伊藤忠商事など3社、Google Cloudを活用したDX支援における協業について発表

　伊藤忠商事株式会社（本社:東京都港区、社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」）、ジーアイクラウド株式会社（本社:東京都港区、代表取締役社長:山崎 祐、以下「ジーアイクラウド」）、ウイングアーク1st株式会社（本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:田中 潤、以下「ウイングアーク1st」）の3社は、Google Cloud（※1）を基盤とした企業のデジタルトランスフォーメーション（以下 「DX」）推進支援において協業することに合意致しました。第一弾として、クラウド上に効率的なビッグデータ処理基盤を構築、分析、可視化するサービスを開始致します。

　昨今、DX対応への需要が高まる中、企業が取り扱うデータ量は増加の一途をたどっており、企業はデータ活用を通じて得たインサイトをもとに、各課題に対して素早く先手を打っていくことが求められております。一方で、データ活用を実現するためには専門性の高い技術者やITインフラの整備に加え、既存システムとの複雑な連携等を効率的に行うことが必要です。特に営業やマーケティング部署など業務を行うLOBを中心としたデータ分析において、上述の対応が導入時の課題として顕著に表れているといわれております。

　今般、伊藤忠商事、ジーアイクラウド、ウイングアーク1stの3社は、Google Cloud を基盤とした企業のDX推進支援において協業することに合意しました。第一弾として、Google Cloud のビッグデータ分析に特化したエンタープライズ向けデータウェアハウス BigQuery(TM) （※2）とウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard」（※3）を連携したデータ分析支援サービスの提供を開始致します。

　具体的には、複数のデータソースを集約・可視化するBIダッシュボード「MotionBoard」とフルマネージド型の分析データウェアハウスでほぼリアルタイム分析が可能なBigQuery を接続することで、収集した対象データをアウトプット形式に合わせて加工や結合、クレンジングなどを行う大規模なデータプレパレーションを行うことなく、クエリ（※4）を発行するだけで必要なデータを取得し、可視化できるようになります。

　ウイングアーク1stは、データ分析における国内シェアNo.1（※5）の顧客ネットワークを活用し、本サービスの展開を進めて参ります。また、伊藤忠商事は、国内外のネットワークを活かし、本サービスの展開支援し、ジーアイクラウドは、Google Cloud 専門インテグレーターとして、BigQuery 環境や企業の既存システムとの連携等の構築支援を進めて参ります。

※1　Google Cloud および BigQuery は Google LLC の商標です。

※2　BigQuery： https://cloud.google.com/bigquery/docs?hl=ja

※3　MotionBorad：複数のデータソースを集約し、リアルタイムで可視化することで、スムーズな意思決定につなげるＢＩダッシュボード。地図機能や３Dマップなど多種多様なビジュアライズもノンプログラミングで設定できます。業種を問わず2,000 社以上のお客様にご利用いただき、「日経コンピュータ 2020 年9月3日号 顧客満足度調査 2020-2021 データ分析・利活用支援ソフト／サービス 部門1位」を獲得しました。https://www.wingarc.com/product/motionboard/

※4　クエリ： データベースへの問い合わせ処理を行うプログラムのこと。

※5　出所：ITR「 DBMS/BI市場 2021」データ分析/レポーティング市場:市場:ベンダー別売上金額推移およびシェア