- 2021/03/17 掲載
花王、「アタック ZERO」で100%再生プラスチックのボトルを採用
*1 着色剤およびラベルフィルム、ポンプ、キャップは除く
プラスチックは、内容物の保存性の高さや効率的な運搬が可能といった機能を持つことから、包装容器に多く使われ生活を支えてきました。一方、昨今では、海洋プラスチックのように使用後に廃棄された「プラスチックごみ」が社会課題となっており、花王では、商品設計の最初の段階からESG視点を念頭においた技術開発を進めています。
今回花王は、「アタック ZERO」と「キュキュット Clear(クリア)泡スプレー」のボトルで使われるプラスチック(PET)を、すべて再生プラスチック(PET)に変更します。これまで、海外で展開している一部商品で再生プラスチックを使用してきましたが、日本の包装容器における本格的な活用は今回が初めてです。
花王は、2018年に「私たちのプラスチック包装容器宣言」を公表し、リデュース(減らす)、リプレイス(置き換える)、リユース(再利用する)、リサイクル(再資源化する)の4Rの観点で、包装容器に使用されるプラスチック資源の削減に努めています。これまで取り組んできた、包装容器の薄肉化、つめかえ・つけかえの促進と大容量化、内容物の濃縮化、つめかえ用の包装容器で使われている薄いフィルム素材を本品容器として使うことで、プラスチック使用量を大幅に削減する「プラスチックボトルレス化」などの「リデュース」、つめかえ・つけかえの促進による「リユース」、リサイクルしやすい包装容器を開発する「リサイクル」に加え、石油由来のプラスチックから持続可能な原料へ転換を図る「リプレイス」を推進していきます。
花王グループは、2019年4月にESG戦略「Kirei Lifestyle Plan(キレイライフスタイルプラン)」を策定し、19の重点取り組みテーマと、注力アクションを設定しています。今回の再生プラスチックの活用は、重点取り組みテーマのなかでは「ごみゼロ」に貢献する活動です。これまでに展開しているさまざまなアプローチに加えて、日本におけるプラスチック包装容器への再生プラスチックの活用を本格化することで、プラスチック循環社会の実現をめざしてまいります。
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