記事 設計・開発・生産準備 ソニーグループが「技術戦略コミッティ設立」と「設計デジタル改革」を断行したワケ ソニーグループが「技術戦略コミッティ設立」と「設計デジタル改革」を断行したワケ 2024/06/28 ソニーグループが「技術戦略コミッティ設立」と「設計デジタル改革」を断行したワケ ゲーム、音楽、映画といったエンタテインメントやエンタテインメント・テクノロジー&サービス、半導体、金融まで、さまざまな分野で世界的に事業を展開するソニーグループ。同社はその価値の根底にある「技術」をより強固に支えるため、設計・開発領域のDXを推進した。メカエンジニアの生産性を約25%以上向上した次世代CADへの移行など、紆余曲折があった変革の詳細について、ソニー インキュベーションセンター XR技術開発部門 部門長 / ソニーグループ メカ戦略コミッティ 領域代表の天辰 誠也氏が明かした。
記事 製造業界 「2024年版 ものづくり白書」の要点まとめ、欧米企業に劣る…国内製造業の“ある指標” 「2024年版 ものづくり白書」の要点まとめ、欧米企業に劣る…国内製造業の“ある指標” 2024/06/20 2 2024年5月、経済産業省、厚生労働省、文部科学省はものづくりに関連する技術や企業の動向について毎年取りまとめている「2024年版 ものづくり白書」を公開しました。ものづくり白書とは、政府がものづくりの基盤技術の振興に向けて講じた施策に関する報告をまとめた資料であり、2001年に発刊されてから今回で24回目となります。本記事では、300ページ超におよぶ「2024年版 ものづくり白書」の中から、長らく本白書をウォッチしてきた筆者の視点で、今年の注目すべきポイントを紹介します。
記事 製造業界 Microsoft Copilotが製造現場をガラッと変える理由、「製造×生成AI」衝撃の効果 Microsoft Copilotが製造現場をガラッと変える理由、「製造×生成AI」衝撃の効果 2024/06/12 1 近年、製造業においても急速に広がっているのが生成AIの活用だ。具体的にはどのような生成AI活用法があるのだろうか。今回はドイツで開催された「Hannover Messe 2024(ハノーバーメッセ2024)」で紹介された生成AI活用の最新事例を解説する。
記事 製造業界 【欧州取材】デジタルプロダクトパスポート(DPP)の攻略法は? 最新動向まとめて解説 【欧州取材】デジタルプロダクトパスポート(DPP)の攻略法は? 最新動向まとめて解説 2024/06/04 インダストリー4.0による産業革命を推進するドイツで、毎年開催される産業見本市「Hannover Messe 2024(ハノーバーメッセ2024)」では、世界のあらゆる企業による、スマートファクトリーを実現するソリューションの展示や、デジタルプロダクトパスポート(DPP) 、バッテリーパスポートの法制化の対応を実現するソリューションの展示が多く見られました。現地取材を通して見えてきた製造企業が知っておくべき重要テーマついて解説します。
記事 製造業界 【現地取材】ハノーバーメッセ2024、1年前には無かった「3つの重要プロジェクト」解説 【現地取材】ハノーバーメッセ2024、1年前には無かった「3つの重要プロジェクト」解説 2024/05/27 1 インダストリー4.0による産業革命を推進するドイツで毎年開催されている産業見本市「Hannover Messe 2024(ハノーバーメッセ2024)」が、2024年4月22日(月)から26日(金)にドイツのハノーバー国際見本市会場にて行われました。最近の製造業における重要キーワードでもある「インダストリー4.0」のコンセプトも、このハノーバーメッセで発表(2011年)されるなど、ハノーバーメッセはデジタル製造技術の進歩を確認する重要なイベントとなっています。今年も、ドイツ現地を訪れた筆者が重要だと考えるトピックについて紹介していきます。
記事 製造業界 結局「脱・属人化」できなきゃ始まらない、DXを本気で前進させるための打開策 結局「脱・属人化」できなきゃ始まらない、DXを本気で前進させるための打開策 2024/05/10 コロナ禍によるサプライチェーンへの影響はかつてないものだった。その後も地政学的リスクの高まりから、特に製造業は、生産計画の変更や調達先の確保などの厳しい課題に直面している。このような状況の打開策となりえるのが「デジタル化による脱属人化」だ。では、具体的にどのようにして脱属人化に取り組み、サプライチェーンの強化を目指せば良いのか。多くの企業で製造DXの推進などの支援をしてきたフロンティアワン 代表取締役の鍋野敬一郎氏が詳細を語った。
