- 2021/12/02 掲載
日本HP、開発者と企業に向けて新時代のVRを発表
「HP Reverb G2 Omnicept Edition」は、筋肉の動き、視線、瞳孔の大きさ、脈拍を測定する最先端のセンサーシステムを搭載した、インテリジェントなVRヘッドセットで、ユーザーの動きにあわせたVR体験を創出する機能を開発者に提供します。
「HP Omnicept SDK」は、ヘッドセットからのデータを機械学習モデルを活用して解析し、ユーザーがVR体験でどれほど知力を働かせているかといった認知的負荷など、リアルタイムのユーザーの生理反応データ等を提供します。
VR環境は、人々がテクノロジーや周辺の世界と関わり、つながりを維持していく方法に合わせ進化を遂げています。オフィスと在宅勤務を最適に活用するハイブリッドワークが進む中、リモート環境でのコラボレーションを向上させるために新たな没入型ツールが必要となります。「HP Reverb G2 Omnicept Edition」と「HP Omnicept SDK」は、テクノロジーを活用し人間の生理反応データを収集するよう設計されています。HPが米国で行った調査によれば、新型コロナウイルス感染症が発生する前から、トレーニングにおけるテクノロジーの活用は35%増加しており(*1)、VRによって学習やトレーニングの定着率が大幅に高まることが明らかになりました。「HP Omnicept Solution」は、個々によって異なる生理的反応の分析を実現するために分析の元となるデータを収集可能とし、開発者が企業においてVR環境の変化を促進し効率性を高める方法に変革をもたらします。
「HPは、VRの使用方法や社会にもたらす変革の可能性、そしてテクノロジーとのインタラクションの方法を飛躍的に発展させる、パワフルで適応性に優れたVRソリューションを設計しました。『HP Omnicept Solution』は、VRの開発と、VRが企業のトレーニングやリモート教育、コラボレーション、研究開発、特定のウェルビーイングに与える影響に関して、新たな可能性を切り開くソリューションです。このデータ主導のアプローチは、将来的により優れたVRを実現するためにユーザー中心の体験を創出する上での基盤となるでしょう」と、株式会社 日本HP専務執行役員 パーソナルシステムズ事業統括 九嶋 俊一は述べています。
「HP Reverb G2 Omnicept Edition」は、エンドユーザーのプライバシーを保護するために、極めて安全なプロセスで構築されています。このヘッドセットのファームウェアは、データ収集のあらゆる瞬間にセンサーデータを保護し、データをヘッドセットに保存しません。
HP Omniceptを活用したアプリケーションは、データの収集と転送が一般データ保護規則(GDPR)の要件に準拠し、ユーザーデータの機密を保持します。
*1:米国HP Inc.、HPプロプライエタリー調査、2020年
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