記事 見える化・意思決定 攻殻機動隊のリアリティから「想定外プロジェクト」攻略法を学べ 2016/09/25 特許庁やみずほ銀行のシステム刷新プロジェクトなど、規模の大きな案件の失敗談がニュースや話題になるが、プロジェクト型の仕事とは、そのほぼ全てが、思うように進行しないものである。永遠にも思える出口のない戦いは、関わる人々に苦悩を与えるもので、中でも特にひどいものに対しては「デス・マーチ」すなわち死の行進などという、物騒な呼称が与えられている。なぜプロジェクトはうまくいかないのか? なぜ計画したことが計画した通りに進まないのだろうか? TVシリーズ版攻殻機動隊「STAND ALONE COMPLEX」からそのヒントを探る。
記事 リーダーシップ カーネギーの「人を動かす」三原則は、なぜビジネスパーソン必修なのか 2016/09/23 デール・カーネギー著の「人を動かす」は、マネージャーやチームリーダーなど、人を動かす立場ならば、はじめに読んでおきたい1冊といっても過言ではない名著です。人の上に立つ者は、個人としての成績ではなくチームとして最高の結果を出すことを求められるもの。本書を読めば、チームを構成する1人1人のパフォーマンスを最大限に高め、全体としての成果を引き出すような「人を動かす」スキルが身に付きます。ここでは、本書を要約して紹介していきましょう。(初出:2016/09/23)
記事 ブランド向上・マーケティング・PR CURIOの高級ベビーカーはなぜ「イクメン」に売れるのか? 2016/09/23 様々な自治体や企業で男性の従業員や部下の育児参加に理解のある経営者や上司、通称「イクボス」を増やす取り組みが行われている。こうした動きに追随するメーカーは、イクメンやイクボスをターゲットにした製品を次々と開発している。岐阜県に本社を置くCURIOは車いすの技術を生かしたベビーカーの製造を行い、子育て世代に高い評価を得ている企業のひとつだ。純国産の手作りがゆえに一台8万円と高価にもかかわらず、すでに2800台を売り上げているというから驚きだ。CURIOの高級ベビーカーはなぜ売れているのだろうか。その秘密に迫った。
記事 人材育成・人材獲得 40代中年フリーターの貧困が高齢者より深刻だ 2016/09/21 「下流老人」という言葉が広まり、高齢者の貧困問題が注目されるようになった。しかし、実際の問題は高齢者ではない。非正規雇用で働く層を分類・分析し、本当に貧困で苦しむ層を導き出し、これからできることを考えたい。
記事 ワークスタイル・在宅勤務 千葉県富津市の「田舎フリーランス養成講座」に人が集まる理由 2016/09/20 大学卒業後、新卒でIT系フリーランスとして独立し、わずか1年で月収100万円を達成した山口拓也さん。現在はフリーランスとして案件をこなす傍ら、山口さんが培ってきた経験に基づき「田舎フリーランス養成講座」を運営している。同講座では技術的なスキルから営業方法までをレクチャーしており、時期を問わずフリーランスとしての独立を視野に入れスキルを学びたいという方に向けてサポートを行う。今回は、フリーランスという働き方を数多く目の当たりにしてきた山口さんにお話を伺った。
記事 人材育成・人材獲得 IT大国インドを支える「ボトムアップ型」エンジニア育成術から学ぶべきこと 篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(78) 2016/09/14 世界をリードするインドの情報産業だが、すそ野が広いボリューム層の技能を底上げする取り組みは、今も依然として重要だ。今回は産学連携のPPP方式で1990年代末に設立された新しいタイプのIT教育機関「国際情報技術大学院」とインド政府の先端研究機関「C-DAC」の研修プログラムについて、現地での聞き取り調査を報告しよう。
記事 人材育成・人材獲得 ソフトバンク社員が指南する「災害対策の知恵」、基本は「自助」「共助」「公助」 2016/09/12 ソフトバンクグループの社員発信型の学びの場「知恵マルシェ」。これは、一般の社員が「主催者」として自分の知識やスキル、自身がソフトバンクで取り組んでいる施策を他の社員に共有する業務時間外に行われるものであり、これまでも多種多様なテーマで業務に「活きる」内容で開催された。こうした機会に少しでもソフトバンクが取り組んでいることや知識を広めたいと、3回にわたり開かれたのが「災害対策に対する取り組み」をテーマにした知恵マルシェだ。主催したソフトバンク ネットワーク運用本部 米原 裕雄氏に話を聞いた。
