記事 セキュリティ総論 日本の防衛機密は中国にダダ漏れ?セキュリティ強化を阻む政府間の認識の「ズレ」とは 日本の防衛機密は中国にダダ漏れ?セキュリティ強化を阻む政府間の認識の「ズレ」とは 2023/08/28 2023年8月以降、NISCへのサイバー攻撃や日本の防衛ネットワーク侵害など安全保障にかかわるサイバーセキュリティ関連の報道が国内で相次いだ。加えて、米国メディアでは、日本の防衛システムは中国軍にハッキングされていると報じている。サイバー空間に国境がないのと同様に、サイバーセキュリティにおいては官民や軍事の垣根を超えた議論が必要となる。だからといって、このままメディアや識者が騒いで終わりにしていい問題ではない。
記事 セキュリティ総論 データ活用時のプライバシーをどう守る?ガートナーが解説する「AI TRiSM」とは データ活用時のプライバシーをどう守る?ガートナーが解説する「AI TRiSM」とは 2023/08/18 データやAI活用が活発化する中、世界各国でプライバシーに関する法規制が進んでいる。それに伴うリスクをどのように管理し、セキュリティ/プライバシー管理を行うべきなのか。押さえておくべきトレンドや組織構築・運営のポイントについて、ガートナー バイス プレジデント,アナリスト礒田 優一氏が解説する。
記事 ID・アクセス管理・認証 「ID・パスワード」に代わる認証は何か?調査で見えたセキュリティ意識の変化とは 「ID・パスワード」に代わる認証は何か?調査で見えたセキュリティ意識の変化とは 2023/08/17 フィッシング対策協議会が、「インターネットサービス利用者に対する『認証方法』に関するアンケート 第2回調査結果」を発表した。2020年に1回目が行われ、今回の調査はその追跡調査となるものだ。コロナパンデミックを経て結果にどのような変化があったのか、利用者動向の継続的な統計という点でも意義のあるデータだが、セキュリティベンダーや担当者にとっても対策ポイントのヒントになる部分もあるようだ。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 ランサムウェア対策の「誤解」、バックアップがあっても安心できない理由 ランサムウェア対策の「誤解」、バックアップがあっても安心できない理由 2023/08/10 近年、ランサムウェア攻撃による被害が多発・高度化している。これらの対策としてデータのバックアップは重要だが、それだけで十分というわけではない。バックアップデータへの被害事例も多く発生しているのだ。ランサムウェアの脅威から組織のデータを安全に守るためには、どのような対策を講じればよいのだろうか。
記事 セキュリティ総論 TSMC関連企業がランサムウェアで7,000万ドル要求される──真の危険性を調べると? TSMC関連企業がランサムウェアで7,000万ドル要求される──真の危険性を調べると? 2023/08/08 2023年6月30日付で、CNNをはじめ各メディアが「台湾TSMC(台湾積体電路製造)の関連企業がランサムウェアの攻撃を受け、7,000万ドルの身代金を要求されている」と報じた。TSMCという世界的な半導体メーカー(ファウンドリ)の名前が挙がり、7,000万ドルという破格の身代金は過去にあまり例がないため比較的大きなニュースとなった。しかし、本当に重大なインシデントだったのだろうか? 事件を過小評価するのも危険だが、過大評価は攻撃者を利することにもなる。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 何年も攻撃に気付かず…依然1位「ランサムウェア」をどう防ぐ? 注目すべきは“11%” 何年も攻撃に気付かず…依然1位「ランサムウェア」をどう防ぐ? 注目すべきは“11%” 2023/07/31 ランサムウェアをはじめとするサイバー脅威への対応は、企業にとって重要な課題である。そこで多くの企業がマルウェア感染防止に特化した「EPP」、いわゆるウイルス対策ソフトを導入しているだろう。だが実は、EPPだけで被害を完全に抑えられるわけではない。攻撃を受けてから何年も気付かなかったケースもある。ではなぜEPPだけでは不十分なのだろうか。
