- 2021/06/16 掲載
博報堂DYメディアパートナーズ、「第5回メディアイノベーション調査」を実施
(1)コロナ禍を経ても出遅れる日本の生活DX。ただし、キャッシュレス関連サービスは受容
日本のデジタルサービス全体の利用平均は11.4%と4カ国の中で4位、3位の米国(30.6%)と比較しても約1/3と低い。しかし、ネットショッピング(65.4%)とキャッシュレス決済(57.4%)は半数以上の人が利用している。また、生活を変える新しいサービス1件あたりの平均興味度も、24.8%で、4カ国中最下位となったが、ランキング1位「スマホアプリ・QRコードで決済(58.6%)」と2位「カゴで決済完了する無人店舗(52.8%)」のキャッシュレス関連サービスへの興味は、こちらも過半数となった。コロナの影響も後押しとなり、非接触のキャッシュレス分野が日本でも進んだ。
(2)興味の「伸び」では4カ国首位。特に女性の伸びが顕著
日本は新しいサービスの利用平均も興味度も低いが、新しいサービスに対する平均興味度の伸びは2019年から+4.5ptと4カ国の中で一番大きく、その中でも女性が+6.3ptと牽引。今後女性からの変革が期待される。
(3)過半数がコロナ後の社会は変わると思い、新しいことへの挑戦、潮流に乗り遅れたくない志向も伸長
コロナ後の社会はかつてと変わると思うと感じる人が、日本では54.4%と過半数で、4カ国の中で最も高い。それに伴い、「時代の変化に乗り遅れると損をすると思う(+7.4pt、女性+14.5pt)」「失敗してもいいから新しいことに挑戦したい(+7.1pt、女性+9.8pt)」という意識も、2019年からそれぞれ伸長し、ここでも特に女性における意識変容が見られた。また、「効率的な生活をするために、今までのやり方を積極的に変える方だ」も全体で+4.0ptとなっており、コロナ禍を経て、日本人の新しい生活へのチャレンジ志向が上昇した。
■第5回メディアイノベーション調査概要
・調査エリア:日本(東京)、米国(L.A.)、中国(上海)、タイ(バンコク)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象者:15~59歳の男女(SEC C以上を対象)
・サンプル数:各都市:900サンプル(ウェイトバック後)
・調査期間:2021年3月15日(月)~3月29日(月)
なお、詳細については、添付のPDFファイルでご紹介しております。
https://www.hakuhodody-media.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/06/HDYmpnews210616.pdf
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