- 2021/09/01 掲載
川崎重工、LPG燃料推進LPG運搬船「CRYSTAL ASTERIA」を引き渡し
本船は、LPGと低硫黄燃料油を燃料とする日本初のLPG二元燃料LPG運搬船です。従来の84,000m3型LPG運搬船にLPG二元燃料主機関を採用した新船型の1番船にあたります。また、当社が引き渡したLPG運搬船としては64隻目となります。
近年、船舶の排出ガス規制への有力な対応策として、重油の代わりに液化ガスを燃料とする船舶の導入が世界的に進んでいます。本船は、温室効果ガスの排出量を削減できるLPGを燃料とすることで、大幅な環境負荷低減が見込める日本初の大型LPG運搬船です。当社グループがこれまで建造してきたLPG運搬船をはじめ、液化天然ガス(LNG)運搬船やLNG燃料推進船の建造で培った知見が活用されています。
当社は今後とも、LPG燃料推進LPG運搬船をはじめとした環境規制に対応した各種商船や、次世代エネルギーとして注目されている液化水素運搬船など、地球環境にやさしい船舶技術を開発・提供し、低炭素・脱炭素社会の実現に貢献していきます。
<主要目>
○全長×幅×深さ:229.90m×37.20m×21.90m
○満載喫水:11.51m
○航海速力:約17.0ノット
○定員:29名
○総トン数:49,145t
○載貨重量:54,922t
○貨物倉容積:84,229m3
○主機関:川崎-MAN B&W 7S60ME-C10.5-LGIP 1基
○船級・船籍:日本海事協会(NK)・シンガポール
○引渡日:2021年8月31日
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