- 2023/08/03 掲載
海運3社、大幅減益=運賃下落で―4~6月期
日本郵船など海運大手3社の2023年4~6月期連結決算が3日、出そろった。各社の純利益は前年同期比7割弱~8割半ばの大幅減益。主力のコンテナ船事業の運賃水準が、コロナ禍による物流混乱が解消されたことや世界的な貨物需要の低迷を受けて下落し、利益を押し下げた。
純利益は、日本郵船が78.6%減の734億円、商船三井が68.1%減の911億円、川崎汽船が85.5%減の385億円だった。貨物需要は、金利と物価の上昇に伴う欧米の消費停滞で低迷。3社が共同出資するコンテナ船事業会社から取り込む利益が大きく減った。一方、自動車やエネルギー船の需要は堅調で、各社の業績を下支えした。
【時事通信社】
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