記事 メタバース・VR・AR・MR・SR・xR ソニーやアマゾンと「超本気」提携のシーメンス、「産業メタバース」になぜ注力する? ソニーやアマゾンと「超本気」提携のシーメンス、「産業メタバース」になぜ注力する? 2024/05/09 現在、メタバースを産業用途に活用する「産業メタバース」の動きが広がりつつある。中でも注目されているのが、ドイツの大手製造企業シーメンスの動きだ。同社はこの分野でソニーやアマゾンとの提携を相次いで発表するなど積極的な取り組みを行っている。産業メタバースとは具体的に何を指すのか。そしてシーメンスが目指す産業メタバースの在り方とはどんなものなのかを解説する。
記事 製造業界 リアルな「製造現場のAI導入」、活用事例に見る“成功の法則”とは リアルな「製造現場のAI導入」、活用事例に見る“成功の法則”とは 2024/04/18 人手不足が叫ばれる中、製造業の生産ラインにおける「外観検査」の自動化・省力化は急務だ。そのためにAIを活用することが理想的だが、さまざまな課題により導入に苦慮する企業も少なくない。導入を阻む課題を解決し、製造業の検査業務におけるAI活用を成功に導くポイントについて、実際の成功事例などを交え、フツパー 事業戦略室 室長 染谷 康貴氏が解説した。
記事 環境対応・省エネ・GX 日産自動車“本気のEV戦略”、さまざまな地域課題を「EVで解決」できるワケ 日産自動車“本気のEV戦略”、さまざまな地域課題を「EVで解決」できるワケ 2024/03/18 日本政府の「2050年カーボンニュートラル宣言」に見る通り、脱炭素の取り組みは今後、企業にとって避けて通れない課題となるだろう。世界的に有名な自動車メーカー日産自動車は、この難題にどう取り組み、電気自動車(EV)の果たす役割をどう考えているのか。同社 日本事業広報渉外部 担当部長の高橋 雄一郎氏に、その戦略や日産の「本気度」を聞いた。
記事 セキュリティ総論 中外製薬が「生成AI・DX・セキュリティ」戦略をまとめて解説、「生産性2倍」に挑む 中外製薬が「生成AI・DX・セキュリティ」戦略をまとめて解説、「生産性2倍」に挑む 2024/03/15 中外製薬は2020年に策定した「CHUGAI DIGITAL VISION 2030」の下、DXによるビジネス革新に取り組んでいる。昨今では生成AIを積極的に活用するなど、その取り組みは先進的なものと言えよう。一方で、DX推進と同時に、サイバー攻撃などのリスクは急激に増していく。経営層やステークホルダーからもセキュリティ対策の高度化が強く求められ、盤石なセキュリティの構築は最重要課題となっている。そこで、同社 上席執行役員 デジタルトランスフォーメーションユニット長の志済 聡子氏に、中外製薬が進めるDXとサイバーセキュリティの戦略や取り組みについて話を聞いた。
記事 自動運転 「空飛ぶクルマ」は本当に実用間近なのか?参入相次ぐ一方、解決されない「二大課題」 「空飛ぶクルマ」は本当に実用間近なのか?参入相次ぐ一方、解決されない「二大課題」 2024/03/06 さまざまな企業が参入する「空飛ぶクルマ」。画期的な技術が生まれ、米国ではすでに「空飛ぶタクシー」の事業化に向けた動きもみられる。しかし、現時点で完全電動式の空飛ぶクルマは実用レベルに達しているとは言いがたく、「空飛ぶクルマ」と言いつつも実際は大型ドローンのような利用になるものが多い。注目の各社の動向を追うとともに、空飛ぶクルマが抱える課題に迫る。
記事 自動運転 ソニーだけじゃない、家電メーカーが「EV覇権」を握る日が近い「これだけの根拠」 ソニーだけじゃない、家電メーカーが「EV覇権」を握る日が近い「これだけの根拠」 2024/02/29 自動車とはガソリンエンジンを含めさまざまなパーツの複合体である。ところがEVの出現はパーツ数の大幅減など、自動車製造工程に大きな変化を与えた。現在EV市場でトップを走るテスラやBYDがそもそも自動車メーカーからスタートしていないことからも、EVとガソリン車とでは常識が異なることが分かる。今後の自動車製造はどのように変化するのか。その鍵を握る業界が家電・電子機器メーカーだろう。電子機器を知り尽くし、これまでサプライヤーとして自動車メーカーにソフトやハード機器を販売してきたメーカーが本格的にEV製造に乗り出す時代はすぐそこまで迫っている。
