記事 FA・産業機械・重電 「求められるのは具体的な解決策」、製造企業オムロンがソリューションを強化するワケ 「求められるのは具体的な解決策」、製造企業オムロンがソリューションを強化するワケ 2023/06/21 日本のものづくりの現場は「人手不足」「原材料コストの高騰」「デジタル対応」など、数多くの課題を抱えている。一方で、プロダクトを提供するだけではこうした課題に対応できないとして、顧客視点でソリューションビジネスを強化しているのが、制御機器などを手がけるオムロンだ。インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー 社長の山西 基裕 氏にソリューションビジネス強化の狙い、エネルギー消費と生産性のジレンマ、製造業の人材不足問題の解決策、日本の製造業が生き残るために何が必要かを聞いた。
記事 自動車・モビリティ 【取材】アイシン、ヴァレオは何の開発に注力してる?自動車業界の次来る“注目技術” 【取材】アイシン、ヴァレオは何の開発に注力してる?自動車業界の次来る“注目技術” 2023/06/20 2023年5月24日~26日の3日間、自動車技術会が主催する「人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA(会場:パシフィコ横浜)」が開催されました。同イベントは、脱炭素・サステナビリティやEV化の潮流が加速する中で、新しい価値の創出を目指すべく自動車に携わるあらゆる企業が知見・ノウハウを共有するために開催されています。現地取材を通じて体感した、自動車業界の最新トレンドをまとめて解説します。
記事 自動車・モビリティ Luup岡井氏が描く「10年後の社会」が凄い? 電動キックボードが街にもたらす経済効果とは Luup岡井氏が描く「10年後の社会」が凄い? 電動キックボードが街にもたらす経済効果とは 2023/06/19 2023年7月、電動キックボードなどの扱いを含む改正道路交通法が施行される予定で、「免許必須」から「不要」に変わったほか、ヘルメット着用は「努力義務」になり、利用可能な年齢は「16歳以上」に変更されるなど、ルール整備が進んだ。改正法をキッカケに新しいモビリティの普及に期待が集まる一方、安全性などの点を疑問視する声も上がっている。そうした課題を乗り越え、電動キックボードを日本社会に普及させていくことができるのだろうか。Luupの代表取締役社長兼CEOの岡井大輝氏に、『LUUP』が未来をどう変えるのか、普及・拡大に向けた課題などについて話を聞いた。
記事 FA・産業機械・重電 製造業の4つのジレンマ、乗り越える「人を超える自働化」「人と機械の高度協調」とは 製造業の4つのジレンマ、乗り越える「人を超える自働化」「人と機械の高度協調」とは 2023/06/16 工場の自動化を中心とした制御機器、社会システム、ヘルスケアなど多岐にわたる事業を展開するオムロン。2023年4月に約12年ぶりとなるトップ人事を刷新し、同社の主力事業のインダストリアルオートメーションビジネスカンパニーの社長には48歳の山西 基裕 氏が就任した。同氏は、日本の製造業が直面する課題をどう捉えているのか。オムロン本社でSeizo Trend編集部が単独インタビューを行った。
記事 自動車・モビリティ 日本は駅近だけに価値集中…Luup岡井氏が語る「電動マイクロモビリティ」が解決策になる理由 日本は駅近だけに価値集中…Luup岡井氏が語る「電動マイクロモビリティ」が解決策になる理由 2023/06/14 鉄道網が張り巡らされ、タクシーやバスが走り回る日本は、移動手段に困らない社会に思える。しかし、「見落とされている“移動”の課題があります」と語るのが、電動マイクロモビリティのシェアリングサービスを展開するLuupの代表取締役社長兼CEO岡井大輝氏だ。日本の交通インフラが抱える課題とは何か、またそれを解決する手段として、なぜ同社はわざわざ電動キックボードや電動アシスト自転車を選んだのか。Luupの代表取締役社長兼CEO岡井大輝氏に話を聞いた。
