- 2022/03/30 掲載
鳥取大と日本ユニシス、スマートホスピタル実現に向け包括共同研究を開始
本共同研究では、鳥大病院および鳥大病院を取り巻く地域社会を対象としたエスノグラフィ調査(注1)と未来洞察(注2)により「スマートホスピタル」のこれまでにない病院像を創造し、最先端技術の活用によって創出される新たな価値や可能性を探索する2030年度までのロードマップを策定・実行します。
新たな医療のあり方「病気を治す場所からWell-Being(ウェルビーイング:幸福で健康な状態)実現の手助けをする場所へ」を目指し、新技術活用による研究開発と社会適用をワンストップで進めるとともに、自治体や地場産業とも連携し地域全体の活性化を目指します。
(注1)フィールドワークを通じて潜在的な価値観やニーズを明らかにする、文化人類学や社会学で使われる手法。
(注2)新たな機会領域の発掘やアイデア創出のため、現在とは連続しない未来を描き出す手法。
【背景】
鳥大病院は、「地域と歩む高度医療の実践」を病院理念とし、地域に開かれた病院を目指し運営を行っています。ロボット手術などの先進的な技術を全国に先駆けて導入し、組織横断的な診療体制で、様々な高度医療の提供に取り組んでいます。また、診療だけでなく文化的情報発信や地域・患者の声を基にした院内外の環境整備など、様々な取り組みを進めてきました。一方、病棟建設から30年が経ち、建屋の老朽化やスペース不足が深刻化するなか、2020年、新病院開発に向けた準備を開始し、新たな医療のあり方を実現する次世代型病院(スマートホスピタル)を目指した検討を始めています。
日本ユニシスは、未来洞察によるビジョン構築実績を基にしたこれまでにない病院像の創造と、病院像実現に向けた最先端技術の実証、新技術テーマ発掘・研究開発・適用の計画推進を鳥大病院に提案し、この度、包括共同研究の開始に至りました。
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