記事 ERP・基幹システム 旭化成がいち早く乗り越えた「SAP 2027年問題」、20年苦闘した「失敗と成功」の舞台裏 旭化成がいち早く乗り越えた「SAP 2027年問題」、20年苦闘した「失敗と成功」の舞台裏 2024/02/05 1922年創業し、100年以上の歴史を持つ総合化学メーカーの旭化成。7つの事業会社を中核に「マテリアル」「住宅」「ヘルスケア」の3つの領域で事業を展開する同社は、2003年に初めてSAP ERPを導入した。それから20年。「SAP 2027年問題」に多くの企業が悪戦苦闘する中、同社は国内グループ企業全体で一時12つあったERPを、SAP S/4HANAへの移行と完全統合に成功する。その裏側にはどのような苦労があったのか。IT部門のキーパーソンに話を聞いた。
記事 人材管理・育成・HRM 企業人が「キリンのDX」に大注目のワケ、DXの「師範」150人を生んだ斬新すぎる育成術 企業人が「キリンのDX」に大注目のワケ、DXの「師範」150人を生んだ斬新すぎる育成術 2024/01/19 多くの企業がDXに取り組む一方、大きな課題に直面するのがDX人材の育成・確保だ。研修を実施してもそれが現場で生かされない、といったことが往々にして見られる。こうした課題に対し、独自の取り組みで成果を上げているのが、キリングループだ。「DX道場」という育成プログラムを構築するなど、同社の人材育成には多くの企業から注目を集め、参考にされている。そこで、キリンホールディングス デジタルICT戦略部 DX戦略推進室 室長の皆巳 祐一氏に、DX人材の育成やDX推進の秘訣などについて聞いた。
記事 EV(電気自動車) 日本の自動車産業が超ヤバい?重要パートナー「タイ」から見放されるかもしれない理由 日本の自動車産業が超ヤバい?重要パートナー「タイ」から見放されるかもしれない理由 2024/01/17 日本メーカーのEV(電気自動車)対応の遅れが、いよいよ外交面にも影響を及ぼし始めている。昨年、ASEAN首脳会議出席のため来日したタイのセター首相は、日本に対して「迅速に動かないと巨大なサプライチェーンが危険にさらされる」と異例の発言を行ったからだ。
記事 自動運転 最近のコンセプトカーあるある「顔にモニター」は何のため?答えに潜む「車の未来」 最近のコンセプトカーあるある「顔にモニター」は何のため?答えに潜む「車の未来」 2024/01/15 「自動運転は危険」という意識はまだまだ根強い。だがデータ上では、自動運転は人が運転する場合に比べて事故件数が少ない。自動運転が今後発展するためには、人の意識そのものを変える必要があるが、その時にカギとなるのが車体のビジュアルだ。自動運転とビジュアルの密接な関係には、これからの車の在り方が隠れている。
記事 製造業界 【特集】データ共有圏とは? 関連する組織をまとめて解説 【特集】データ共有圏とは? 関連する組織をまとめて解説 2023/12/31 現在、欧州で活発に議論されている重要なテーマに「データ共有圏(Data Space)」がある。データ共有圏とは、あらゆる企業・組織などがそれぞれの垣根を超えて所有するデータを共有し合い、業界の発展に向け連携しようとする動きを指す。それら取り組みを推進する組織・枠組みとして、欧州ではIDSAやGAIA-X、Catena-X、日本ではウラノス・エコシステム(Ouranos Ecosystem)など、すでにあらゆる組織が誕生しており、その取り組みが加速している状況だ。本特集では、データ共有圏を目指す主要な組織・団体を紹介する。
記事 製造業セキュリティ 気づいたら「時代遅れ」に? OTセキュリティを阻む「三つ巴」の思惑 気づいたら「時代遅れ」に? OTセキュリティを阻む「三つ巴」の思惑 2023/12/22 気づいたら「時代遅れ」に? OTセキュリティを阻む「三つ巴」の思惑 サイバーセキュリティの脅威が急速に高まる中で、生産設備、発電設備などを制御するOT(Operational Technology:制御システム)領域のセキュリティに各企業が苦戦している。重要インフラかつ可用性が高いOTは、確固たるセキュリティレベルを維持することが難しく、外部から狙われやすい状態に知らず陥っているケースが多いためだ。OT領域で確固たる防御策を講じるにはどうすればよいのかを解説する。
