- 2025/07/14 掲載
機械受注5月は0.6%減、2カ月連続マイナス 基調判断据え置き
Tetsushi Kajimoto
[東京 14日 ロイター] - 内閣府が14日に発表した5月機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は、前月比0.6%減の9135億円だった。2カ月連続の減少。ロイターが事前にまとめた予測値は1.5%減で、マイナス幅は予想より小さかった。
前年比では4.4%増えたが、伸び率は3月の8.4%から2カ月連続で鈍化した。
基調判断は「持ち直しの動きがみられる」で据え置かれた。
内閣府の担当者は「米相互関税の影響は明確には出ていない」と述べた上で「自動車は水準が低下してきており、今後の動向は注視する必要がある」とした。
業種別で自動車・同付属品は前月比7.1%減と、2カ月連続でマイナスだった。
製造業は1.8%減の4485億円と2カ月連続で減少し、非製造業(船舶・電力除く)は1.8%増の4793億円と、2カ月ぶりに増加に転じた。
機械受注統計は機械メーカーの受注した設備用機械について毎月の受注実績を調査したもの。設備投資の先行指標として注目されている。
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