記事 セキュリティ総論 「データ超分散時代」のセキュリティは穴だらけ? 対策に必須の「CCoE」とは何か 「データ超分散時代」のセキュリティは穴だらけ? 対策に必須の「CCoE」とは何か 2023/07/31 「データ超分散時代」のセキュリティは穴だらけ? 対策に必須の「CCoE」とは何か コロナ禍をきっかけに、人々の働き方は大きく変わり、ハイブリッドワークがすっかり定着した。だがその結果、複数のクラウド上にデジタル資産が分散する傾向が強まり、企業・組織はセキュリティの考え方を、大きくアップデートする必要に迫られている。「データ超分散時代」のクラウドセキュリティには何が重要なのかを解説する。
記事 メールセキュリティ セキュリティ上の「害悪」PPAP、それでもやめられない感情的な理由とは? セキュリティ上の「害悪」PPAP、それでもやめられない感情的な理由とは? 2023/07/31 「PPAP」は、パスワード付きzipファイルをメールで送信し、パスワードを別メールで送付するファイル共有方法である。長い間多くの企業で採用されてきたが、セキュリティの脆弱性から政府機関が廃止を宣言するなど、脱PPAPの動きが進んでいる。しかし、いまだPPAPに依存している企業は多い。なぜPPAPをやめられないのか? サイバーセキュリティに精通し、警察各所でセキュリティアドバイザーを務める立命館大学上原 哲太郎教授に話を聞いた。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 【マンガで事例】怖すぎてヤバい、ランサムウェアにすべてを狂わされたある企業の末路 【マンガで事例】怖すぎてヤバい、ランサムウェアにすべてを狂わされたある企業の末路 2023/07/28 たった1度のランサムウェアの侵入が、何もかもを壊してしまった――。世界的大手自動車メーカー、Y自動車の部品を製造するJ工業で、情報システムに携わる高岡。その日は娘の誕生日で、早めに帰宅してお祝いしようと、いつもより急いで仕事をしていた。しかし突然のファイルサーバエラー。いつもと違うコンピュータの挙動に違和感を覚える。上司大嶋の指示で再起動すると、画面に「機密情報を公開する」という脅迫文が。この後、会社はどう狂わされるのか。防ぐ方法はあったのか。
記事 セキュリティ総論 防御には限界アリ?絶大効果を生む「迎撃するセキュリティ対策」とは 防御には限界アリ?絶大効果を生む「迎撃するセキュリティ対策」とは 2023/07/26 近年、企業の重要データを狙ったサイバー攻撃の件数は増加傾向にあり、その手口も巧妙化してきている。この難題に対する解決策として推奨されているのが、すべてのトラフィックを疑い・検証するという「ゼロトラスト」の考えに基づくセキュリティ対策だ。中でも近年、注目されるのが「アクティブディフェンス(能動的サイバー防御)」と呼ばれるアプローチだ。なぜ、アクティブディフェンスによるセキュリティ対策が有効なのか。それはここ数年の攻撃者のトレンドが関係している。
記事 情報漏えい対策 ランサムウェアの実行犯は「アフィリエイター」だらけ、DXが進むダークウェブの世界 ランサムウェアの実行犯は「アフィリエイター」だらけ、DXが進むダークウェブの世界 2023/07/12 ランサムウェアをはじめとするサイバー攻撃ツールは、いまやクラウドサービスで提供されるのが当たり前だ。IPAが公開した「情報セキュリティ10大脅威」でも、新たに「犯罪のビジネス化(アンダーグラウンドサービス)」がランクインした。こうした攻撃プラットフォームを提供するサービスは日々進化している。その最前線では何が起こっているのか? 具体的なツールなども含めて解説する。
記事 セキュリティ総論 DXを推進するセキュリティの切り札、「未然防止」「最小権限の原則」とは? DXを推進するセキュリティの切り札、「未然防止」「最小権限の原則」とは? 2023/06/30 リモートワークの拡大、DXの推進などにより、企業で利用されるエンドポイント(PC)の数が急増している。その結果、増えているのがサイバー攻撃による被害だ。多くのサイバー攻撃においてエンドポイントは標的となり、侵入の入口となる。実際に従業員が利用していたPCから侵入され、大規模なインシデントにつながるケースが後を絶たない。ここでは、こうした被害を防ぐ“切り札”となりうるエンドポイントの特権IDの保護について解説する。