記事 ロボティクス ロボットのサービス化「RaaS」を徹底図解、人員50%削減? 大変革する5業界の最新動向 ロボットのサービス化「RaaS」を徹底図解、人員50%削減? 大変革する5業界の最新動向 2023/06/12 3 物流・製造現場などで自動化が図られる中、高額な自動機器の導入コストを抑えられるとしてRaaS(ロボティクス・アズ・ア・サービス)が注目を集めています。アジア太平洋地域で2番目の市場規模を誇る日本でも、大きな市場成長が期待されています。この記事では、世界的な市場調査会社MarketsandMarkets(マーケッツアンドマーケッツ)社の市場調査レポート「RaaS(Robotics as a Service)の世界市場:種類別(個人用、専門用)・用途別(ハンドリング、加工、調剤、溶接・はんだ付け)・業種別(ロジスティクス、製造業、自動車、小売業、食品・飲料)・地域別の将来予測(2028年まで)」から、世界と日本のRaaS市場について紹介いたします。
記事 自動車・モビリティ 元F1ドライバー片山右京氏が語る、“メイドインジャパン”の魅力が失われつつある理由 元F1ドライバー片山右京氏が語る、“メイドインジャパン”の魅力が失われつつある理由 2023/06/08 ヤマハ発動機(株) AM事業部 成田松則 興味深い話をありがとうございました。またお願いします。
記事 ロボティクス ロボットへの指示も「AI任せ」の時代に? 製造業での大規模言語モデル活用はどうなる ロボットへの指示も「AI任せ」の時代に? 製造業での大規模言語モデル活用はどうなる 2023/06/08 1 OpenAIの「ChatGPT」をはじめとした生成AI、大規模言語モデル(LLM)への注目が止まらない。日に日により広い範囲の人々の興味を集めつつある状況だ。ChatGPTのビジネス活用はアイデアの「壁打ち」の相手などに始まり、さまざまなドキュメントの生成のサポート、マイクロソフトがいうところの「副操縦士(コパイロット)」など多種多様だ。基本的には保守的な業界である製造業においても、ChatGPTを使えないかという模索がさまざまな人たちによって始まっている。
記事 エネルギー・電力 「日本は第二のテスラ作れる」再エネ活用で注目のシリコンバレー企業CEOが期待するワケ 「日本は第二のテスラ作れる」再エネ活用で注目のシリコンバレー企業CEOが期待するワケ 2023/06/07 世界的に脱炭素の動きが活発化し、製造業を中心に再生可能エネルギー(再エネ)の活用が注目されている。VPP(仮想発電所)をはじめ、再エネを最大限活用するための仕組みが模索される中、エネルギー業界で存在感を出している企業がある。それが、日本の国内火力発電最大手のJERA(ジェラ)も出資している米インタートラスト・テクノロジーズだ。「日本は再エネで世界をリードできると確信している」と語るインタートラスト・テクノロジーズのタラル・シャムーンCEOが描く、今後のエネルギー業界とは。
記事 自動車・モビリティ プリウスvs自転車? 元F1ドライバー片山右京氏に聞く「未来の最強モビリティ」とは プリウスvs自転車? 元F1ドライバー片山右京氏に聞く「未来の最強モビリティ」とは 2023/06/01 近年、世界的な脱炭素の流れもあり、自動車の電動化の流れが加速している。今後、さらに電動化が進めば「クルマの個性であったエンジン」はなくなってしまうかもしれない。ドライビング技術だけでなく、マシンの技術力を競い合う側面もあるモータースポーツの人気も陰りが見え始める中、ガソリン車の未来はどうなるのか。F1という世界最高峰のモータースポーツの最前線を走り続けてきた片山右京氏に、激変する自動車業界はどう映っているのか、話を伺った。
記事 エネルギー・電力 なぜ日本で再エネ普及が進まない?開くばかりの欧米との差と見えない“政府の本気度” なぜ日本で再エネ普及が進まない?開くばかりの欧米との差と見えない“政府の本気度” 2023/05/24 なぜ、日本の再エネの導入が進まないのか。厳しい言い方をすれば、日本の再エネの導入計画は危機感に欠け、戦略がない。現状分析や再エネの導入が進まない理由、そのことが及ぼす将来への致命的な懸念をまとめる。
記事 白物家電・調理・空調機器 なぜシーメンスはサーキュラーエコノミーに取り組むのか? ドイツ現地で見えたこと なぜシーメンスはサーキュラーエコノミーに取り組むのか? ドイツ現地で見えたこと 2023/05/17 ドイツのハノーバー国際見本市会場にて行われた世界最大級の製造業のための見本市「Hannover Messe 2023(ハノーバーメッセ2023)」。今回はハノーバーメッセ2023での6つの主要テーマのうち、カーボンニュートラル生産、サーキュラーエコノミー、エネルギーマネジメントの3つのテーマで注目のポイントを紹介します。
