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- 2022/12/01 掲載
AKSでのWindowsコンテナランタイムは難しい?実際に体験してみた
山市良のマイクロソフトEYE
IT 専門誌、Web 媒体を中心に執筆活動を行っているテクニカルライター。システムインテグレーター、IT 専門誌の編集者、地方の中堅企業のシステム管理者を経て、2008年にフリーランスに。雑誌やWebメディアに多数の記事を寄稿するほか、ITベンダー数社の技術文書 (ホワイトペーパー) の制作やユーザー事例取材なども行う。2008年10月よりMicrosoft MVP - Cloud and Datacenter Management(旧カテゴリ:Hyper-V)を毎年受賞。岩手県花巻市在住。
主な著書・訳書
『インサイドWindows 第7版 上』(訳書、日経BP社、2018年)
『Windows Sysinternals徹底解説 改定新版』(訳書、日経BP社、2017年)
『Windows Server 2016テクノロジ入門 完全版』(日経BP社、2016年)
『Windows Server 2012 R2テクノロジ入門』(日経BP社、2014年)
『Windows Server 2012テクノロジ入門』(日経BP社、2012年)
『Windows Server仮想化テクノロジ入門』(日経BP社、2011年)
『Windows Server 2008 R2テクノロジ入門』(日経BP社、2009年)
など

AKSへの良い入り口に?
筆者は、Mirantis Container Runtime(MCR)やDocker Desktopの技術的なことには詳しいほうだと思いますが、アプリケーション開発者ではないため、プラットフォーム部分以外はベースOSイメージをそのまま、あるいは簡単なサンプルアプリをデプロイして終わりという感じで、これまでコンテナベースのアプリケーション開発に向き合ってきました。AKSという雲(クラウド)の上の何かしらに、アプリケーションをデプロイするというのは、フルマネージドサービスであるAKSはKuberenetesクラスターの管理が不要とはいえ、どこから手を付けて良いものかもわかりません。
Kuberenetesで先行しているLinuxは公式/非公式な情報が充実しています。しかし、Windowsコンテナについてはそうとも言えません。マイクロソフトは2022年9月に、AKS上にWindowsコンテナのアプリをデプロイする3つのデモを公開しました。そこで、その中から1つ選んでAKSの公式ドキュメントと比較しながら作業することで、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)というモダンなアプリケーション開発の良い入り口になるのではと考えました。
【次ページ】Pythonアプリコンテナ化のデモを試す
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