記事 人材育成・人材獲得 為末 大氏が「限界を突破したければわがままになれ」と語る理由 2016/09/02 リオ五輪でのリレー400m銀メダルは、多くの日本人に驚きと感動をもたらしてくれました。日本人が考える「限界」を突破する快挙だったことは間違いないでしょう。なぜ一流のアスリートは「限界」を超えることができるのでしょうか。スプリント種目の世界大会、日本人初のメダル獲得者で、このたび『限界の正体』を上梓した為末大氏が「限界を突破する方法」を解説します。
記事 人材育成・人材獲得 データサイエンティストの経験を活かしソフトバンクで実践したスキルセットの伸ばし方 2016/08/31 ソフトバンク ICTイノベーション本部の中川 帝人氏は前職ではデータサイエンティストとしてデータ分析に携わり、現在はWatson事業推進室にて人工知能を活用した製品企画を担当している。中川氏は、社員同士で知識やノウハウをシェアして学び合うソフトバンクの人事施策「知恵マルシェ」を活用し、知識を広めるとともに、自身のスキルセットの向上をも行った。その過程と学びとは。
記事 人材育成・人材獲得 ドイツ経済は好調なのに、ギリシア、イタリア、スペイン経済が危ない理由 2016/08/31 「Brexit」で揺れるヨーロッパ。しかし、それよりも前から、ギリシア、ポルトガル、イタリア、アイルランド、スペインの財政赤字が問題になっていた。他方、ドイツは、「インダストリー4.0」を主導するなど、堅実に歩んでいる。ヨーロッパの中でのこの「差」はなぜ生まれたのか? 有名予備校の人気講師、茂木 誠氏が、「宗教」と「歴史」の観点から解説する。
記事 人材育成・人材獲得 いまさらこっそり確認したい「EUが発足した理由」 2016/08/30 6月23日の国民投票で決定したイギリスのEU離脱。「Britain(イギリス)」と「exit(退出)」を掛け合わせて「Brexit」とも言われる。その後、「Brexit」という選択を後悔する人が多数出たことから、「Brexit」を「regret(後悔する)」という意味で「Bregret」という言葉も生まれた。これをきっかけに、「そもそもEUとは何か」を調べて確認した人も多かったことだろう。今回、有名予備校の人気講師、茂木 誠氏が、「歴史」の観点からEUが発足するにいたった理由を解説する。
記事 人材育成・人材獲得 女性農業経営者に学ぶ「弱さ」を「強さ」に変える4つの方法 2016/08/29 田舎暮らしにあこがれ、5年前に大阪かから三重県名張市に移住した井上 早織さん。移住後、専業主婦から農業経営者へと人生の大転換を果たし、いまでは水耕栽培農園を営む株式会社アグリーの経営者だ。よそから名張市に「移住」し、男性中心の農業で活躍する井上さんに、「弱さ」を「強さ」に変える4つの方法を教えてもらった。
記事 見える化・意思決定 「ブラック企業」になる理由は、社員が「ストレス」に耐えすぎるからだ 2016/08/27 現代日本の企業社会において「ブラック企業」という言葉がある。このブラック企業の社風を改革するために様々なアプローチでその変革を試みているが、なかなか成功事例が少ない。なぜ企業が「ブラック化」するのだろうか? それは、「ブラックな業務環境に耐える人々」の存在なしには説明がつかないのである。今回は、人類が誕生したはるか昔から生存している植物の生存戦略を参考に、ブラック企業の社風を改革するためのアプローチを考えてみたい。
記事 情報共有 同じ組織内の「わかりあえない人」とどう向き合えばよいのか 2016/08/26 「なぜあの新人はすぐに帰るのか」「なぜあの上司は意思決定ができないのか」「なぜあの部署の人は全体最適が考えられないのか」──同じ組織の中でも「わかりあえない人」は数多くいるが、異なる立場(異立場=ITACHIBA)からお互いの意見をぶつけ合うことで、組織の中の問題を見つめ直し、組織を革新させるためのヒントを探る ワークショップが開催された。前半はワールドカフェ形式で問題を提起し、後半はOST(オープン・スペース・テクノロジー)形式で行われたその模様をレポートする。
記事 政府・官公庁・学校教育IT ファブラボが「STEM教育」に「IoT」と「3Dプリンタ」で取り組む理由 2016/08/25 米国政府は「Science」「Technology」「Engineering」「Math」という4つの頭文字からとった「STEM(教育)」分野に対して、2016年に約3700億円の予算を計上するほど力を入れている。経済発展や国際競争力を強化するために、教育現場で重きを置きたい領域であるSTEM教育だが、日本国内でもこれを推進する動きがある。メーカームーブメントをけん引するファブラボ鎌倉 代表 渡辺ゆうか氏が、民間と教育を結ぶSTEMへの取り組みについて語った。
