記事 クラウド SB C&S 溝口泰雄社長に聞くIT流通DX、サブスク台頭による「課金の複雑化」に挑むワケ 2021/06/25 クラウドに代表されるサブスクリプションサービス(サブスク)の台頭によって、IT流通の世界も様変わりを果たした。ソフトウェアベンダー直販も増え、SIerなどの参入などにより、その競争も激化している。こうした中で10期連続の増益を果たしつつ、「これまで参入できなかった市場に切り込むチャンスも同時に生まれている」と意気込むのが、ソフトバンクグループでIT流通を手がける、SB C&S代表取締役社長 兼 CEOの溝口泰雄氏だ。同社の事業戦略と今後のビジョンについて話を聞いた。
記事 データベース Amazon RDSの基本を解説、作成方法やAuroraでの利用のメリットを詳しく 2021/06/24 Amazon RDS(Amazon Relational Database Service)は、アマゾンがAWS上で提供しているデータベースサービスです。OSやデータベースエンジンの管理はAWS側で行われるので、ユーザーは契約後すぐにアクセス可能です。「やさしく学ぶAWS入門」第5回ではこのRDSの特徴について、AWSのデータベースエンジンである「Amazon Aurora」の詳細とあわせて、解説していきます。
記事 クラウド スタートアップ立ち上げ時に使えるAWSサービスまとめ【AWS直伝】 2021/05/25 人材や資金面でリソースの限られたスタートアップ。立ち上げ間もなくともシステム面でやるべきことは山積みで、IT人材の確保もままならないためクラウドサービスの役割は大きい。こうした中で、パブリッククラウドの1つ、AWS(Amazon Web Services)ではどのような機能を提供しているのか。スタートアップの草創期、シードステージからアーリーステージで活用したいAWSサービスを厳選して、AWSの塚田 朗弘氏にまとめてもらった。なお、他のクラウドサービスベンダーでも同様の機能を提供しているケースもあるので、そちらも踏まえつつ参考にしてもらいたい。
記事 クラウド Amazon S3とは何か?関連用語と操作・機能一覧をやさしく解説 2021/04/23 Amazon S3(Amazon Simple Storage Service)は、AWSが提供するオンラインストレージサービスの1つです。高い拡張性・耐久性や低コストなどの特長から、非常に多くのユーザーに利用されています。本稿では、Amazon S3の概要から、関連用語、機能までひとつひとつひも解いて説明していきます。
記事 クラウド GAIA-Xとは何か、GAFAMも巻き込む欧州のクラウド・データインフラ構想 2021/04/06 欧州統合データ基盤プロジェクト「GAIA-X(ガイア-エックス)」が、2020年6月に正式発足されました。ドイツ主導で立ち上げられ、フランスとともに準備が進められてきたGAIA-X発足の背景には、クラウドコンピューティングやデジタルプラットフォームビジネスの分野で米国や中国の後塵を拝しているとの欧州の危機感があると言われます。今回は、正式発足から半年が経過し、2021年にデータインフラのプロトタイプの構築、運用を開始予定のGAIA-Xについて取り上げます。
記事 クラウド 「AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」対策まとめ、試験解説と教材一覧 2021/04/02 AWS(Amazon Web Services)はAWSに関する知識・スキルを測る認定試験を複数開催していますが、その中でもAWSの設計思想と実際の使い方を学ぶ上で非常にバランスが良く、AWSを本格的に使い始める人に ピッタリな試験が、「AWS 認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト(AWS SAA)」の試験です。AWSの専門家が同資格の概要および、参考にすべき学習教材を紹介します。きっと試験対策の一助になるはずです。
記事 クラウド Azure Stack HCIとは何か? 「謎の新OS」は何をするためのものか 2021/03/22 マイクロソフトは2020年12月、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)向けの専用オペレーティングシステム(OS)である「Azure Stack HCI」(バージョン20H2)のGA(General Availability、正式リリース)を発表しました。Azure Stackについて聞いたことがない人にとっては全くの謎の新OSでしょう。Azure Stackのことを聞いたことがある人にとってもそうかもしれません。今回はこのAzure Stack HCIについて詳しく解説していきましょう。
