オーバーチュア対策について

2005年10月3日、ついにヤフーが完全ロボット型検索エンジンとなりました。それに伴ってSEO対策を行っている弊社にもヤフー対策の依頼が増えています。
修正され、本公開されたヤフーのアルゴリズムが今までよりかなり複雑で、SEO対策も難しいものとなっています。ヤフーのSEO対策について今回はレクチャーも考えたのですが、ここは初心者向けのコラムであるため、誰でも簡単に参加できるオーバーチュア広告について詳しくご説明をしてみたいと思います。 オーバーチュア広告とは簡単に言うと入札制のテキスト広告で、指定した検索語で検索された時に検索結果に表示されるものです。クリックいくらのSEO対策とも言えます。
ヤフーの検索結果上では「スポンサーサイト」と記載されている枠がオーバーチュア広告の枠に当たります。

オーバーチュアで表示順位を決めるものは入札価格だけです。また、誰がいくらで入札しているかが一目でわかってしまうため、仲の悪い業者が自分より上に表示されていると「この野郎！」という気持ちになってついつい入札が白熱してしまいます。

つまり、オーバーチュアは入札価格だけで順位が決まってしまうため、やみくもに１番を狙って高額入札をする方がいますが、それは間違いです。オーバーチュアが入札価格でしかコントロールできないとしても、購買率という観点で、我々はオーバーチュア広告をコントロールすることが可能です。

簡単に言って、あるキーワードで１位に表示した時に、１購買されるのが1500円かかるとします。
それを５位に表示すれば、購買人数の絶対値は減ったとしても、１購買にかかるコストが500円になるとします。もし仮に、御社が予算や在庫に制約を持っている場合には、この場合５位に表示した方が良いということになるのです。

こういった情報を提供してくれるのが、オーバーチュアのコンバージョントラッキングツールというものです。オーバーチュア広告を行うに当たっては、必ずコンバージョントラッキングツールを利用しましょう。（コンバージョントラッキングツールの取り付け方がわからない場合には、弊社でも取り付け代行を行っております。また、たいていのウェブ制作会社で行ってもらえると思います）
オーバーチュアは表示される場所が必ずしも一番上が良いとは限らないのです。
以下に私の経験から、表示される順位とその特徴をまとめてみたいと思います。

・１番目
購買人数の絶対値は最大になるが、購買率は低くなりがちで、コストパフォーマンスが悪くなる。

・２～３番目
購買人数の絶対値が大きく、コストパフォーマンスもまあまあ。

・４番目
上位４広告のうち、一番下に表示される為、１～３番目より目立つ場合もある。ねらい目。

・５～６番目
右横上部と、最下部に表示される。ここにくると上位４番目までの購買人数と差はかなり開く。じっくり検索結果を見ている人しかクリックしない為、購買率は高め。

・７～１０番目
検索結果２ページ目の上位４位に表示される。検索結果を２ページ目まで見るということは、厳しい目を持つ反面、かなりモチベーションの高い顧客であることが予想される。商品に自信があり、予算が少ない場合にはここを狙うのも良い。
このように順位だけでも様々な特性を持つオーバーチュア広告。
楽しみながらこまめに入札を管理するのが成功の秘訣です。ご健闘お祈りします！