- 2022/04/19 掲載
オムロン、マスク対応の顔認証ソフトウェアをラインアップに拡充
オムロンは、1995年から開発コンセプト「人と機械のベストマッチング」のもと、人を理解することを目的とした顔画像センシング技術「OKAO Vision」の技術開発に取り組んできました。社会のニーズに合わせて、これまで「顔検出」「顔認証」「笑顔度推定」「視線やまぶた、口の開閉検出」「年代・性別推定」など含めた16機能にまでラインアップを拡充しています。これら機能を組み合わせることで、顔認証システムをはじめ、デジタルカメラやスマートフォンのオートフォーカス機能、フォトプリンターの美肌補正、ユーザー属性に合わせたデジタルサイネージの表示、コミュニケーションロボットなど、15億台以上のライセンス(*2)を幅広いアプリケーション向けに提供してきました。
新型コロナウィルスの感染拡大でマスク着用が日常化する一方、マスクを着けたままでは顔認証を活用したセキュリティ解除をスムーズに行えないことが課題となっていました。今回発売する「OKAO Vision(*1)顔認証マスク対応版 ソフトウェアライブラリ」は、マスクを着用した状態でも対象人物の特定を可能とし、入退室などのセキュリティ管理、非接触の顔認証システムなどでの課題解決に貢献します。また、コロナ禍以降で高まる非接触とマスク対応ニーズに応えることでセキュリティ管理を向上し、顔認証を活用した非接触アプリケーションの導入を促進します。本商品は、AI・ディープラーニング技術を搭載しながらも、長年培ってきた機器組み込みに特化したアルゴリズムで、大容量サーバーによる初期投資・運用コストを抑制でき、規模を問わずあらゆる場面で容易に導入することができます。さらに、本来であれば逆光など周囲環境による顔認証が難しい環境下でも、高速・高精度での顔の検出・認識を実現します。
オムロンは、これからもコロナ禍で生まれた課題解決につながる非接触アプリケーションをつうじたソリューションを提供し、お客様とともに、新たな社会価値を創出してまいります。
*1 「OKAO Vision」:日本および各国におけるオムロン株式会社の登録商標または商標です。
*2 15億台以上のライセンス:2009年からの累計出荷ライセンス数(2022年4月現在)
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