OpenAI 次期AIモデル「GPT-5.2」のリリース間近か？ChatGPT公式がXで匂わせ投稿

OpenAIは、次期主要モデルアップデートとされる**「GPT-5.2」を12月上旬、早ければ9日ごろにもリリースする可能性があると複数の海外メディアが報じている。これは当初予定より前倒しされた動きとされ、Googleが先に発表した最新AIモデル「Gemini 3」の台頭を受けて、OpenAI CEOのサム・アルトマン氏が社内で「コードレッド（Code Red）」を宣言したことが背景にあると伝えられている。

報道によれば、OpenAIはGPT-5.2のリリース時期を当初の12月後半から12月9日から13日ごろに繰り上げる準備を進めているという。これは、GoogleのGemini 3がAI評価ベンチマークで高評価を得ていることを受け、競争上の圧力を強く感じた結果とみられている。GPT-5.2はChatGPTの思考力や応答速度、信頼性（誤答の削減）などのコア性能を強化することに重点が置かれていると報じられ、派手な機能よりも実用性と堅牢性の向上が狙いだとされる。

OpenAIのChatGPT公式アカウントはサム・アルトマン氏とみられる人物がニンニクを料理する「匂わせ投稿」をポストした。複数メディアでは、これはOpenAIが内部で開発中とされる新たな高性能モデルのコードネーム、あるいはGPT-5.2の開発段階でのプロジェクト名「Garlic」のリリースを匂わせる投稿であるとされている。これにより、「GPT-5.2」が単なるバージョン番号としてではなく、Garlicという新機構やアーキテクチャ改良を伴うモデル要素を含む可能性が取りざたされているが、OpenAIからの公式な発表はまだない。

こうした報道は、競合企業との開発競争が一段と激しくなっていることを示すものとも受け止められている。米メディアなどによれば、OpenAIがGPT-5.2のリリースを加速させる「コードレッド」措置を取った背景には、GoogleのGemini 3だけではなく、Anthropicや他の生成AIモデルの進化があるとされ、OpenAIはモデルの実用レベル強化を急ぐ必要に迫られていると報じられている。