• 2026/01/15 掲載

開発スピード「驚異の10倍」…AIで「手戻り地獄」を消し去った衝撃アプローチ大公開

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システム開発の後工程で問題が発覚して大慌て……そんな経験はないだろうか。V字モデルでもアジャイルでも、最終段階になって「思ってたのと違う」が頻発している。こうした課題に対し、AIエージェントを使った新たな開発手法が威力を発揮する。企画や要件定義の段階で高品質なモックアップを作る手法で、開発スピードはなんと10倍。この開発手法を実践しているShunkan AI 取締役 CTOの神谷 亮平氏にその方法と効果について話を聞いた。
聞き手・構成:編集部 井内 亨   執筆:フリーライター 井上 健語

フリーライター 井上 健語

フリーのテクニカルライター。コンシューマからエンタープライズまで、初心者向けの記事からテクニカルな解説記事、広告記事、企業取材記事などを手がける。執筆した書籍はこれまでに約80冊。オールアバウトでは「パソコンソフト」「ワード(Word)の使い方」「MS Officeの使い方」のガイドもつとめる。2008年からWordカテゴリーでのMicrosoft MVP。
個人ホームページ:http://www.makoto3.net/
facebook:http://ja-jp.facebook.com/inouekengo

  撮影:大参 久人
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Shunkan AI 取締役 CTO
神谷 亮平氏
(写真は9月2日撮影)

V字モデルとアジャイル開発の問題点

 従来のV字モデルの開発では、企画・要件定義の不備が本番稼働直前の評価フェーズで発覚しがちだった。

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【画像付き記事全文はこちら】V字モデルの開発で起き得る問題
(神谷氏提供)

 アジャイル開発でも、全体像が曖昧な初期にスコープやチームを分割して進めるため、統合する際に修正工数が膨らむことが多々発生する。

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アジャイル開発で起き得る問題
(神谷氏提供)

 いずれも、「統合」や「評価・検証」といった後工程で問題が明らかになる。これにより、深刻なレベルの手戻りが発生してしまい、その対応が大きな負担となる点が共通の課題であった。

 これは、要件定義の段階で「実際に目で見て触って試すことができる」水準のアウトプットを用意するのが難しかったからである。せいぜい、数ページのモックアップ、コンセプトの強調部分に絞ったプロトタイプが精一杯だ。周辺機能を加えていっても、「途中で思っていたのと違っていた」という顧客の期待とのずれが後から顕在化してしまうことは多い。

 そこで神谷氏は、製造業や建築業で取り入れられてきた考え方にヒントを得て、AIエージェントを活用したソフトウェア開発の“工程前倒し”に着手。「AIエージェントを使えば、可視化や試行が格段にやりやすくなるのです」と強調する。その手法が、「フロントローディング」だ。 【次ページ】AIエージェントで「工程を前倒し」する方法
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