- 2023/07/11 掲載
米中双方が「関係の安定化望む」、財務長官 訪中後
イエレン氏は9日、訪中を終えて北京をたつ前に収録されたマーケットプレースとのインタビューで、今回の訪中が米中関係の安定化に寄与したと信じていると強調。「課題はあるが、関係を安定化させ、問題に建設的に対処し、率直かつ敬意をもって生産的な関係を築きたいという願望が双方にあると確信している」と語った。
また、今回の訪中は建設的だったと指摘。米国の輸出規制などの措置は国家安全保障上の懸念やサプライチェーン(供給網)の多様化が動機であり、不当な経済的優位性を得るためではないことを明確にすることができたとした。
イエレン氏によると、米中は「オープンなコミュニケーションチャネルを維持し、互いの懸念について議論を深める」ことで合意したという。
このほか、米国は中国が懸念しているような中国経済からの切り離しを検討していないとし、米中貿易は今年、7000億ドル近くに達し、双方に利益をもたらすと言及。中国は近年、深刻な公害問題に取り組むなど多くの進展を遂げていると評価した上で、「これは二国間関係や経済・金融関係の中で最も重要なものの一つだ」とした。
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