A10ネットワークス株式会社（本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社ヴァイスプレジデント兼務:川口 亨、以下A10ネットワークス）は、統合型ADC+ファイアウォール製品 A10 Thunder CFW（ https://www.a10networks.co.jp/products/thunder-cfw/）におけるクラウド活用を促進する機能をパッケージ化した「プロキシパッケージ」を、本日より日本市場で提供開始することを発表します。

　安全かつ快適なインターネットアクセスのために利用されてきたプロキシには、組織のクラウド活用が加速するにつれ、膨大なトラフィックと常態化する暗号化通信の復号に対応できる高い処理性能や、重要性の高まるゼロトラストを実現するための多様なネットワーク・セキュリティ機能が求められるようになっています。

　A10ネットワークスは、独自OSによる高い処理性能と、可用性とセキュリティを確保するための豊富なネットワーク・セキュリティ機能を備えたA10 Thunder CFWを、サービス事業者や大企業を中心に展開しています。プロキシパッケージでは、A10 Thunder CFWにおけるクラウド活用とゼロトラスト実現に必要な機能をシンプルな形態で提供します。

　プロキシパッケージは、トラフィック・アプリケーション制御やクラウドアクセスプロキシ、ユーザー認証・許可といったプロキシ機能に、回線負荷分散やSSL/TLS復号、URLフィルタリングなどを加えた、クラウド活用やゼロトラスト実現に必要となる機能を搭載しています。IPレピュテーションやマルウェアスキャンといったオプション機能を追加した上位エディションを含む、「Basic Edition」、「Enterprise Edition」、「Premium Edition」の3つのエディションで展開します。

　プロキシパッケージは、フォームファクタとしてハードウェアアプライアンスと仮想アプライアンス、導入形態として透過型や明示型、フォーワード/リバースプロキシ、冗長化を用意しており、組織のセキュリティやインフラ基盤にあわせて、機能や導入方法を柔軟に選択できます。

■プロキシパッケージの各エディション詳細

・Basic Edition

　プロキシの基本機能（トラフィック・アプリケーション制御、クラウドアクセスプロキシ、ユーザー認証・許可）に、回線負荷分散やSSL/TLS復号、URLフィルタリング、WAF、L4ファイアウォール、スクリプト制御、サイト間冗長、テナント制御、IPv4/IPv6変換、レートリミットなど、クラウド活用やゼロトラスト実現に必要な機能を搭載

・Enterprise Edition

　Basic EditionにIPレピュテーション機能、マルウェアスキャン（8エンジン）機能を追加

・Premium Edition

　Enterprise Editionに統合管理ツールを追加し、DDoS防御やDNSセキュリティ、メールセキュリティ、マルチスキャン（12～32エンジン）、コンテンツ無害化、DLP、クラウド型プロキシのオプション機能を選択可能