• 2021/06/25 掲載

ビードットメディカル、超伝導技術を用いた小型陽子線用偏向電磁石の開発に成功

ビードットメディカル

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 株式会社ビードットメディカル(本社:東京都江戸川区、代表取締役社長:古川卓司、以下ビードットメディカル)は、開発中の小型陽子線がん治療装置において、自社で設計製造した超伝導偏向電磁石の冷却による超伝導化を確認する通電試験を実施し、高磁場の発生を確認しました。これにより、当該製品の開発コンセプトである「陽子線治療がん治療装置の大幅な小型・低価格化」に向け、大きく一歩前進しました。

 陽子線治療は体内深部にある腫瘍をピンポイントで正確に照射するため、X線治療と比較して周囲の正常な組織や臓器へのダメージを低く抑えることができると考えられています。しかし、現状の陽子線がん治療装置は陽子線を照射するための筺体(ガントリー)が大きな常伝導電磁石を用い、強磁場を発生させて高速の陽子線を電磁石内で曲げながら患者の周囲を回転するため非常に大型です。装置が大型であることに加え、導入に高額な費用がかかることが長年普及の妨げになっており、一部の患者さましか陽子線治療を受けられていないのが現状です。

 ビードットメディカルは、独自開発による「非回転ガントリー」を考案し、従来の構造とは全く異なるコンパクトな陽子線がん治療装置の開発を進めています。光速の70%以上にまで加速された陽子線を高磁場の超伝導電磁石内で曲げる技術と、陽子線をどの方向から電磁石に入射させても、1点に収束するように磁場形状を最適化する技術を組み合わせ、回転しないガントリーを実現します。今回の通電試験では、開発中装置に用いる超伝導偏向電磁石が十分に冷却され、超伝導転移を確認した上で電磁石に通電し、高磁場の発生が確認できました。

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