記事 自動車・モビリティ 東京で「S.RIDE」タクシー急増中のワケ、社長が語ったソニーGのAI技術と緻密な“群戦略” 東京で「S.RIDE」タクシー急増中のワケ、社長が語ったソニーGのAI技術と緻密な“群戦略” 2023/05/15 東京を中心に生活に根付きつつあるタクシー配車アプリ。スマートフォンのアプリでタクシーを配車したり決済したりする仕組みを持ち、Uber TaxiやGO、DiDiなど競争が激化している。そんな中、東京都内で利用者を伸ばしているのが、ソニーグループの技術をフル活用した「S.RIDE」だ。そもそもなぜ、ソニーグループがタクシー業界に参入したのか。成長の理由と今後の戦略からソニー・ホンダモビリティとの関係まで、同社代表取締役社長の西浦賢治氏を直撃した。
記事 ロボティクス ついに公道走行解禁、配送ロボット本格活用に必要な「歩み寄り」とは何か ついに公道走行解禁、配送ロボット本格活用に必要な「歩み寄り」とは何か 2023/05/02 改正道路交通法が4月に施行され、ロボットの公道走行が可能になった。自動配送ロボットの社会実装が本格化したのは確かだが、大きさや速度域には制限があるなど課題はまだまだ多い。課題がある中でもロボットを活用するにはどうすれば良いだろうか。ロボット活用は屋内でも進むはずだが、もっと大胆にロボットが使われる時代を招き寄せるにはどうすればいいのだろうか。
記事 建設・土木・建築 鹿島建設が推進する3つのDX、「無人重機」「3次元可視化基盤」を生む環境とは? 鹿島建設が推進する3つのDX、「無人重機」「3次元可視化基盤」を生む環境とは? 2023/04/13 日本の建設業界は海外と比べても、また国内の異業種と比べた場合もIT化が遅れていると長らく指摘されてきた。しかしここへ来て、国の積極的な後押しもあり、これまでの遅れを取り戻すべく、大手ゼネコンを中心にDXに積極的に取り組む企業が増えてきた。鹿島建設も、DXへの積極的なコミットで、近年注目される企業の1社だ。そうした取り組みの背景や具体的な経緯、成果などについて、同社 専務執行役員 福田 孝晴氏に話を聞いた。
記事 建設・土木・建築 ビルメンテの負担が激減、 大成建設の「建物OS」は一体何が「スゴい」のか ビルメンテの負担が激減、 大成建設の「建物OS」は一体何が「スゴい」のか 2023/04/06 大きなスケールで「モノづくり」を行う建設業界。そんな同業界で今、デジタル技術を活用した新しい取り組みを大成建設が進めていることをご存知だろうか。同社は、ビルの“かかりつけ医(主治医)”になるというコンセプトを掲げ、デジタルによるビルマネージメント・プラットフォーム技術「LifeCycleOS」を展開する。「リアルの極み」とも言うべき建設業の同社で、新たな事業はどのように始まったのか。事業を立ち上げた同社ソリューション営業本部 AI・IoTビジネス推進部長の上田俊彦氏と、同推進部プラットフォームデザイン室長の末田隆敏氏にお話を伺った。
記事 ロボティクス 大規模言語モデルでロボットはどう進化するのか、いい意味で「予測不可能」な未来とは 大規模言語モデルでロボットはどう進化するのか、いい意味で「予測不可能」な未来とは 2023/04/04 1 ChatGPT、GPT-4が革新をもたらしつつある。史上最速で利用者数1億人を突破し成長し続けるアプリケーションとなり、日々、新たな活用方法が発見され、ビジネス化されている。今や世界中の人たちが「大規模言語モデル(LLM)」、あるいは「基盤モデル」のパワーを知ることになった。ロボットによって収集されるさまざまな種類のセンサーデータの活用や、逆にロボット自体を制御することにも、それらの力は使える。日々新たなことが起きている世界だが、現段階での動きを見てみよう。
記事 ロボティクス 家庭用棚搬送ロボ「カチャカ」や共通規格「Matter」に見るスマートホーム未来像 家庭用棚搬送ロボ「カチャカ」や共通規格「Matter」に見るスマートホーム未来像 2023/03/09 ロボットやAI、IoT機器が活用される未来の家庭、暮らしはどんなものになるのだろうか。どんな悩みを解決し、どんな利便性を提供してくれるのだろうか。そこまでの道筋はどうなるのか。今回は、Preferred Roboticsが発表した家庭用の棚搬送ロボット「カチャカ」と、注目が集まるスマートホーム向けIoT機器の相互接続用共通規格「Matter」から未来の暮らしに思いをはせたい。
