記事 ネットワークセキュリティ・VPN 「なぜうちが?」企業の“死角”を狙う攻撃が急増中…専門家が語る、今徹底すべき対策 「なぜうちが?」企業の“死角”を狙う攻撃が急増中…専門家が語る、今徹底すべき対策 2025/08/22 「なぜうちが?」企業の“死角”を狙う攻撃が急増中…専門家が語る、今徹底すべき対策 攻撃に遭遇する確率が上昇しているとともに、従来のサイバー攻撃対策では対応しきれない「見えない攻撃」が急増している。限界を迎えている従来の境界型防御から、どのような変化が求められているのか。セキュリティインシデントの分析や再発防止のための活動を行うJPCERTコーディネーションセンターの脅威アナリスト 佐々木勇人氏が、最近の攻撃事例を基に、今やるべきセキュリティ対策について語った。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 “万博”で関西企業がリスクに直面、東京五輪などに学ぶ有効なセキュリティ対策 “万博”で関西企業がリスクに直面、東京五輪などに学ぶ有効なセキュリティ対策 2025/08/08 “万博”で関西企業がリスクに直面、東京五輪などに学ぶ有効なセキュリティ対策 大阪・関西万博の開催を控え、関西エリアが国際的に注目を浴びる中、企業のサイバーセキュリティリスクも高まっている。ランサムウェア、標的型攻撃、サプライチェーンへの攻撃など、いま関西企業は何に備え、どのような対策を採るべきか──神戸大学 名誉教授の森井 昌克氏と、近畿大学 准教授の柏崎 礼生氏、NRIセキュアテクノロジーズ 部長の西田 助宏氏が密な議論を交わした。
記事 セキュリティ総論 IPAの「10大脅威」を徹底解説、専門家が「次の1位」と予測する“いま最大の脅威”とは IPAの「10大脅威」を徹底解説、専門家が「次の1位」と予測する“いま最大の脅威”とは 2025/07/22 IPAの「10大脅威」を徹底解説、専門家が「次の1位」と予測する“いま最大の脅威”とは 情報処理推進機構(IPA)が毎年公表している「情報セキュリティ10大脅威」。2025年1月末には、前年の情報セキュリティの重大な脅威を分析した2025年版が発表された。このレポートからは、ランサムウェアによる新たな攻撃の手口や、急増するシステムの脆弱性を突く攻撃など、生々しい脅威の実態が伝わってくる。本稿では、最新のサプライチェーン対策強化も含め、IPAセキュリティセンターの中野美夏氏が解説する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 頻発する人が原因の情報漏えい…なぜ対策が「形骸化」?誰もが見落とす「3つの課題」 頻発する人が原因の情報漏えい…なぜ対策が「形骸化」?誰もが見落とす「3つの課題」 2025/07/18 企業のサイバーセキュリティ対策が岐路に立たされている。サイバー攻撃の被害規模は拡大し続け、また、セキュリティ教育に投じる時間は足りない企業も増えている。さらにはサイバー攻撃も進化しており、従来の対策では防御しきれない状況が増えてきている。情報漏えい事件が相次ぎ、企業は新たな防御戦略の構築を迫られているが、従業員を「最後の砦」として活用する戦略的セキュリティ教育をどう設計していくべきか。
記事 セキュリティ運用・SOC・SIEM・ログ管理 何が凄い? DXを推進するトップ企業「日清食品グループ」のセキュリティ対策大解剖 何が凄い? DXを推進するトップ企業「日清食品グループ」のセキュリティ対策大解剖 2025/07/17 何が凄い? DXを推進するトップ企業「日清食品グループ」のセキュリティ対策大解剖近年のサイバー脅威の高まりを受け、日清食品グループでは、企業全体でサイバーセキュリティ対策の強化を進めている。ゼロトラスト・アーキテクチャーやランサムウェア侵入を検知する仕組みの構築、対応体制の整備、セキュリティリテラシー啓発など、グループが進めている取り組みについて、日清食品ホールディングスのグループITガバナンス部サイバーセキュリティ戦略室のプロフェッショナルである押原弘明氏が解説する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 リモートアクセスはもう限界、8割が突破される接続の“穴”にどう対応するか? リモートアクセスはもう限界、8割が突破される接続の“穴”にどう対応するか? 