記事 製造業セキュリティ サイバー攻撃で「自動車が狙われる」納得理由、ソフトウェアの進化は“弱点”に? サイバー攻撃で「自動車が狙われる」納得理由、ソフトウェアの進化は“弱点”に? 2023/12/21 サイバー攻撃で「自動車が狙われる」納得理由、ソフトウェアの進化は“弱点”に? 近年になり、ハードウェア開発からソフトウェア開発に注力分野が移行しつつある自動車業界。この傾向は、ソフトウェアの脆弱(ぜいじゃく)性を狙ったサイバー攻撃の脅威が増加することを意味する。自動車がサイバー攻撃に遭う際、具体的にどんな危険性が生じるのか。そして被害に遭わないためのセキュリティ対策はどのように講じれば良いのか。専門家が解説する。
記事 製造業界 ダイハツが実現する「DXとAI推進」、短期間でのAI人材育成と全社活動が成功したワケ ダイハツが実現する「DXとAI推進」、短期間でのAI人材育成と全社活動が成功したワケ 2023/12/06 長らく日本経済をけん引してきた製造業は、現在、デジタル化の遅れが指摘されている。そんな中、ダイハツでは一足早く、2017年にAI活用を開始した。メンバー3人のワーキングチームから始まった取り組みが、今では全社に広がり、DXやAI推進が全社活動となっている。そこで、ダイハツにおけるDX推進やAI活用事例、教育ワークフローについてダイハツ工業 DX推進室データサイエンスグループ 兼 東京LABOデータサイエンスグループ グループ長の太古 無限氏に話を聞いた。
記事 製造業界 三井化学のDXの裏側、2030年に営業利益2500億へ…次世代の化学プラントの在り方 三井化学のDXの裏側、2030年に営業利益2500億へ…次世代の化学プラントの在り方 2023/12/05 国際化やデジタル化への対応の遅れ、あるいはサプライチェーンリスクやカーボンニュートラルなど、新たな課題に成長を阻まれ、競争力を失いつつある日本の製造業。その起死回生の鍵となるのは、やはりDXだろう。創業110年余の総合化学メーカー、三井化学もまた、DXを軸とした事業改革に挑む日系企業の1つだ。世界規模の社会課題を解決するグローバル・ソリューションパートナーを目指す同社CDOの三瓶 雅夫氏に、新長期経営計画「VISION 2030」にもとづくDX戦略の具体的な取り組みについて聞いた。
記事 製造業界 三菱マテリアルが語るDX、「心理的安全」「当事者意識」を育む制度とは? 三菱マテリアルが語るDX、「心理的安全」「当事者意識」を育む制度とは? 2023/12/04 DXの重要性が高まっている昨今、本質的なDXに取り組めず、ITツールの利活用で終わってしまっている企業も少なくない。本質的なDXとは何か、全社的にDX戦略を進めるためにはどうするべきかを知るためには、DXに成功している企業の事例が参考になるだろう。今回は、DX戦略を中心に経営改革を進めて2023年度には「DX銘柄」の注目企業にも選出された、三菱マテリアルの事例をもとに解説する。
記事 RPA・ローコード・ノーコード 【痛快事例】アシックス・大洋食品の「ノーコードDX」、本社・現場に嬉しい2つの効果 【痛快事例】アシックス・大洋食品の「ノーコードDX」、本社・現場に嬉しい2つの効果 2023/11/27 近年、ビジネスにとって「データ活用」は何より重要なテーマになりつつある。生成AIの登場は、こうしたデータ活用の流れをより一層加速させている側面もある。これほど関心高まるデータ活用だが、つまずく企業は多く、特に製造現場などでは活用が進んでいない状況がある。それは、工場内の機器からデータを収集するためのセンサー・カメラや、収集データを管理するソフトウェアを用意する必要があるほか、分析・活用方法を検討しなければならいなど、ハードルが高いからだ。これら問題を解決し、簡単にデータ活用をはじめる方法はあるのだろうか。
記事 設計・開発・生産準備 「徒弟制」から脱却し、土砂量計算「1時間→数秒」? 驚きの3Dモデリング活用術 「徒弟制」から脱却し、土砂量計算「1時間→数秒」? 驚きの3Dモデリング活用術 2023/11/24 膨大かつ多様な工学的専門知識により、日本のみならず世界的にも高い評価を得ている建設コンサルタント会社、パシフィックコンサルタンツ。しかしプロジェクトの規模および範囲が拡大し続ける中、競争優位性の維持のために、最先端のテクノロジーと新しい作業方法が必要となった。同社が設計、エンジニアリング、インフラ保守を連携させるとともに、生産性の向上とワークスタイル改革、知識の維持と共有を実現した方法とは?
