- 2021/04/27 掲載
関西学院大と日本IBM、「AI活用人材育成プログラム バーチャルラーニング版」を提供
デジタル変革が加速する中、世界的にAI人材不足は叫ばれています。国内においても、2030年には最大79万人のAI人材が不足する( https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf)(PDF, 2.8MB, IBM外のWebサイトへ)(※1)と警鐘が鳴らされる中、日本政府は国の重要施策として「AI戦略2019( https://www.kantei.go.jp/jp/singi/ai_senryaku/pdf/aistratagy2019.pdf)(PDF, 1.2MB, IBM外のWebサイトへ)(※2)」を掲げ、「毎年、大学生、高専生50万人、社会人100万人がAIリテラシーを身につける」ことを示しています。世界がAI技術により大きな転換期を迎え、社会構造や働き方にも急激な変化が起こりつつある中、関西学院大学にとっても、デジタル変革を推進できる人材を育成することは、大きな課題でした。また日本IBMもAIやオートメーションの技術発展に伴い、必要なスキルや能力も日々変化する中で、「デジタル変革の推進」、「先進テクノロジーによる新規ビジネスの共創」、「IT・AI人財の育成」の3つを重点施策と掲げ、社員やパートナー向けの社内研修の拡充や、社会人の「リ・スキリング」を目指した社会貢献プログラム「SkillsBuild( https://jp.newsroom.ibm.com/2020-07-07-ibm-society-contribution-skillsbuild-japan-domestic-provide-start)」の提供、官民連携の教育モデル( https://www.ibm.com/ibm/responsibility/jp-ja/initiatives/educ/ptech/)を構築するなど、AI人材不足の解消に向け、取り組んできました。
こうした中、関西学院大学は、「AI・データサイエンス関連の知識を持ち、さらにそれを活用して、現実の諸問題を解決できる能力を有する人材」の育成を目的に、2017年より日本IBMと共同プロジェクトを立ち上げ、「AI活用人材育成プログラム( https://www.kwansei.ac.jp/kgai/)(IBM外のWebサイトへ)」を開発しました。関西学院大学による学術的な知見と、日本IBMのコンサルタントやデータサイエンティストによる多様なAIの社会実装の先進事例を反映した実践型プログラムである「AI活用人材育成プログラム( https://www.kwansei.ac.jp/kgai/)(IBM外のWebサイトへ)」は10科目で構成されており、2019年4月より文系理系問わず全学部生を対象に開講しています。2021年度には「AI活用入門」、「AI活用アプリケーションデザイン入門」、「AI活用データサイエンス入門」の基礎3科目をe-ラーニング化し、VL版として開講しました。AIリテラシーの修得を目的とする「AI活用入門」のVL版初年度春学期の履修者は2071人に上り、学生のAIに関する関心の高さが示されました。
※1:出典 「経済産業省 IT人材需要に関する調査」
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf
※2:出典 「内閣府AI 戦略2019」
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/tizai/brand/attach/pdf/ai-15.pdf
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