2025/07/09 サプライチェーン攻撃が深刻化する中、リモートアクセス環境が企業の新たな脅威の侵入口となっている。IPAの脅威動向調査ではサプライチェーン攻撃が組織向け脅威の上位に位置し、ランサムウェアの約8割がVPNやリモートデスクトップ経由で侵入しているとされる。一方、DXにより在宅勤務やサプライチェーン連携へのリモートアクセスニーズは拡大しており、セキュリティリスクと生産性向上の板挟み状態が続いているのだ。従来のVPNによる接続方式では限界があるため、新たなアプローチを探ろう。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 NTT西や大阪での病院の教訓、大阪大学CISOが解説する「組織の脆弱性」を根絶する方法 NTT西や大阪での病院の教訓、大阪大学CISOが解説する「組織の脆弱性」を根絶する方法 2025/07/08 NTT西や大阪での病院の教訓、大阪大学CISOが解説する「組織の脆弱性」を根絶する方法 情報漏えいやランサムウェア被害が深刻化する中、もはや技術だけでセキュリティを守る時代は終わった。企業や病院のインシデント調査を多数手がけてきた大阪大学 CISO(最高情報セキュリティ責任者)の猪俣 敦夫教授は、「担当者任せでは防げない」と警鐘を鳴らす。今求められているのは、経営層が主導し、組織全体で脅威に向き合うセキュリティ体制の構築だ。そこで今回、猪俣氏に自身がインシデント調査で関わった被害事例を交えながら、体制づくりのポイントについて話を聞いた。
記事 メールセキュリティ そのフィッシング対策はもう古い、サプライチェーンを守る“DMARCとメール受信対策” そのフィッシング対策はもう古い、サプライチェーンを守る“DMARCとメール受信対策” 2025/06/30 フィッシング報告件数は過去最多の171万件を超え、前年比で約1.44倍にもなっている。生成AIで武装した攻撃者たちは、巧妙なフィッシングメールを大量生成。従来のものよりも精巧で、スペルミスや文法ミスなども減り、見分けがつきにくくなっている。従来の「受信対策」や人的訓練だけでは、もはや限界だ。そこで重要になるのが、脅威をブロックする高度なフィルタリングによる“メール受信側の対策”と、送信元の信頼性を証明するDMARCによる“メール送信側の対策”の両立だ。自社と顧客、さらにはサプライチェーン全体を守るために、今あらためて見直すべき“メールセキュリティの新常識”とは何か。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 認証の先に潜む恐怖、「19億」のセッショントークンが盗まれた衝撃の手口と防御策 認証の先に潜む恐怖、「19億」のセッショントークンが盗まれた衝撃の手口と防御策 2025/06/27 AIテクノロジーの進展により、ビジネスにAIを組み込む動きが活発化している。一方で、サイバー攻撃にもAIテクノロジーを悪用する動きが見られ、多くの攻撃が「アイデンティティー」を標的にしている。実際に、フォーチュン誌が発表する売上高が上位の1000社の従業員から19億ものセッションクッキーが盗まれていることが明らかになっている。AIの活用だけでなく悪用も広がるなか、企業はサイバー攻撃対策にどのようにAIテクノロジーを活用すべきか、「アイデンティティー」を包括的に保護するアプローチについて紹介する。