記事 IT投資・インフラ戦略 デジタル市場とは?経産省資料からひも解く、CPS社会への道筋 2021/03/15 経済産業省は2021年1月、「デジタル市場に関するディスカッションペーパー ~産業構造の転換による社会的問題の解決と経済成長に向けて~」を取りまとめ発表しました。以前コラムで取り上げた「DXレポート2」では、DX推進に向けた中長期的対応としてデジタル社会基盤(デジタルプラットフォーム)の必要性について述べられていましたが、本ディスカッションペーパーはこの具体像を提言したものと考えられます。本記事ではディスカッションペーパーの内容をまとめ、今後重要になる概念「デジタル市場」について理解を深めていきます。
記事 IT投資・インフラ戦略 「クラウドは万能じゃない」、DMM.comが語る脱オンプレが難しい理由 2021/03/11 DMM.comは、オンラインゲームや動画配信など、総合エンターテインメントのWebサイトだ。同サイトを運営するDMM.comは、ほかにもサッカークラブの経営をはじめ、消防車両の開発など、さまざまな事業を手がける。今年で23年目を迎える同社は、サービスを通じて急増したトラフィックをどう処理しているのか。2018年の合併の裏側も含めて、同社 執行役員 兼 VPoE 大久保 寛 氏が語った。
記事 クラウド Azure Arcって何だ?マルチ・ハイブリッド・クラウド向けサービスをひも解く 2021/02/17 マイクロソフトの製品やサービスの名称は、昔から、そのものずばりを示すシンプルなものが多い印象があります。たとえば、「Internet Explorer」、「Word」、「Publisher」、「SQL Server」などです。まれにこれは何だという名称のものもあります。たとえば、マルチクラウドやハイブリッドクラウド向けのMicrosoft Azureの新サービス「Azure Arc」です。筆者の環境で実際に試してみました。
記事 クラウド Amazon VPCとは何か?使い方や構成例を詳しく解説 2021/02/08 Amazon Virtual Private Cloud(Amazon VPC)は、アマゾンがAWS上で提供している機能の1つで、AWSアカウント内に構築できる仮想ネットワークです。このネットワークの中で、仮想サーバ「EC2」など多くのAWSのサービスが起動します。「やさしく学ぶAWS入門」第3回ではVPCについて、その特徴、作成手順や構成例などを説明していきます。実際にVPCを自分でも設定しながら読んでもらうと、理解が深まるでしょう。
記事 サーバ仮想化・コンテナ いよいよ「ストレージレス」が実現へ 性能も容量も自動調整、最大70%のコスト削減も 2021/01/30 AWS Lambdaなどに代表される「サーバレス」(Serverless)とは一般に、サーバがないのではなく、サーバの準備や管理が不要なことを指します。つまり、アプリケーションを実行するためにサーバをプロビジョニングしたり、アプリケーションの負荷に合わせてサーバを増やしたり減らしたり、落ちたサーバを復旧させるといった作業が自動化され、サーバの準備や運用管理が不要であるのが、サーバレスの意味するところです。NetAppは、このサーバレスの考え方をストレージにも適用し、ストレージの準備や運用管理を不要にする「ストレージレス」(Storageless)をクラウド上で実現する新サービス「Spot Storage」を発表しました。Spot StorageはAWS、Microsoft Azure、Google Cloud上でNetAppが提供するクラウドサービス「Spot」により提供される予定です。
記事 業務効率化 リアルなDX推進を『いちばんやさしいDXの教本』著者が語る DXは、なし崩しに進めよう 2020/12/10 DX(デジタルトランスフォーメーション)の先進事例としてよく取り上げられる企業と言えば、アマゾンやネットフリックス、ウーバーなど名だたる海外企業だ。だが、多くの日本企業にとってそれらは、遠い世界の話のように思える。国内企業が現実的にDXを推進するにはどうしたらいいのか。その疑問に、 『いちばんやさしいRPAの教本』『いちばんやさしいDXの教本』著者であり、自社でDXの旗振り役も担ったディップ 進藤圭氏が答えた。
記事 クラウド Amazon EC2とは何か?「インスタンス」など関連用語もまとめて解説【保存版】 2020/12/03 Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) は、アマゾンがAWS上で提供している機能の1つで、仮想サーバを構築できるサービスです。公式HPでは「安全でサイズ変更可能なコンピューティング性能をクラウド内で提供するウェブサービス」と記載されています。「やさしく学ぶAWS入門」第2回ではEC2について、その特徴や関連するサービスなどを説明していきます。
記事 IT投資・インフラ戦略 超スマートな経営データ基盤を作る3つのステップ、「再構築」ではなく「脱構築」せよ 2020/11/16 デジタル前提時代、企業のサバイバルは、データを経営に取り入れ、変化に対して敏感に対応できる能力にかかっている───。これからのエンタープライズシステム構築に求められる方向性と、そこで重要になる具体的な方法論を、アイ・ティ・アール プリンシパル・アナリスト 浅利浩一氏が提言した。
