AWS認定資格とは何か?
AWSでは、資格体系としてAWSエンジニアのキャリアパスを提示しています。体系的に学習することで、それぞれのキャリアに必要な知識とスキルが修得できるように設計されており、効率的に成長できます。
AWS認定試験はAWSに関する知識・スキルを測るための試験です。この試験は以下の図のように役割別認定資格と専門知識認定資格の2つのタイプがあります。
このうち、役割別認定はレベル別・カテゴリー別に認定され、ベーシック・アソシエイト・プロフェッショナルの3つのレベルがあり、アーキテクト・開発者・運用者・クラウドプラクティショナーの4つのカテゴリーがあります。
そして、専門知識認定資格では、専門知識を確認するネットワーク・ビッグデータ・セキュリティ・機械学習・Alexaの5つのスペシャリティがあります。
AWS認定資格は3年ごとに更新する必要があり、再認定試験を3年ごとに更新するか、役割別資格の場合は上位レベルの資格を取得する必要があります。
役割別認定資格
現時点でベーシックに該当するのはクラウドプラクティショナーのみです。プロフェッショナルはアソシエイトの上位資格となります。以前は、受験するのにアソシエイト資格を取得していることが必要でしたが、2018年10月から必須から推奨に変更されました。とはいえ、まずはアソシエイト資格からチャレンジをしていくことをお勧めしておきます。
ベーシック
AWSクラウドの全体的な理解を証明します。専門知識認定を受けるための前提条件ともなります。6カ月間の基礎的なAWSと業界の知識が必要とされています。
テストセンターで受験を行い、試験時間は90分間、受験料金は1万1,000円(税別)です。サンプルの問題も
同社サイトで配布されています。
アソシエイト
技術的役割別認定です(アソシエイトレベル受験には、受験前提条件はありません)。1年間のAWSを使用した問題解決と解決策の実施における経験が必要とされています。
テストセンターで受験を行い、試験時間は130分間、受験料金は1万5,000円(税別)です。サンプルの問題も
同社サイト配布されています。
- ・AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト
- ・AWS認定デベロッパー-アソシエイト
- ・AWS認定システムオペレーション(SysOps)アドミニストレーター-アソシエイト
プロフェッショナル
最高レベルの技術的役割別認定です(プロフェッショナルレベル受験には、現在受験前提条件はありません)。2年間のAWSクラウドを使用したソリューションの設計、運用、およびトラブルシューティングに関する包括的な経験が必要とされています。
テストセンターで受験を行い、試験時間は180分間、受験料金は3万0,000円(模擬試験は4,000円、ともに税別)です。サンプルの問題も
同社サイトで配布されています。
- ・AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル
- ・AWS認定DevOpsエンジニア-プロフェッショナル
専門知識認定資格
ネットワーキング・ビッグデータ・セキュリティ・機械学習は専門知識認定で、特定分野のAWSサービスに習熟したことを証明する資格となります。受験には、クラウドプラクティショナーもしくはアソシエイト認定のいずれかを取得している必要があります。
特定の技術分野での高度なスキルを証明します。クラウドプラクティショナーまたはアソシエイトレベル以上の認定資格が必要です。
テストセンターで受験を行い、試験時間は170分間、受験料はネットワーク、ビッグデータ、セキュリティが3万円(模擬試験は4,000円、それぞれ税別)、ほかが300米ドル(同40米ドル)です。
- ・AWS認定ビッグデータ-専門知識
- ・AWS認定高度なネットワーク-専門知識
- ・AWS認定セキュリティ-専門知識
- ・AWS認定 機械学習-専門知識
- ・AWS認定 Alexaスキルビルダー-スペシャリティ
- (・AWS認定データベース-専門知識 ※2020年4月から開始予定)
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