記事 ASM・CTEM・脆弱性診断・レッドチーム “攻め”の検証が守りを変える──金融庁が実証した「TLPT」の真価とは “攻め”の検証が守りを変える──金融庁が実証した「TLPT」の真価とは 2025/06/25 サイバー攻撃の被害が拡大している。直近でも、証券口座が乗っ取られて勝手に株が売買される被害が発生している。企業は二重三重の対策をしているはずなのに、なぜ被害は減らないのか。こうした中、金融庁が地域金融機関に対するある取り組みを実施した。ここでは、その取り組みから見えてくる被害が減らない背景と、金融機関を初めとする日本企業が、いま取り組むべき重要な対策について、金融庁 総合政策局 リスク分析総括課 ITサイバー・経済安全保障監理官齊藤 剛 氏との談話を基に考察する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 ランサムウェアの手法をセキュリティ対策に生かす!?クラウド時代のデータ保護 ランサムウェアの手法をセキュリティ対策に生かす!?クラウド時代のデータ保護 2025/06/05 年々増大するサイバー脅威の中でも、昨今、ランサムウェアの被害報告が後を絶たない。ランサムウェアで暗号化されたデータは、攻撃者の持っている鍵がなければ元に戻らないため、復旧に長い時間がかかり、業務停止に追い込まれてしまうケースも少なくない。この「暗号化データと暗号鍵の分離」という手法は、本来情報漏えい対策で利用されてきた。本記事では、ランサムウェアをはじめとした様々なサイバー脅威の対策に有効な「暗号化」と「鍵管理」について解説する。
記事 セキュリティ総論 狙われるAPI、2社中1社が「月イチ」で被害に…企業が見落としがちな「ある弱点」とは 狙われるAPI、2社中1社が「月イチ」で被害に…企業が見落としがちな「ある弱点」とは 2025/06/05 APIは、現代のインターネット社会を支える重要なインターフェースである一方、セキュリティ上のリスクも年々増加している。APIはデータを操作するためのエンドポイントであることが多く、ときに強力な権限を持っているため、攻撃者にとっては「格好の標的」であり、実際にAPIを経由した情報漏えいや攻撃が増加している。また、「シャドーAPI」や「ゾンビAPI」といった新たなリスク要因も発生している。被害が拡大している現状で、企業はどのような対策を講じるべきか。最新の市場動向や実例を踏まえながら、APIセキュリティの課題と解決策についてみていこう。
記事 セキュリティ総論 なぜデータが戻らない…? データバックアップに重要な「3-2-1-1-0」ルールとは なぜデータが戻らない…? データバックアップに重要な「3-2-1-1-0」ルールとは 2025/05/20 なぜデータが戻らない…? データバックアップに重要な「3-2-1-1-0」ルールとは 企業の命綱であるデータ。しかし、その保護体制は本当に盤石だろうか?「バックアップは万全」と思っていても、いざ災害やランサムウェアの被害に遭うと「データを復元できない」ケースが急増している。では、本当に効果的なデータ保護、確実な復旧体制をどう築けばよいのか? 15年以上にわたり、企業のセキュリティ最前線で実績を重ねてきたレオンテクノロジー 代表取締役社長 守井浩司氏が、企業が陥りやすいバックアップの罠と、実践的な対策を明かす。
記事 バックアップ・レプリケーション バックアップすら人質に? 最新ランサム攻撃から企業を守る“最後の砦”の構築法 バックアップすら人質に? 最新ランサム攻撃から企業を守る“最後の砦”の構築法 2025/05/16 データ時代の新たな脅威が、企業の存続を脅かしている。サイバー攻撃による被害は、もはやデータの単純な破壊や漏えいだけではない。最新ランサムウェアの手口では、本番データとバックアップの両方を暗号化し、企業を完全に身動きが取れない状態に追い込む。その結果、業務停止による損失、顧客からの信頼崩壊など、致命的な打撃を受ける企業が急増している。従来型のバックアップ対策だけでは、この新たな脅威にもはや太刀打ちできない。では、どうすれば企業の重要データを確実に守れるのか。その答えが、次世代の防衛策「データレジリエンス」にある。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 ランサムウェアに有効な「マイクロセグメンテーション」、すぐできる「実践法」とは? ランサムウェアに有効な「マイクロセグメンテーション」、すぐできる「実践法」とは? 2025/04/04 日本国内でのランサムウェア被害は、増加の一途をたどっている。