記事 設計・開発・生産準備 バイク設計にVRも活用! 学生にイノベーションをもたらした「3D基盤」の実力 バイク設計にVRも活用! 学生にイノベーションをもたらした「3D基盤」の実力 2023/11/24 建築およびデザイン分野のスペシャリストを育成する麻生建築&デザイン専門学校。同校では生徒の作品や学習にイノベーションをもたらすために、3D統合基盤を積極的に活用している。コロナ禍でも学習を止めなかった同校の活用術を紐解いていく。
記事 設計・開発・生産準備 パナソニック コネクトはどうやって「勘や経験・根性のモノづくり」から脱却したのか? パナソニック コネクトはどうやって「勘や経験・根性のモノづくり」から脱却したのか? 2023/11/24 「現場を未来につなぐ」ことを目指すパナソニック コネクトが、どのように従来バラバラとなっていたデータやアナログな情報の一元管理を行い、莫大な工数削減と精度の高いデータ収集を達成したのか? その取り組みについて、同社のキーマンたちに話を聞いた。
記事 製造業界 「売上12.7億円増」「作業1日→10分」……製造3社が大成功したDXの“ここだけ”の秘訣 「売上12.7億円増」「作業1日→10分」……製造3社が大成功したDXの“ここだけ”の秘訣 2023/11/10 バブル崩壊後の日本経済はあらゆる要因から悪循環に陥っているが、同時に企業にかかるコストも上昇を続けている。しかし、日本企業はそれを価格に転嫁する力が不足しており、その結果、投資にかける余裕もなくなって企業成長も停滞してしまった。こうした中で求められるのが、イノベーションであり、DXだ。そこで今回、ものづくりの分野でDXに成功した3社の事例を紹介し、収益力の向上につなげるポイントについて解説する。
記事 PC・スマホ・IT・AV機器 スマホの負け組“マイクロソフト”、「10年越しの完成形」爆誕、敗者復活となるか? スマホの負け組“マイクロソフト”、「10年越しの完成形」爆誕、敗者復活となるか? 2023/11/08 6 米マイクロソフトが中国レノボ傘下のモトローラと提携し、「ポケットで持ち歩けるパソコン」と銘打ったスマホを誕生させた。ThinkPhoneと名付けられた、一見何の変哲もないスマホだが、USBタイプCケーブルでモニターに接続すると「Windows 365 クラウド PC」に早変わりする。スマホ全盛の時代の中でマイクロソフトはスマホ事業で失敗を繰り返してきたわけだが、今回のThinkPhoneは一体何がどう違うのか。想定される利用シーンやThinkPhoneの仕組みなどと併せて解説する。
記事 BPM・ビジネスプロセス管理 「カシオのDX」は何が凄い?顧客視点の「サプライチェーン改革」実現した緻密な戦略 「カシオのDX」は何が凄い?顧客視点の「サプライチェーン改革」実現した緻密な戦略 2023/11/07 DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するためには、単にITシステムやデータを活用するだけではなく、業務プロセスの改革を進める必要がある。また、部門間の壁を取っ払い、全社的にグランドデザインを描くことや、顧客やパートナーから見た業務効率化を実現することも大切だ。今回は、DXに全社的に取り組んでいるカシオ計算機の実例をもとに、顧客視点のDXと業務プロセスの抜本的な改革を進めるためのポイントについて解説する。
記事 ERP・基幹システム “爆走”アシックス、半期売上「過去最高」の秘密、CDOに聞いた好調を支えるDXの全貌 “爆走”アシックス、半期売上「過去最高」の秘密、CDOに聞いた好調を支えるDXの全貌 2023/11/06 アシックスは2023年度の中間決算で、売上高と純利益ともに過去最高を記録した。実は2020年まで売上が減少傾向にあり、コロナ禍が追い打ちをかけて厳しい状況にあったが、2021年以降はV字回復、大きな飛躍を遂げている。ここにきて飛ぶ鳥を落とすような快進撃を続けているが、それを支えているのが、2018年から全社を挙げて本格的に取り組んできたDXだ。そのかじ取り役である同社の常務執行役員 CDO・CIOを務める富永 満之氏に、DXの取り組みの全貌と成功の秘密について話を聞いた。