なものになった

 CNCFの調査では58%がすでにKubernetesを本番環境で利用しており、5000人以上の大企業でも40%がKubernetesを本番環境で使っているとされています。

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 つまりKubernetesは明らかにアーリーアダプターからメインストリーム市場のアーリーマジョリティへと移行してきたわけです。

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 アーリーマジョリティはKubernetesの細かい機能のことよりも、それが十分に機能することを重視しています。

 そしてKubernetesは以前より成熟し、より良いものになったことで、とてもとても退屈なものとなりました。

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【次ページ】 それはメインストリームのユーザーが望んでいること

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