記事 セキュリティ総論 迫る「Windows Server 2012サポート終了」、ファイルサーバのベストな移行先は? 迫る「Windows Server 2012サポート終了」、ファイルサーバのベストな移行先は? 2023/06/15 2023年10月10日、Windows Server 2012のサポートが終了する。Windows Serverはさまざまな用途で利用されているだけに、そのまま放置したら企業が非常に危険な状態に陥るのは確実だ。対策はいくつか考えられるが、ここでは特にファイルサーバとして利用している企業向けに、いくつかの対策を提示したい。現在、Windows Server 2012を利用している企業は、ぜひ参考にしてほしい。
記事 セキュリティ総論 あれこれ導入する前に強化すべき「多層防御の大本命」、7割の企業が見落とす対策とは あれこれ導入する前に強化すべき「多層防御の大本命」、7割の企業が見落とす対策とは 2023/06/14 コロナ禍でテレワークが普及し、クラウドの活用が進んだ。DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みも加速している。その結果、大転換点を迎えているのが企業のセキュリティ対策だ。端的に言えば「境界型」から「ゼロトラスト」への移行だが、その道筋を誤ると思ったような効果が得られないことも分かってきた。日本企業のセキュリティ実態を調査した最新レポートから見えてきた、対策の新視点を解説する。
記事 情報漏えい対策 営業秘密などの情報漏えいは「86%超が社内犯」、リスクが激減する“SASE”の絶大効果 営業秘密などの情報漏えいは「86%超が社内犯」、リスクが激減する“SASE”の絶大効果 2023/06/13 リモートワークやクラウドの普及により、従業員の不注意や不正による情報漏えいリスクが高まっている。これまでも脅威の1つとして認識されていたが、対策するには行動を細かく可視化する必要があり、多大なコストや労力がかかるため、対応できない企業が多かった。近年では、ネットワークへのアクセス経路や利用するサービスが多様化し、さらに対策は難しくなっている。では、内部要因による情報漏えいはあきらめるしかないのだろうか。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 見えづらい…サイバー攻撃者の最新手口 ハッカーはいとも簡単に資格情報を得ていた 見えづらい…サイバー攻撃者の最新手口 ハッカーはいとも簡単に資格情報を得ていた 2023/06/12 組織の情報セキュリティが機能しているかどうか、攻撃者と同様の手法で侵入を試みるのが「ペネトレーションテスト」だ。各種環境へのさまざまな侵入口があるため、明確な意図・目的を持った攻撃者の執拗(しつよう)な攻撃から組織が守れるかどうかを検証することの重要性は高い。ハッキング技術に精通し、企業などに各種セキュリティトレーニングなどを提供するトライコーダの代表取締役 上野 宣 氏に、ペネトレーションテストを踏まえた効果的なサイバー攻撃対策について、話を聞いた。
記事 セキュリティ総論 DXと両立できるセキュリティとは? IPAの「10年トレンド」が示す対策 DXと両立できるセキュリティとは? IPAの「10年トレンド」が示す対策 2023/06/09 現在、ランサムウェアによる被害、サプライチェーン攻撃、ゼロデイ攻撃などさまざまなセキュリティ脅威が存在する。そのような中DX推進が叫ばれ、DX推進担当者は不安を感じながら業務にあたっている。そのDX推進担当者の不安とは、どのようなものなのか。過去10年のセキュリティ脅威トレンドを踏まえつつ、DX対応に伴うセキュリティの課題や今後求められるセキュリティ対策のポイントを紹介する。
記事 セキュリティ総論 「セキュリティの死角」を売買? 凶悪化するランサムウェアを防ぐのに「超有効」な対策 「セキュリティの死角」を売買? 凶悪化するランサムウェアを防ぐのに「超有効」な対策 2023/06/08 近年、ランサムウェア攻撃が複雑化し、被害が深刻化している。サイバー攻撃で狙われるのは「セキュリティの死角」、つまり人的ミスだ。どうしても発生してしまうであろう人によるミスをカバーし、組織を脅威から守るためには、どのようなテクノロジーを活用すべきかについて解説する。
