- 2021/08/06 掲載
パスコ、公共インフラ巡回監視の自動化ビジネスモデルの創出に向け実証実験に着手
本実証実験は、セコムとのシナジーを発揮した新たなドローン活用サービスの創出を目指した取り組みとして、「埼玉県杉戸県土整備事務所管内権現堂調節池(以下、権現堂調節池)」を実験フィールドとして実施するものです。
<権現堂調節池(行幸湖:みゆきこ)について>
【河川名】利根川水系一級河川権現堂川
【位置】茨城県五霞町川妻(利根川分派点)から埼玉県幸手市権現堂(中川合流点)まで
【概要】
延長 5.18km、湛水面積 0.57km2
一級河川権現堂川を利用して「治水」「利水」を行う多目的調節池として建設
■背景と課題
近年、公共インフラの維持管理や老朽化対策などの分野において、効率化、省力化を目指したデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みが加速しています。また、調節池や上・下水道処理施設などの治水・利水設備では、日々の点検のほか、台風襲来後の安全確保と設備の安定運用のための、飛来物の確認や施設の損傷点検などに多くの時間と人手を費やしている状況にあります。
今回の実験フィールドである「権現堂調節池」は、中川流域における農地や遊水地域の都市化にともなう、流域の治水と利水のために利根川水系一級河川権現堂川を活用した多目的平地ダムとして管理されており、日常の安全管理や防災上の観点から、日々、巡回監視を行っています。監視する対象は、夏期に発生する植物プランクトン(アオコ)などの環境監視や不法投棄のほか、車上荒らしの抑制など、多岐にわたりますが、約5kmの広大な敷地であることから、効率化・省力化が課題となっています。
こうした課題を解決するため、パスコとセコムが保有する技術や豊富な業務実績を融合して、あらゆる社会インフラの管理・保全の自動化・省力化を図るための新たなビジネスモデルの創出に取り組みます。
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