- 2021/06/16 掲載
SCSK、ベネフィット・ワンとの協業により人事部門のDXを推進
SCSKが自社開発するERP「ProActive E2(プロアクティブ イーツー、以下 ProActive)」と、ベネフィット・ワンが提供する人事情報を一括管理するデータ活用プラットフォーム「ベネワン・プラットフォーム」との連携ソリューションを提供します。
1.背景
経済産業省のレポートにて発表された「2025年の崖」問題は、多くの企業の人事部門においても課題となっています。以前の担当者によってExcelのマクロ機能で作り込まれた属人化したシステムや、仕様書の不備や開発者不在による既存システムのブラックボックス化にお悩みの企業も少なくありません。また、近年では、業務領域ごとに最適なクラウドサービスを活用したことで、かえってデータが分散化してしまった結果、人材データを戦略に活かすための統合的なデータ基盤が整備できないという課題を抱える企業も増えています。
こうした課題を解決するため、SCSKとベネフィット・ワンは、「ProActive」の人事・給与、勤怠管理システムと「ベネワン・プラットフォーム」を連携することで、人事情報、健康管理情報などのデータを一括管理し、人事部門における人材戦略の立案を支援するデータ活用基盤を提供します。
2.連携ソリューションの特長
「ProActive」と「ベネワン・プラットフォーム」の連携に伴い発揮される以下の特長により、企業はシステム毎で個々に「記録」されていたデータを「活用」するための一歩を踏み出せます。データ活用基盤で人材情報データを効率的に集約・相関分析結果を得ることで、従来、多くの工数をかけていた事務作業からも解放され、将来的には、どの企業においても課題を抱える継続的な人材の確保に向けて、人事部門に求められるアクション(研修整備や適切な人材配置など)の戦略考案に時間を費やすことが可能となります。
(1)点在する人材情報を一括管理し、人材データ活用基盤を構築
「ProActive」へ登録された人事情報、給与・賞与の支給実績、勤怠情報を、「ベネワン・プラットフォーム」に連携し、健診結果・生活習慣情報などのデータと統合することで、システム毎で分散化したデータの一括管理を実現します。
(2)給与・勤怠・タレントマネジメント情報を用いた相関分析の実現
「ProActive」で取得できる給与・賞与の支給実績、勤怠情報と、「ベネワン・プラットフォーム」で管理する健康情報、スキル・評価などの人事情報を含むタレントマネジメントデータの相関分析が可能です。各従業員に関連するデータを集約・可視化することで、正確で効率的な人事管理・戦略立案を支援します。
(3)管理データ登録作業の負荷を軽減
人事情報、給与・賞与の支給実績、勤怠情報は、「ProActive」で登録されたデータを「ベネワン・プラットフォーム」へ直接連携するため、データの二重入力や整合性チェックなどの作業が不要です。煩雑なデータ登録業務の負荷も軽減され、データの標準化や業務の効率化を実現します。
関連コンテンツ
PR
PR
PR