- 2022/04/19 掲載
日本IBM、日本科学未来館のアクセシビリティー技術研究コンソーシアムに参画
未来館は2001年7月に、東京・お台場に開館しました。科学技術創造立国のための「科学技術基本計画」(当時)に基づき、科学技術への理解を深めるための拠点として開館した国立の科学館で、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運営しています。現在、館長を務める浅川智恵子( https://www.miraikan.jst.go.jp/news/general/202104011869.html)(※1)(IBMフェローを兼務)は、2021年4月に着任して以来、「あなたとともに『未来』をつくるプラットフォーム」というビジョンを掲げ、未来館をミュージアムの枠を超えて、アクセシビリティー技術をはじめ、様々な先端科学技術の実証の場の実現を推進しています。
日本IBMが参画する「日本科学未来館アクセシビリティラボ」は、障がいや年齢、国籍といった違いに左右されることのないインクルーシブな未来社会の実現を目指し、アクセシビリティー技術の研究開発を、外部の研究機関等と共同で進めるコンソーシアムです。今回、IBM東京基礎研究所のシニア・マネージャーで未来館副館長兼研究推進室長の高木啓伸( https://www.miraikan.jst.go.jp/aboutus/directors/)をはじめ、アクセシビリティー分野の研究員やエンジニアを複数名派遣するなど未来館と協業し、スーツケース型視覚障がい者誘導ロボット「AIスーツケース( https://caamp.jp/)」のハードウェア設計や、認識・制御も含めたロボティクス、障がい物や人などを認識する画像認識技術、視覚障がい者のためのヒューマン・コンピューター・インタラクション(HCI)の分野の研究を推進します。
※1:浅川智恵子
IBMフェロー、カーネギー・メロン大学客員教授
1985年 日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所に入社。非視覚的ユーザー・インタフェースの研究・開発に従事。2003年米国女性技術者団体(The Women in Technology International)殿堂入り。2004年東京大学工学系研究科先端学際工学専攻博士課程を修了、工学博士。2009年 IBMフェロー就任。2013年 紫綬褒章受章、カーネギー・メロン大学客員教授を兼務。2021年4月 日本科学未来館館長就任。https://researcher.watson.ibm.com/researcher/view.php?person=us-chiekoa
・2021年1月12日公開 THINK Blog:「誰一人取り残さない」社会の実現へ――2021年4月、日本科学未来館の館長に就任する浅川智恵子IBMフェローに聞くhttps://www.ibm.com/blogs/think/jp-ja/mugendai-12742-interview-chiekoasakawa/
・2020年4月13日公開 THINK Blog:日本科学未来館の新館長選任に向けたご挨拶 https://www.ibm.com/blogs/think/jp-ja/ibm-news-miraikan/
関連コンテンツ
PR
PR
PR