記事 建設・土木・建築 竹中工務店が建設DXに「AI×セキュリティ」が必須と断言するワケ、使いこなす「4カ条」 竹中工務店が建設DXに「AI×セキュリティ」が必須と断言するワケ、使いこなす「4カ条」 2023/02/16 多くの業界が生産性向上に取り組む中、デジタル活用で遅れが目立つ建設業界。建設DX(デジタルトランスフォーメーション)を掲げる企業も増えているが、デジタル活用にはサイバーセキュリティ対策は欠かせない。デジタル変革を進める建設大手の竹中工務店は、AIを活用したセキュリティ対策を実施しているという。同社 デジタル室の鈴木真徳氏が取り組みの詳細を語った。
記事 ロボティクス ROBOCIPや建設RXコンソーシアムに見る、ロボット開発の協調と競争の切り分けは可能か ROBOCIPや建設RXコンソーシアムに見る、ロボット開発の協調と競争の切り分けは可能か 2023/02/03 ロボットはまだ発展途上の技術だ。これまでに使われてなかった分野にロボットを適用するためには基礎研究もまだまだ必要だし、実際に現場で使われるように普及活動も必要だ。これらについては各社がバラバラに取り組むよりも、業界全体で取り組んだほうが効率的だ。つまり「協調領域」と「競争領域」の切り分けである。業界全体で協調して進むべきところは足並みをそろえ、競うべきところで競うようにする。このような考え方での取り組みが、産業用ロボットの業界団体や、これからロボット活用を進めようとする建設業界でも進められている。「ROBOCIP」や「建設RXコンソーシアム」の取り組みの現状を少しのぞいてみたい。
記事 ロボティクス 単なるロボット導入に留まらない既存リソースとの連携・活用が生むRXの「真価」 単なるロボット導入に留まらない既存リソースとの連携・活用が生むRXの「真価」 2022/12/29 いまはVUCA(Volatility・Uncertainty・Complexity・Ambiguity)の時代と言われているが、もともと未来は常に予測できないものだ。だが未来は放っておいてもやってくる。だから備えなければならない。ロボット活用を考えている人なら理解している通りだ。人にはリセット願望があるのか、新規設備を入れるときにすべてをまっさらの状態にして考えたがる。だが現実は違う。予算や現場容積にも制限があり、既存設備や資源を活用しながら新規の道具を使いこなす必要がある。人材もまた同様だ。ここにしばしば衝突が起こる。だが変化を恐れるばかりでは時代の流れの中で取り残されてしまう。どのように考えればいいのだろうか。
記事 建設・土木・建築 これまでより「賃貸住宅」が借りにくくなる? 不動産業界を揺るがす「判決」が下された背景 これまでより「賃貸住宅」が借りにくくなる? 不動産業界を揺るがす「判決」が下された背景 2022/12/27 賃貸住宅を強制退去させる家賃保証会社の契約条項について、最高裁判所が違法とする判断を下した。民法の趣旨からすると妥当な判断だが、この判決によって、貸し主は高齢者などリスクが高い借り主に対しては、ますます家を貸さなくなる可能性が高い。借り主にも貸し主にメリットをもたらさない現状を放置してきた行政の責任は重い。
記事 ロボティクス RX(ロボティクス・トランスフォーメーション)時代のロボット戦略、今まで通りはもう無意味?メーカーに必要な「意識改革」とは RX(ロボティクス・トランスフォーメーション)時代のロボット戦略、今まで通りはもう無意味?メーカーに必要な「意識改革」とは 2022/12/06 業務最適化のサイクルを回し、そのために組織や業務の改革を行って新しい価値へとつなげることがデジタル・トランスフォーメーション(DX)の核心だ。ロボットを活用するDXを「ロボティクス・トランスフォーメーション(RX)」という。ハードウェアの塊であるロボットの世界においてもソフトウェアやサービス、ビジネスモデルの比重が増しつつある時代、RXを進めていくにはまずはロボットメーカーも意識を変える必要がある。
記事 ロボティクス 食品産業での単純作業の解消には、ロボット活用が「現実解」になりつつある 食品産業での単純作業の解消には、ロボット活用が「現実解」になりつつある 2022/10/28 人を大量に使う食産業の人手不足は深刻さを増している。特に冷凍冷蔵庫での作業、材料を扱う重労働、夜間の弁当やお総菜作り、毎日同じ作業の繰り返しの洗浄作業などは人気がない。単純作業でありながら責任の重い入院患者向けトレーメイクのような精神的負荷の高い作業もある。まずは人が嫌がる作業、苦手な作業、向いていない作業、敬遠されがちな作業から、AIとロボットを使って自動化していってはどうだろうか。
