- 2021/06/22 掲載
SMN、「Logicad」が「Unified ID 2.0」に対応
近年、Webユーザーのプライバシー保護に対する高まりとともに、海外では法規制が進んでいます。各ブラウザーにおける3rdパーティCookie(広告配信用の識別子/以下Cookie)や、モバイル広告ID(IDFA)の使用制限に伴い、新たな運用方法をはじめ、様々な対応策が構築されています。
「Unified ID 2.0」は、インターネットID(識別子)を活用したCookieに代わるIDソリューションとしてCookieレス時代に対応する新たな仕組みです。クロスプラットフォームで動作し、相互運用可能な非商用のインターネットIDで、まもなくオープンソースになります。ユーザーのメールアドレスを暗号化、ハッシュ化(*2)した「Unified ID 2.0」を作成し、IDをベースにデジタル広告配信で運用します。
これまでのCookieとは異なり、「Unified ID 2.0」は広告チャネル全体を横断して機能することができます。広告主は、ストリーミングTV、ブラウザー、モバイル、オーディオ、アプリ、およびデバイス全体の広告キャンペーンパフォーマンスを単一のIDで管理・分析できるようになり、より精度の高いマーケティングを実現します。これは、マーケターや媒体社がプラットフォームを横断してオーディエンス(視聴者)をシンプルな方法で理解するために重要になります。
「Unified ID 2.0」は、生活者視点に立って設計され、チャネルやデバイスを横断して関連性の高い広告の価値を維持しつつ、生活者により向上した透明性の提供を実現します。業界全体の取り組みとして、自社以外のユーザーでも「Unified ID 2.0」を使用可能とするためにまもなくオープンソース化し、ソースコードを公開していきます。現在は、グローバル全体で、広告プラットフォーム、媒体社、広告主、業界団体など業界全体から多くの賛同を得ています。(今後、第三者機関による管理、運営を予定)
「Unified ID 2.0」の対応後、「Logicad」を利用する広告主は、Cookieに依存しない環境において広告配信を行い、リーチしたいターゲット層へのターゲティングや広告の効果計測が可能となります。
*1 DSP(Demand Side Platform):広告主の広告配信効果を最適化するためのプラットフォーム。
*2 暗号化とハッシュ化について:現在のCookie技術を大幅に改善したもの。ハッシュ化(元データを不可逆変換してハッシュ値に置き換える手法)され、暗号化されたIDは第三者機関によって監査制御を行います。
※記載されている会社名、団体名、商品名、サービス名は各社、各団体の商標または登録商標です。
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