記事 ダイバーシティ 「LGBTフレンドリー」は企業メリットになるか?観光業・旅行業・保険業・コンサルの答 2016/08/24 近年、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の人々がごく当たり前に暮らせる社会を目指すイベントが増えている。7月17日、沖縄県那覇市で開催された「Pink Dot Okinawa」では、地元沖縄の企業JALグループ 日本トランスオーシャン航空、ホテルパームロイヤルNAHA、国内金融機関からはライフネット生命保険、そしてLGBT関連観光業に特化したコンサルティングを行うアウト・ジャパンが協力した。LGBT支援はビジネス上のメリットを生むのか。LGBTフレンドリーな社会構築のために企業は何ができるのか。同イベント共同代表 砂川 秀樹氏と、企業担当者に話を聞いた。
記事 人材育成・人材獲得 「大企業を辞めたい」 キャリアを捨てるときに考えるべきこと 2016/08/19 いまだ根強い日本の大企業志向。時代が変わっても、就職活動をする学生も、その親も、「みんなが知っているあの企業」の就職が「成功」だと信じている。少子高齢化が進み、終身雇用制度も崩れていく中、本当にやりたいこと、挑戦したいことのために「大企業を辞める」という決断も一団と難しくなっている。「大企業を辞めたい」と思ったとき、積み上げたキャリアを捨てるときに考えるべきこととは。ライフネット生命 代表取締役会長 出口 治明氏と政治経済学専門家 島澤 諭氏が対談した。
記事 ワークスタイル・在宅勤務 経営コンサルタントが指南する、「会議室」で「ゴルフ」が上手くなる方法 2016/08/18 リオ五輪で112年ぶりに競技種目として復活したゴルフ。趣味としてだけでなく、仕事でのコミュニケーションツールとしてゴルフをプレーする人も多いことだろう。しかし、多くのビジネスパーソンからは「必死で練習をしても上手くならない」や「最新のクラブを買っても飛ばない」など、スコアに伸び悩む声もある。この悩ましい状況を打開する練習方法はあるのだろうか? 経営コンサルタントでありながら、会議室でゴルフを教えるという独自の理論で人気を博している河村操(かわむら みさお)さんに上達のポイントを聞いた。
記事 人材育成・人材獲得 「解雇」と「飼い殺し」、非道なのはどちらか? 2016/08/17 少子高齢化が進む日本。その影響は企業の中にも如実に現れてきている。組織の構成員の年齢が上がっていく中、正社員の解雇が難しい日本では、経験豊富で優秀な人材も、チャンスに恵まれなかった人材も、「定年」が来れば一律で退職する。では、チャンスを逃した人々を「解雇」するのと、正社員として定年まで「飼い殺す」のであれば、どちらが非道なのか。ライフネット生命 代表取締役会長 出口 治明氏と政治経済学専門家 島澤 諭氏が対談した。
記事 人材育成・人材獲得 米MITを凌ぐインド大、「超熾烈」なエリート教育の全貌 篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(77) 2016/08/16 インド工科大学といえば、優れたエンジニアの育成で世界的に有名だ。グーグル、ボーダフォン、インフォシスのCEOらを輩出し、今ではモデルとなった米国マサチューセッツ工科大学(MIT)を凌ぐほどの評価を得ている。その熾烈な入試では「速く正確に解く力」が求められる一方、入学後は、チームで協力しながら「答えのない問題を、時間をかけて深く考え抜く力」が涵養(かんよう)される。徹底した少数精鋭教育で鍛えられた学生は、その後いかなる進路を取っていくのか。現地で聞いた。
記事 グローバル化 日本の官僚的組織は、なぜ戦後からずっと変わらないのか 2016/08/15 終戦から71年目の8月15日を迎える。今も昔も日本の問題点として指摘されるリーダーシップや意思決定の不在。それが顕著にみられたのが、太平洋戦争末期に「負け」を先送りにした当時の戦争指導部だと、国際ジャーナリストの松本利秋さんは言う。現在の国際情勢を取り上げながら、あの戦争の「失敗」に迫り、日本の官僚的組織が抱える問題を浮き彫りにしていこう。
記事 人材育成・人材獲得 父親よ、子どもの「受験うつ」はあなたのせいだ 2016/08/12 中学受験は必要か? 小学生以下の子どもをもつ親なら、一度は考えることだろう。自身も灘中学を受験・合格・入学し、灘高校、東京大学を卒業、同大学大学院を修了後、NHKアナウンサーとして活躍し、東京大学大学院にて医学博士課程を修了した後、心療内科医として活躍する吉田 たかよし氏。吉田氏は「中学受験の目的は、必ずしも高学歴・高収入の『勝ち組』になることではない」という。子どもを幸せにしたい親は何ができるのか。中学受験は必要なのか。『有名中学に合格した子の親がやっていること』を執筆した吉田氏の答えを紹介する。