記事 建設・土木・建築 建設業界が劇的に変わる? 鹿島・清水・国交省が挑むデジタルツイン化の“新時代” 建設業界が劇的に変わる? 鹿島・清水・国交省が挑むデジタルツイン化の“新時代” 2022/10/13 建設DXが進められる中、大手ゼネコンや政府を中心にデジタルツインの活用がはじまっています。建設時の安全性向上や生産性向上のみならず、建物を利用する段階においても、たとえばデータに基づいた設備更新の提案といった利便性の向上にも期待されています。では、具体的にどのようなデジタルツインを活用した近未来の建物・都市が構想されているのか。鹿島建設や清水建設、国土交通省などの事例を踏まえながら解説します。
記事 ロボティクス 「大きな夢を描くこと」がロボットの未来を押し広げる可能性 「大きな夢を描くこと」がロボットの未来を押し広げる可能性 2022/10/04 生産年齢人口が急激に減少する中、省人化・生産性向上への取り組みは全分野で必須だ。AIやロボット技術は間違いなく有用な解決法の1つである。だが「今目の前にある課題の解決」だけがロボティクスの方向ではない。我々はどんな社会に生きたいのか?そのために必要な技術は何か?いまだ広い範囲をカバーするふわっとした概念である「ロボット」の今後の方向性を考えることは、今後の技術発展と我々、技術と幸せの関係を考えることそのものでもある。今回はロボット学会40周年記念のシンポジウムから少し先の未来を考えたい。
記事 ロボティクス ルンバ買収、ロボットとの未来を見据えたアマゾンの「本当の狙い」とは? ルンバ買収、ロボットとの未来を見据えたアマゾンの「本当の狙い」とは? 2022/08/25 アマゾンが、掃除ロボット「ルンバ」のiRobotを買収した。アマゾンはこれでiRobotの持つデータや技術を手にした。これはホームロボットの将来を見越して重要な布石を打つものだと考えられる。それは家庭内を動き回るロボットの範囲にとどまらない。「家全体」がロボットになる「スマートホーム」時代を見据えた動きの一つだろうと考える。日本メーカーはどんな技術ビジョンを提示できるだろうか。
記事 建設・土木・建築 住宅価格の高騰、カプセルホテル型賃貸や車中泊は解決策となりうるのか? 住宅価格の高騰、カプセルホテル型賃貸や車中泊は解決策となりうるのか? 2022/08/17 米国では、住宅供給が不足し、住宅価格が高騰する「住宅危機」が進行中だ。特に、シリコンバレーなどテック企業が密集する地域で価格高騰が深刻化しており、GAFAMも住宅開発支援に数千億円規模の支援を表明するなど、新卒で年収1000万円を超えるエリアでも対策をせざるを得ない状況となっている。そんな中、日本のカプセルホテル風の居住空間を提供する企業やバンライフ/車中泊を支援する企業などに注目が集まり始めている。米国の住宅価格高騰問題の影響を俯瞰しつつ、ベイエリアなどで、どのような新しい居住スタイルが登場しているのか、その動向を探ってみたい。
記事 建設・土木・建築 【図解】建設DXを遅らせる「デジタル格差」5つの要因、中小企業はどう解決すべき? 【図解】建設DXを遅らせる「デジタル格差」5つの要因、中小企業はどう解決すべき? 2022/08/05 人手不足が深刻な建設業界では、生産性の向上やビジネスモデルの変革に向けてデジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組む企業が増えています。しかしこうした企業は大手が中心で、多くの中小企業は取り組みを始める段階にさえ至っていません。その大きな原因となっているのが深刻なデジタル格差です。なぜデジタル格差が生まれてその差が埋まらないのか、またデジタル格差を克服して建設DXを進めるための解決策とは何か、詳しく解説します。
記事 ロボティクス 溶接ロボットの新潮流、少数ロットでもロボットで作る時代に 溶接ロボットの新潮流、少数ロットでもロボットで作る時代に 2022/07/29 1 人と同じ空間で働けるロボット「協働ロボット」はリスクアセスメントを行えば安全柵が不要で、狭い場所でも使える。敷地面積の限られた中小の工場でも使える点が注目される一方で、動作速度やリーチ、可搬重量、そして従来より安く柔軟とはいっても価格や使い勝手における課題などから、活用範囲は限られているのが実情だ。しかし本格化する人手不足、後継者不足により、徐々に適用範囲は広がっている。従来型産業用ロボットの代表的アプリケーションである「溶接」にも協働ロボットや新技術の波が到来している。変わらないものはないのだ。