- 2021/09/02 掲載
ルネサスとeProsima、ロボット開発用フレームワークのmicroROSをRAマイコンに実装
micro-ROSを用いることにより、ROSのAPIをマイコン上で使用することができるようになります。これにより、ROS環境で実行している革新的なアプリケーションソフトウェアのマイコンへの実装が容易になり、ユーザはROS環境で用意されている多様な開発フレームワークを、組み込み機器で活用できるようになります。今回、ルネサスのRAマイコンにこのmicro-ROSを実装したことにより、インダストリ4.0やIIoT(Industrial IoT)向けアプリケーションにおけるロボットフレームワークの活用が容易になります。WindowsおよびLinux ベースで使用できるルネサスの統合開発環境 e2studioがmicro-ROSの実装をサポートするため、micro-ROSクライアントライブラリが容易に使用できます。
ルネサスのArm(R) Cortex(R)-M搭載の32ビットマイコンRAファミリは、次世代の組み込みシステムのニーズに対応できるよう、性能、セキュリティ、コネクティビティ、周辺機能を最適化しています。また、エコシステムパートナからは、RAマイコン上のMicrosoft Azure RTOSやFreeRTOS環境ですぐに動作するソフトウェアとハードウェアを提供しています。これらを組み合わせることより、RAファミリ( https://www.renesas.com/products/microcontrollers-microprocessors/ra-cortex-m-mcus?utm_campaign=mcu_ra_ecosystem&utm_source=press_release&utm_medium=press_release&utm_content=eprosima_ra)は、micro-ROSの実装に最適なリファレンスプラットフォームとなります。
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