記事 セキュリティ総論 失敗しがちなゼロトラストやSASE導入、成功のポイントは「まずSD-WAN」? 失敗しがちなゼロトラストやSASE導入、成功のポイントは「まずSD-WAN」? 2023/06/07 DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展と働き方の多様化で、クラウドの利用がますます加速している。こうした中、これまでのセキュリティの考え方では、柔軟な働き方に応じたDX推進環境を整備することは難しくなってきている。そこでカギを握るのが、「ゼロトラスト」や「SASE」といった考えだ。しかし、これらの導入につまずく企業は非常に多い。成功のポイントはどこにあるのか。ネットワークセキュリティ基盤を整備する際のポイントを解説する。
記事 セキュリティ総論 東洋大学満永氏が「セキュリティの本質」を解説、お手本にすべき航空会社の対応力とは? 東洋大学満永氏が「セキュリティの本質」を解説、お手本にすべき航空会社の対応力とは? 2023/05/26 リモートワークの普及やクラウドサービスの利用増加に伴い、企業のIT環境が変化する中、そうした変化の穴を狙ったサイバー攻撃が増加してきている。こうした中、企業のセキュリティ対策において「ゼロトラスト」が急速に注目されるようになった。しかし、ゼロトラストの実現方法に悩む企業も少なくない。また、ゼロトラスト環境を構築できたとしても、組織としての変化がなければビジネスの継続を危うくしてしまいかねない。ゼロトラスト移行時の留意点について、東洋大学情報連携学部准教授の満永拓邦氏が解説する。
記事 ID・アクセス管理・認証 消えゆくパスワード、 「FIDO2」仕様の生体認証が開く 新たなセキュリティ環境 消えゆくパスワード、 「FIDO2」仕様の生体認証が開く 新たなセキュリティ環境 2023/05/16 近年、クラウド活用の影響で、業務システムは社内のみならず社外ネットワークにも多数存在するようになった。サイバー攻撃はこうした構造に合わせ、Webを流れる認証情報を窃取しようとする。このような環境下においては、確かな認証・アクセス管理がますます重要となる。次世代認証の主流たる「FIDO2」仕様での生体認証が可能にした、利便性と安全性を両立する効率的なセキュリティ担保の方法を解説する。
記事 セキュリティ総論 被害が減らない理由は?知らないとマズイ…サイバー犯罪者がすすめる「DX」「分業化」 被害が減らない理由は?知らないとマズイ…サイバー犯罪者がすすめる「DX」「分業化」 2023/05/15 被害が減らない理由は?知らないとマズイ…サイバー犯罪者がすすめる「DX」「分業化」近年、サイバー犯罪者の分業や連携が進んだこともあり、被害が拡大傾向にある。特にコロナ禍以降はセキュリティインシデントの件数が急増している。このような状況の中で、企業はいかに自社を守る体制を作れば良いのだろうか。PwCコンサルティング パートナー 執行役員の丸山満彦氏が、最新のサイバー攻撃のトレンド、サイバー攻撃から組織を守るために経営者が取るべき手段について解説する。
記事 セキュリティ総論 名和利男氏が伝授「サプライチェーンの守り方」、世界もススメる“4つの現実解”とは 名和利男氏が伝授「サプライチェーンの守り方」、世界もススメる“4つの現実解”とは 2023/05/15 昨今、大手企業を介して、セキュリティ対策に穴の多いサプライヤーや委託先を狙う「サプライチェーン攻撃」が急増している。自社単独でも100%の守りが困難であるのに、より小規模な関連企業に同等の対策を求めるのは、現実離れしていると言えよう。そこで本稿では、サイバーディフェンス研究所で専務理事/上級分析官を務める名和 利男氏に、サプライチェーン攻撃を象徴する4つの事例を紹介してもらいながら、そこから得るべき教訓と、現実的な対策について語ってもらった。
記事 セキュリティ総論 セキュリティチェックシートは役立たず? 徳丸浩が語る「悲惨な現状」と効果的な活用法 セキュリティチェックシートは役立たず? 徳丸浩が語る「悲惨な現状」と効果的な活用法 2023/05/15 ビジネスはさまざまな企業間の取引による一連の流れ「サプライチェーン」によって成り立っている。昨今ではそこに潜む脆弱性を狙ったサイバー攻撃が増加し、被害が深刻化してきている。こうした課題に対して、企業はどのような解決策を講じる必要があるのか。企業のセキュリティ診断やコンサルティング、セキュリティに関する社員教育を提供しているEGセキュアソリューションズ 取締役 CTOの徳丸浩氏が語った。