- 2022/04/20 掲載
マクニカ、丸和運輸機関と店舗発注量の需要予測AIの研究開発を開始
丸和運輸機関が行うThird(3rd)Party Logistics事業においては、業界として少子高齢化を背景とした労働力不足、車両不足の課題があります。また、ロジスティクスセンター業務における車両配備・要員配置業務は、長年の経験や勘による属人的作業となっており、センターごとに業務品質のばらつきがあります。このような事業リスク低減のため、AIを始めとするテクノロジーとオペレーション改革を組み合わせ、DXを推進し、業務の省力化・効率化・属人性の解消を検討することは急務となっています。
本プロジェクトでは、得意先店舗毎の出荷実績データ、店舗イベント情報、来客数データ、天気・気温データ等を元に、対象店舗毎に最適化された複数の需要予測AIモデルを開発します。その後、店舗規模・配送シフト・商品特性等を考慮した形で、翌週の店舗毎の発注物量予測結果を算出します。フェーズ1では、特定店舗を対象にした発注量予測AIの精度を検証し、その後(1)トラック配車業務の最適化(2)要員配置の最適化(3)配送計画の改善の検討を実施します。
サプライチェーンマネジメントは、調達・生産・物流・販売が一体となって情報の共有・連携を図りながら、全体最適化を図っていく必要があります。そこでマクニカでは、本プロジェクトによる需要予測結果を用いた要員配置・車両の最適化を皮切りに、丸和運輸機関の得意先への新たな価値創造やSCM全体の最適化を支援していきます。また、傭車(配送業務委託)の適正化によるCO2の削減や在庫管理の適正化によるフードロス削減など、SDGsの推進の支援も行っていく予定です。
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