記事 ペーパーレス化 Slack、アマゾンらが考える、バックオフィス部門の「良い苦労」と「悪い苦労」 2020/10/26 今、バックオフィスの業務は過渡期にある。コロナショックでデジタル化/ペーパーレス化が一気に進んだ企業もあれば、そうでない企業もある。国内でバックオフィスを支えるサービスを展開する、アマゾンジャパン、Sansan、Slack Japan、弁護士ドットコム、ラクスの4社が、“これからのバックオフィス部門のあり方”を議論した。
記事 BCP(事業継続) AWS/GCP/Azure依存社会はどこへ向かう?クラウドの「リスク」は連鎖する 2020/10/23 新型コロナウイルスがもたらした働き方の変化により、リモートワークや遠隔学習を支える、クラウドのインフラとしての重要性がこれまでになく高まっている。しかし、9月に入ってマイクロソフトのAzure Active DirectoryやSlack、グーグルのGmailなどが短い期間に次々とダウン。事業でクラウドに依存するリスクが改めてクローズアップされた。古くて新しい課題だが、米国では「クラウド停止による悪影響の連鎖拡大」への備えが叫ばれるようになっている。また、米議会で「クラウド産業の寡占状態が社会全体の脆弱(ぜいじゃく)性を悪化させている」との指摘も出る。
記事 クラウド 10分で理解する「AWS」まとめ、全体像や主なサービスがわかる入門書 2020/10/16 AWS(Amazon Web Services)について、あなたはどれくらい知っていますか?アマゾンのサービスということは知っていても、誰かにしっかり説明することはできるでしょうか?本記事では、AWS認定資格12種類すべてを取得し実務でも運用に取り組んでいるNRIネットコムの上野氏が、AWSに関する基本事項の整理に加えて、その特長や理解に役立つリンク、最低限押さえておきたい代表的なサービスについて解説します。
記事 開発総論 iPaaSとは何か? 主要製品や事例を含めてわかりやすく解説、クラウド連携のポイント 2020/08/31 企業が情報システムをクラウドにシフトする動きが本格化してきた。特に、インフラをサービスとして提供するIaaS(Infrastructure as a Service)、ソフトウェアのSaaS(Software as a Service)、開発基盤などのPaaS(Platform as a Service)の3つは、クラウドの代表的な分類として知られている。ここに新たな選択肢として注目を集めているのが「iPaaS(Integration Platform as a Service:アイパース)」だ。iPaaSとはいったい何なのか、どんなメリットがあるのか。メルカリやアシックスらの導入事例などからひも解いていこう。
記事 クラウド IT運用管理のニューノーマル、2020年代「クラウドを使いこなす」3つの条件 2020/08/11 企業システムのクラウドシフトが進む中、IT部門の役割が大きく変化している。従来とコンセプトの違う製品やサービスも台頭してきており、最適な技術活用がビジネスの主要成功要因となりつつある。ITコンサルティングと調査を手掛け、IT運用管理に精通するアイ・ティ・アール(以下ITR)取締役を務める金谷 敏尊氏が、IT運用管理市場の最新動向とクラウド時代のIT運用管理のあるべき姿について解説する。
記事 クラウド SaaSベンダーとの契約交渉10のポイント、どうすれば調達コストを最適化できる? 2020/07/02 新型コロナウイルスによる影響で、IT部門へのコスト削減圧力が急速に高まっている。その対応での柱の1つが、新規調達をできる限り安く抑えることだ。ただし、“売り手”と“買い手”との価格交渉は、そう簡単に済むものではない。そうした中で、特に昨今導入が増えてきているSaaSベンダーとの交渉はどう進めればよいのか。ガートナー リサーチ&アドバイザリ部門 シニア ディレクター,アナリストの土屋隆一氏が、ガートナーがまとめたITベンダーとの価格交渉フレームワークを基に解説する。
記事 データセンター・ホスティングサービス・IaaS AWS・Azure・GCPに「モテモテの」VMware、「CloudSimple」を巡る争いをどう見るべきか 2020/06/18 マイクロソフトは2020年5月初め、VMwareクラウドをAzureのベアメタルインフラストラクチャ上に構築および実行できる新サービス「Azure VMware Solution」の登録制プレビューを開始しました。一般提供の開始は2020年下半期とされています。この動きの背景にあったのが、2019年11月にグーグルがVMware実行環境を提供する「CloudSimple」を買収したことでした。