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 DXの成否は「回復力」にあり、サイバー攻撃に負けないための「6つの属性」とは? DXの成否は「回復力」にあり、サイバー攻撃に負けないための「6つの属性」とは? 2023/05/15 DXの成否は「回復力」にあり、サイバー攻撃に負けないための「6つの属性」とは?DXが進展する現在、マルチクラウドや、リモートワークなどこれまでとは異なるインフラや働き方を導入する企業が増えているが、並行してインシデントや脆弱性報告が相次いでいる。サイバーリスクを完全に予防することは、至難の業である。だからと言って、安全性を重視して「IT技術を使わない」という選択をするのが正解とは言えないだろう。そこで求められるのが「サイバーレジリエンス」だ。サイバーレジリエンスの概念や6つの属性について、奈良先端科学技術大学院大学のサイバーレジリエンス構成学研究室教授・門林雄基氏が解説する。
記事 セキュリティ総論 デジタル庁は何をしているのか? 語られる「サイバーセキュリティ戦略」とその展望 デジタル庁は何をしているのか? 語られる「サイバーセキュリティ戦略」とその展望 2023/05/15 2021年9月、日本のデジタル化を主導するデジタル庁が創設された。多くのサイバー脅威が存在し被害も拡大している現在、デジタル庁は日本の安全安心な基盤の実現に向けて、サイバーセキュリティ対策を進めている。具体的な施策やプロジェクトの内容について、デジタル庁 戦略・組織グループ セキュリティ危機管理チーム 満塩 尚史 氏に聞いた。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 オリックス銀行担当者が語る、「本当にすべき」セキュリティ戦略を見抜く超シンプルな方法 オリックス銀行担当者が語る、「本当にすべき」セキュリティ戦略を見抜く超シンプルな方法 2023/05/15 サイバー攻撃が高度化・巧妙化する中で、企業のセキュリティ対策への関心が一層高まっている。サイバー攻撃の魔の手は国境を超えて忍び寄り、企業はいつ被害を受けてもおかしくない状況だ。こうした状況をどのように切り抜けるべきか。金融機関によるセキュリティ団体「金融ISAC」で現在も改定が継続されている「インシデント対応ガイドライン」の初版策定の中心となった実績を持つ、オリックス銀行 情報セキュリティ統括部長 鈴木智之氏が語った。
記事 ファイアウォール・IDS・IPS コストと手間削減に「効果バツグン」、9割以上が効果体感「次世代WAF」のスゴさ コストと手間削減に「効果バツグン」、9割以上が効果体感「次世代WAF」のスゴさ 2023/05/12 WAF(Web Application Firewall)は、さまざまな環境に対応するため導入コストがかかったり、頻発する誤検知を低減するためのチューニング負担などの課題があることで知られる。しかし、これらの課題を解消し、コンテナからオンプレミス、クラウド、そしてエッジまで、幅広いアーキテクチャに展開できる「次世代WAF」が登場しているのをご存じだろうか。一体「次世代WAF」とは何で、従来型とは具体的にどこが違うのだろうか。
記事 メールセキュリティ 1年で導入企業2.5割増、今すぐ押さえておくべき、不正メールの基礎対策「DMARC」とは 1年で導入企業2.5割増、今すぐ押さえておくべき、不正メールの基礎対策「DMARC」とは 2023/05/10 セキュリティに関わる重大脅威はさまざまあるが、その中でも社員全員が関わる電子メールでの被害は多数報告されている。こうした状況であるにもかかわらず、企業はメールシステムに対する基礎的な対策さえ十分に行えていない。従業員や取引先は、常に危険にさらされている状態にあるのだ。そこで本稿では、多くの企業が導入を加速させている、ある技術について紹介しよう。
記事 セキュリティ総論 分かっているけど予算はない、「最低限」やっておくべきセキュリティ対策は“これ”だ 分かっているけど予算はない、「最低限」やっておくべきセキュリティ対策は“これ”だ 2023/05/10 セキュリティ対策の手薄な取引先を踏み台に、標的の大企業へ侵入する「サプライチェーン攻撃」が急増している。企業規模を問わずビジネスパートナーにも堅牢なセキュリティが求められる中、対策の不十分な企業は今後、取引先に選ばれなくなる可能性が高い。自社の信用を守るために必要となる、潤沢な予算がなくても始められる「最低限必要なセキュリティ対策」を解説する。