- 2021/09/08 掲載
日清食品HD、食領域に特化したロボット開発を行うTechMagicに出資し共同開発契約締結
■調理から提供まで自動化した「スマートキッチン」で「完全栄養食」を提供
日清食品は、『見た目やおいしさはそのままに、カロリーや塩分、糖質、脂質などがコントロールされ、必要な栄養素を全て満たす食』をコンセプトとして、さまざまな栄養学的見地を参考に、インスタントラーメンなどで培った技術を応用し、独自かつ最先端の食品加工技術を駆使した未来の「完全栄養食」の研究を進めています。すでに、社内外でヒト試験を実施しており、体重、体脂肪率、BMI、血圧、中性脂肪といった数値に改善が見られたことから、2020年10月の「第27回 日本未病学会学術総会」、ならびに2021年8月の「日本食品科学工学会 第68回大会」において臨床試験結果を発表しています。
TechMagicは、人工知能の機械学習などの技術とハードウェアを融合することで、ロボットを知能化し、これまで解決できなかった食産業の課題を解決しています。
今回、日清食品とTechMagicが共同開発する調理ロボットは、日清食品が研究を進める「完全栄養食メニュー」を構成する種類や形状がさまざまな食材について、必要な量を正確に盛り付け、1食に含まれる栄養バランスを自動で整えることを目指しています。将来的には、提供する場所やシーンに応じて最適な品質を保ちながら、食事の調理、盛り付けから提供までを完全に自動化する「スマートキッチン」構想の実現にも取り組む予定です。
また、個々人の栄養状態や目標摂取数値をデータとしてインプットすることで、その人に合った栄養バランスの食事を調理、提供する"食のパーソナライズサービス"も視野に入れるほか、ショッピングモール、社食、レストランなどさまざまな場所に「スマートキッチン」を展開することで、誰もが簡単に自分の栄養状態に最適化された食事がとれる環境づくりを目指していきます。
日清食品は、「食事によって健康を増進し、健康寿命を延伸する」というかつてない挑戦に取り組み、世界共通の社会課題である「未病対策」に「食」の分野から一つの解決策を提案していきます。
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