だが反対に、海外では発生件数が減少しているのをご存じだろうか。この背景には、海外企業のセキュリティ対策が進んだ結果、日本企業のセキュリティ強度が相対的に弱まり、攻撃者の標的となっている現実がある。しかもこうした外部からの侵入に、従来型の境界防御はもはや役に立たず、その代わりに「マイクロセグメンテーション」という手法が注目されている。マイクロセグメンテーションの概要から実践手法まで、事例も交えて詳しく解説する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 迫る「Windows 10サポート終了」、AI時代のPC選びとセキュリティ対策のコツとは? 迫る「Windows 10サポート終了」、AI時代のPC選びとセキュリティ対策のコツとは? 2025/03/05 迫る「Windows 10サポート終了」、AI時代のPC選びとセキュリティ対策のコツとは? 2025年10月、Windows 10のサポートが終了する。Windows 11への移行に合わせて新しいPCを検討している企業も多いと思うが、現在のPC市場を考えたとき、慌てて選ぶのはおすすめできない。また、その際にはセキュリティ対策も同時に検討することが重要になる。ここでは、その理由とともに、次のPC選びとセキュリティ対策について、特に中小企業が留意すべきポイントを整理してお伝えする。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 進化するランサムウェアを徹底解説、最新攻撃手法の傾向と対策とは? 進化するランサムウェアを徹底解説、最新攻撃手法の傾向と対策とは? 2025/02/20 ランサムウェアの脅威はとどまることを知らず、現在もその攻撃手法を巧妙に変化させながら企業を中心に被害を拡大させている。この脅威から重要な資産を守るためには、最新のセキュリティの考え方を採用すると同時に、個々の攻撃の特性を加味した対策が不可欠だという。本稿では、ランサムウェア攻撃の全体像や近年の攻撃傾向を確認しながら、対策を立てる際のポイントや、具体的なセキュリティ施策の進め方について解説していく。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 KADOKAWAの教訓、いま「No.1脅威」ランサムウェアから重要情報を守る「2つの仕組み」 KADOKAWAの教訓、いま「No.1脅威」ランサムウェアから重要情報を守る「2つの仕組み」 2025/02/19 近年のサイバー攻撃は巧妙化し、国内でも甚大な被害が報告されているほか、気がつかないうちに被害に遭っているケースも多数あるという。企業はいかにして社内にある重要情報を保護すべきか。被害事例をもとに、効果的な対策方法について解説する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 VPN経由で侵入、ダークウェブに公開…「本当にあった」ランサムウェア被害事例に学べ VPN経由で侵入、ダークウェブに公開…「本当にあった」ランサムウェア被害事例に学べ 2025/02/14 日本国内におけるランサムウェア被害は、深刻な状況が続いている。ランサムウェアの被害報告件数が高水準で推移しているのだ。近年の被害の特徴となっているのは、「二重恐喝の増加」と「中小企業の被害の増加」である。本記事では、ランサムウェアに感染したインシデント事例を参考にして、インシデント発生時に何をすべきなのか、どういった課題があるのか、インシデント体制整備のポイントを解説する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 被害総額なんと「2億数千万円」…半田病院が痛感した、ランサム感染「最大の教訓」 被害総額なんと「2億数千万円」…半田病院が痛感した、ランサム感染「最大の教訓」 2025/01/17 徳島県美馬郡つるぎ町の半田病院は、災害拠点病院としてサイバー攻撃を含めたBCP対策を徹底している病院の1つだ。サイバー攻撃に関するBCPを強化した契機は、2021年に受けたランサムウェア攻撃。その際の被害総額は、試算で2億数千万円にも上るという。そこで今回、徳島県つるぎ町立半田病院 つるぎ町病院事業管理者の須藤 泰史氏に、当時を振り返ってもらうとともに、経験から得た教訓について語ってもらった。