記事 人材育成・人材獲得 AIに機械的な作業を任せるという発想は「謎」である 2016/08/12 現在、世間において様々なAIのあり方が語られている中で、誰もが納得する表現その機能や役割を定義するのは不可能な話ではある。不可能な話ではあるが、数あるAI談義のなかで、近年しばしば「AIによるマネージャー代替論」が語られることがある。しかし、これは「機械的で面倒な仕事から早く解放されたい」という願望と相まった人間の大きな間違いだ。
記事 人材育成・人材獲得 コストコが管理職以外「全員時給制」なワケ 2016/08/09 会員制倉庫型店舗で大手外資系ショッピングセンターのコストコは、全国の25店舗においてアルバイトの時給を1250円に設定している。地域別の最低時給は東京で907円、神奈川で905円、宮崎、沖縄、高知、鳥取では693円に設定している中で、コストコが全国的に好待遇で求人募集するのはなぜか。地方求人に大きなインパクトを与えたこの問題について探った。
記事 デジタルマーケティング・マーケティングオートメーション・O2O ハブスポットの基本機能と使い方:トップシェアMAツールはマルケトらと何が違うのか 2016/08/08 ここ数年、外資系大手ベンダーによる日本法人設立や国内ベンダーによる製品リリースが相次ぐマーケティングオートメーション(以下、MA)市場。こうした中で、2016年9月に日本法人を設立し、日本市場へ本格参入するのが、グローバルMA市場でトップシェアを誇る米HubSpot社の「HubSpot(ハブスポット)」だ。今回は、米HubSpot社が提唱するインバウンドマーケティングのフレームワーク、他社MAツールのマルケト、パードットなどと比較した際のハブスポットの強みと弱み、MA、SFA/CRM、CMS別にみたハブスポットの基本機能と使い方を解説する。
記事 グローバル化 中九州におけるWebとドローン空撮の活用法 2016/08/05 大分県竹田市でドローン空撮サービスやWebサイト制作事業を手がける情報開発研究所の代表 工藤英幸 氏は、東京の企業でITエンジニアとして経験を積んだ後、故郷へと戻り、会社を立ち上げたUターン組の1人だ。今回はその経緯をはじめ、工藤さん自身も被災したという2012年の九州北部豪雨、そして熊本地震に関する取り組み、ドローンの利活用について話を聞いた。
記事 人材育成・人材獲得 デロイトが予測する、「労働」に起こる4つの破壊的変化と10のトレンド 2016/08/04 デロイト トーマツ コンサルティングは1日、グローバルでの人材・人事の課題をまとめたレポート「グローバル ヒューマン キャピタル トレンド2016」を発表した。「労働」に関する4つの破壊的変化と今後の組織の再編成/再設計をするにあたり重要となる10のトレンドを解説する。
記事 人材育成・人材獲得 仮にあなたのキャリアでStack Overflowに転職したら、年収はいくらになるか? 2016/08/03 2008年の開設以来、プログラミング関連のQ&Aサイトとしては不動の地位を確立しているStack Overflow。同社はポジションと経験年数、スキルを入力するだけで、同社に転職した場合に年収がいくらになるのかを計算できる「The Stack Overflow Salary Calculator」を公開しました。
記事 競争力強化 コンサル会社に学ぶ「戦略達成のための」企画・提案の方法 2016/07/29 企業のシステム部門・システム子会社の多くは、企画提案に苦慮している。価値を生む提案が求められているのだ。いかにして経営に貢献するシステム化を企画するか、いかにしてこれを支える企画人財を育成するかが課題である。これに対して、提案の上手な業界であるSI兼業のコンサルティング会社を調査したところ、彼らは確立したビジネスモデル、研究開発方法、競争戦略、企画提案技術を有していた。それらについて解説する。
記事 IT投資・インフラ戦略 デジタル変革の正反対にあるのは「大企業病」である 2016/07/29 デジタルトランスフォーメーション(DX)の流れの中で、海外企業は今、どういった取り組みをしているのか。また、DXによってどのようなビジネス変革の効果が出ているのか。そして、DXを阻害する「大企業病」の正体とは何か。IDCのITスペンディンググループのマネージャー 廣瀬 弥生氏が解説した。