• 2022/06/28 掲載

大日本印刷、5G帯域の電波を選択的に吸収する薄型・軽量のシートを開発

大日本印刷

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 大日本印刷株式会社(本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 以下:DNP)は、第5世代移動通信システム(5G)の周波数帯であるミリ波帯(28GHz帯)やSub6帯(3.7GHz帯、4.5GHz帯)で、特定の周波数の電波のみを選択的に吸収し、漏洩や干渉を防止する薄型・軽量の「電波吸収シート」を開発しました。本製品は、DNP独自のEB(電子線:Electron Beam)コーティング技術の活用により屋外利用も可能な高い耐候性を有しています。また、環境・景観等に合わせて意匠を施すことも可能です。

 なおDNPは、2022年6月29日(水)~7月1日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第5回 5G通信技術展」のDNPブース(会場内6-14の位置)にて、本製品を紹介します。

【DNP独自の「電波吸収シート」開発の概要】

 5Gの普及によって超高速・超低遅延・多数同時接続の通信が期待されるなか、電波同士の干渉や、通信エリアからの電波の漏洩を抑えるため特定の周波数の電波のみを選択的に吸収したいというニーズが高まっています。こうした電波の干渉や漏洩の防止に用いられる電波吸収シートは重量やサイズ等の制約により設置箇所が限られてしまうという課題がありました。また周囲の景観に調和可能な意匠性に関するニーズも高まっていました。

 これらの課題解決に向けてDNPは5G周波数帯であるミリ波帯とSub6帯で、特定の周波数の電波のみを選択的に吸収する「電波吸収シート」を開発しました。材料や設計の工夫により、従来品と比べて大幅な薄型化・軽量化を達成するとともに、DNP独自のEBコーティング技術を活用することによって、屋外でも利用可能な耐候性や耐傷性を達成しました。意匠を施すことにより、特に屋内で求められる高い環境調和性を有しています。

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