記事 ユニファイド(ビデオ会議・Web会議) プレゼンターは全員自宅、「Cloud Native Summit Online」がYouTubeライブで開催 2020/04/20 新型コロナウイルスの影響で世界中のイベントが中止や延期になっているなか、3月30日から4月2日までオランダ アムステルダムで開催予定だったKubernetesやクラウドネイティブに関する年次イベント「KubeCon+CloudNativeCon Europe 2020」も8月開催へと延期されました。
記事 BCP(事業継続) Google Cloudで障害発生、10時間も止まった原因は「メモリ不足」? 2020/04/15 Google Cloudは、米国太平洋時間の3月26日木曜日16時50分(日本時間27日金曜日 午前8時50分)頃から約10時間ほどのあいだ、Google Compute EngineやCloud Storage、Cloud SQLなどをはじめとする主要なサービスで障害を起こしていました。
記事 サーバ ハイパーコンバージェンスとは何か? ガートナーが解説するHCI製品比較のポイント 2020/04/06 クラウドとオンプレを組み合わせるハイブリッド・クラウドが現実解になりつつある。こうした中、ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(HCI)をはじめとしたハイパーコンバージェンスが注目を集めている。ハイパーコンバージェンスとはいったい何なのか。さらにHCI製品の特徴、あるいは製品比較のポイント、各ベンダーの状況について、ガートナーのシニア プリンシパル, アナリスト、青山 浩子氏に解説してもらった。
記事 クラウド 【新型コロナ】マイクロソフト、急増するクラウド需要に対し「万が一の優先順位」公開 2020/03/27 グローバルにデータセンターを展開するクラウドは、災害に強いサービスであると考えられています。地震や台風のような特定の地域を襲う災害に対して、災害の影響を受けていない地域のデータセンターのキャパシティを利用することで、可用性を確保することが容易であるためです。
記事 スタートアップ・ベンチャー イスラエルテック22社まとめ、「スタートアップ国家」が誇るAI、IoTの最新技術 2020/03/17 面積2.2万平米(日本の四国程度)、人口約900万人と小規模な国ながら、毎年数百を数えるスタートアップが立ち上がり「スタートアップ国家」「中東のシリコンバレー」と称される国、イスラエル。自動運転やサイバーセキュリティ分野に特に強く、高い技術力を生かしたプロダクトが、次々世に出てきています。今回は、2020年1月、ラスベガスで開催されたCES2020のイスラエルパビリオンに出展していた企業22社の概要を、総覧として紹介します。その詳細は自身で確認いただく必要はありますが、きっかけとしてご覧ください。
記事 情報共有 SlackとTeams、どちらが優れたツールか 米マーケットの評価は? 2020/03/05 ほんの2年前、チームコラボレーションアプリ分野ではSlackのシェアや評判が圧倒的に強く、「マイクロソフトのTeamsは使い勝手がSlackに比べて悪く、ユーザー数も見劣りがする」などと言われていた。ところが、Teamsがユーザー数でSlackを追い抜いたことで、近い将来Slackを引き離すとの分析まで現れている。優良企業顧客を狙ってGAFAの一角であるグーグルも参戦するチームコラボアプリ戦国時代において、Teamsは本当にSlackを破れるか。在米ジャーナリストである筆者が、勝敗の鍵を握ると思われる3つの視点から探る。
記事 クラウド AWS認定資格まとめ、どんな試験があり、どんな取得メリットがあるのか? 2020/02/03 今や企業システムで何らかのクラウドサービスを利用するのは当たり前の時代になりました。さまざまなクラウドベンダーがひしめくなか、業界のガリバーとされるのが「Amazon Web Services(AWS)」です。AWSが2006年にAmazon S3を開始してから14年、今では数多くのサービスを提供していますが、それを使いこなすには体系だった知識が欠かせません。その一助となるのがAWS認定資格です。ここではAWSに精通した専門家たちが同資格の全体像と取得メリット、初学者向けのAWS認定クラウドプラクティショナーについて紹介します。
記事 サーバ仮想化・コンテナ Docker/コンテナは第二章へ Kubernetesの成熟とエコシステム発展 2020/01/29 Dockerの登場により急速に普及をはじめたコンテナ型仮想化の技術は現在、DockerコンテナそのものからKubernetesを軸としたオーケストレーションツールへと主役が移ってきています。その様子は2017年12月に公開した記事『Dockerの歴史から紐解く、コンテナ型仮想化の「今まで」と「これから」』で紹介しました。この記事の公開から2年が経過し、現在のコンテナ型仮想化技術は、マイクロサービスやクラウドネイティブなどの文脈とともにエンタープライズな分野でも使われるメインストリームな技術へと確実に進み続けています。本記事では前記事で描いたDockerコンテナ時代の第一章に続く第二章として、コンテナ型仮想化技術のここ2年半ほどの動向をPublickeyなりにまとめてみました。