世界でのユーロ使用状況、21年は横ばい＝ＥＣＢ

［フランクフルト　１４日　ロイター］ - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）が１４日発表した調査によると、世界での単一通貨ユーロの使用状況は過去１年間横ばいとなっており、ドルに次ぐ地位を維持している。

ユーロ圏外でのユーロの使用は２００８年の世界金融危機の後に大きく落ち込んだが、過去５年間は世界市場のほぼ５分の１を占めている。

２１年の最も大きな変化としては、国際市場でのユーロ建て債券発行の割合が約３％ポイント拡大し２４．６％となった。また世界の外貨準備に占めるユーロの割合は０．５ポイント上昇して２０．６％となった。

その一方で、為替決済におけるユーロの使用と、ユーロ圏から輸出される製品のインボイスの発行はシェアが低下した。