記事 金融セキュリティ 金融庁「セキュリティガイドライン」最短ルートで適応する方法、最初に確認すべきは? 金融庁「セキュリティガイドライン」最短ルートで適応する方法、最初に確認すべきは? 2024/11/22 2024年10月、金融庁は「金融分野におけるサイバーセキュリティに関するガイドライン」を発表した。それに伴い、すべての金融機関はこのガイドラインに即したセキュリティ対策が求められることになる。ここでは、ガイドラインに示された対策を実践するためのポイントを解説する。セキュリティの専門家が警鐘を鳴らす、「基本中の基本」であるにもかかわらず企業が見落としがちな対策とは何か。
記事 生命保険 アフラック生命保険の「特殊部隊の社内改革」が超凄いワケ、結構な金額に…驚きの効果 アフラック生命保険の「特殊部隊の社内改革」が超凄いワケ、結構な金額に…驚きの効果 2024/11/15 既存システムに新機能を追加しながらツギハギだらけのシステムを現在まで使用し続けている企業は多い。たいてい、そうしたシステムの仕様に縛られ、「現代では非効率に感じる、過去の業務プロセス」がそのまま残り続けている企業ばかりだ。そうした中、既存の業務を抜本的に見直し、業務効率を成功させたのがアフラック生命保険だ。同社の緻密な改革の取り組みの全貌を解説する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 大阪府立病院、ランサム被害「なんと数十億円」…感染から復旧までの「73日間」 大阪府立病院、ランサム被害「なんと数十億円」…感染から復旧までの「73日間」 2024/11/12 サイバーセキュリティの重要性が高まる中、大阪府立病院機構の大阪急性期・総合医療センターが経験したランサムウェア攻撃とその後の対応は、多くの教訓を示唆している。この事件は診療システム全体の復旧までに73日を要するなど大規模被害に拡大したが、同センターの医療情報部診療情報管理室総括主査である森藤 祐史氏は、この経験から多くの知見と教訓を得ることができたという。具体的にどのような教訓を得て対策を進めていくのか。今回のインシデントの詳細とともに、森藤氏が解説する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 警察庁「極めて深刻」…“生成AI悪用”や“ノーウェアランサム”等サイバー犯罪の現状 警察庁「極めて深刻」…“生成AI悪用”や“ノーウェアランサム”等サイバー犯罪の現状 2024/11/06 警察庁「極めて深刻」…“生成AI悪用”や“ノーウェアランサム”等サイバー犯罪の現状 2024年6月、出版大手企業であるKADOKAWAがランサムウェア被害に遭うなど、サイバー空間をめぐる脅威は深刻な情勢が続いている。セキュリティ対策を講じても、すぐにその対策をかいくぐる新たなサイバー攻撃が発生するためだ。一筋縄ではいかないサイバー空間の安全確保を目的とし、2022年に設置されたのが「サイバー警察局」である。サイバー警察局のサイバー事案の捜査と被害の未然防止・拡大防止に関する取り組みについて、警察庁長官官房審議官(サイバー警察局担当)である阿部文彦氏が解説する。
記事 セキュリティ総論 ランサムウェア攻撃、「即日復旧」できた企業と「ボロボロ」になった企業の違いとは? ランサムウェア攻撃、「即日復旧」できた企業と「ボロボロ」になった企業の違いとは? 2024/11/05 ランサムウェア攻撃、「即日復旧」できた企業と「ボロボロ」になった企業の違いとは? 企業を取り巻くサイバー攻撃の脅威は日々増大している。中でも特に危険なのは、「攻撃を受けていることに気づかない」という状況だ。ランサムウェアのような攻撃が明示的に現れるケースもあるが、被害の全容を把握し、対策を講じるには時間がかかるケースも多い。サイバー攻撃が企業の事業継続の在り方を問う存在となっている今、求められるものとは何か。徳島半田病院をはじめとした過去の事例をもとに、神戸大学 名誉教授 森井 昌克 氏に話を聞いた。
