- 2022/03/30 掲載
SCSK、「倉敷エリアの地域医療DX化」に向け実証実験を開始
1. 背景
倉敷エリアの高度医療を担う倉敷中央病院とSCSKは、医療従事者の働き方改革・地域医療の効率化のために、医療現場をDX化する取り組み「Dr2GO(※)」(ドクターツーゴー)プロジェクトを進めております。
医療従事者の働き方改革については、チーム医療におけるコミュニケーションの効率化を実現する仕組みとして「Dr2GO」のコミュニケーション機能を開発し、2020年に提供開始しております。
本実証実験では、地域医療連携の課題である「高度医療を担う病院への患者集中」を解決するため、倉敷中央病院と連携する複数病院に「Dr2GO」の地域医療連携機能を導入し、倉敷エリアの地域医療DX化に向けた取り組みを行います。(※ 3.「Dr2GO」の主な機能参照)
2. 本実証実験について
本実証実験では、転院時に複数の地域連携病院と同時に行う転院調整業務に「Dr2GO」を活用し、転院調整業務の効率化と転院調整期間の短縮を目指し2つの取り組みを行います。
なお、実証実験を2022年6月末までに完了し、7月から本番運用を予定しております。
(1) 地域医療連携部、メディカル・ソーシャルワーカーの業務効率化
倉敷中央病院の地域医療連携部と協力し、転院調整に関連する地域医療連携部、メディカル・ソーシャルワーカーの業務効率化を目指します。
(2) 患者の緊急度に応じた機能病院に送致する転院調整業務の効率化
倉敷中央病院の救命救急センターと協力し、倉敷中央病院で患者の受け入れが困難な場合に、患者の緊急度に応じた機能病院に患者を送致する転院調整業務の効率化を目指します。
地域病院間で「Dr2GO」を転院調整の情報共有やコミュニケーションの基盤として活用いただき、地域病院の設備や病床状況の可視化、患者の疾患・緊急度に応じた転院先候補の提案、複数病院と同時に転院調整する機能の提供など、転院調整業務から地域病院間のコミュニケーションの円滑化を図り、地域医療の質の向上、患者の負担軽減、病床回転率の向上、平均在院日数の短縮、転院調整期間の短縮を目指します。
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