記事 ゼロトラスト・クラウドセキュリティ・SASE ランサム被害で「データ復旧失敗」50%超…でもゼロトラストが進まない「3つの原因」 ランサム被害で「データ復旧失敗」50%超…でもゼロトラストが進まない「3つの原因」 2024/11/01 ITリソースの多様化やテレワークの普及などで、サイバー攻撃のリスクが急激に高まっている。さまざまなリスクを見据えたセキュリティ対策を講じることが必要だが、企業にとって、安全性や利便性、コストのバランスをいかに最適化しながら対策するかが大きな課題となっている。そこで注目されているのがゼロトラストだが、適用が難しいと認識されているゼロトラストを、いかにして実現すべきなのだろうか。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 なぜ今セキュリティに「エクスポージャー管理」?従来対策と何がどう違うのか? なぜ今セキュリティに「エクスポージャー管理」?従来対策と何がどう違うのか? 2024/10/31 企業のデジタル化が進む一方で、サイバー攻撃の脅威は高まるばかりだ。ランサムウェア攻撃のサービス化(RaaS: Ransomware as a Service)や、攻撃に必要な情報の売買市場の出現により、攻撃が効率化・容易化していることがその理由の1つである。また、侵入経路である「アタックサーフェス(攻撃対象領域)」への攻撃ハードルも日に日に下がっている。このような状況の中、企業はどのように対策をすれば良いのだろうか。解決の糸口となる、最新セキュリティ対策「エクスポージャー管理」について、詳しく紹介する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 先進企業に学ぶDX時代の「多要素認証」、ツール選定で外せない「ある条件」とは 先進企業に学ぶDX時代の「多要素認証」、ツール選定で外せない「ある条件」とは 2024/10/17 企業・組織を狙ったサイバー攻撃の中でも、特にリスクが高い脅威となっているランサムウェア。これをいかに防ぐかはセキュリティ戦略立案上も避けて通れない課題だ。多くのケースで侵入経路となったVPNなどのリモートアクセス経由でのランサムウェア侵入を防ぐにはMFA(多要素認証)が有効だが、企業ごとの実情や目的に合わせた手法を選ばなければ効果を挙げることが難しい側面がある。効果的なMFAを導入するにはどうすればよいのか。豊田合成やアルペンなどの先進企業の事例も交え、MFAの選定基準を解説する。
記事 メールセキュリティ 「ファイルのやり取り」が一番ヤバい──情報漏えいのリスクを低減する対策は? 「ファイルのやり取り」が一番ヤバい──情報漏えいのリスクを低減する対策は? 2024/10/17 昨今のビジネスでは、オンラインストレージやメール、USB、チャットサービスなど、さまざまな手法で「ファイルのやり取り」をしている。利便性が高くなる一方で、情報漏えいのリスクも増大しているのが現状だ。近年発生した「情報漏えいインシデント」の事例を踏まえて、ファイルのやり取りのセキュリティを確認する必要があるだろう。ファイル共有時の考慮すべきポイント、リスクの種類、リスク低減の効果的な対策について解説する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 名古屋港ランサム被害、「ほぼ全滅」から“3日で復旧”できた理由を国交省が振り返る 名古屋港ランサム被害、「ほぼ全滅」から“3日で復旧”できた理由を国交省が振り返る 2024/09/05 KADOKAWAへの攻撃など被害企業が多発しているランサムウェア。名古屋港コンテナターミナルも2023年に攻撃を受けた。復旧するまでに通常であれば1週間、場合によれば数カ月を要する中で、同港はわずか3日で復旧。なぜそんなことが可能だったのか。国土交通省の最高情報セキュリティアドバイザーを務める北尾 辰也氏が、名古屋港コンテナターミナルの事例を深堀り、ランサムウェア攻撃の最新動向や企業が行うべき対策について解説する。