• 2007/01/29 掲載

【連載】今さら聞けない「エンタープライズ2.0」 / 第1回

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
記事をお気に入りリストに登録することができます。
2006年は「2.0」が流行った年であった。「Web2.0」に始まり、派生的にさまざまな「2.0」が出現した。「Enterprise2.0」もその一つである。Enterprise2.0、つまり次世代の企業内の情報システムとは何なのだろうか。新連載「今さら聞けない『エンタープライズ2.0』」の第1回では、リアルコムのプリンシパルコンサルタントである在賀耕平氏がEnterprise2.0について考察する。
「Enterprise2.0」とは?


【業務改善】 今さら聞けない「エンタープライズ2.0」
リアルコム
プリンシパルコンサルタント
在賀耕平氏
 2006年は「2.0」が流行った年であった。もちろん発端はご存知「Web2.0」である。IT業界で働く人が選ぶネット話題語ランキング2006というちょっとマイナーな賞の一位は「Web2.0」であった。(ちなみに2位はYouTube。)

 そして、そこから派生的にさまざまな「2.0」が出現した。2.0の象徴であるGoogleで検索してみると、次のようにいろいろな2.0が出てくる。

・ヒューマン2.0(シリコンバレー在住の渡辺千賀さんがかかれたシリコンバレー紹介の本。)
・Mobile2.0(インプレス社の書籍。次世代の携帯ビジネスの行方を論じた本。)
デカ王豚キムチ2.0(カップラーメン。こちらはただ単に量が2倍になっただけであった…。)

 もちろん本連載のテーマであるEnterprise2.0も、Web2.0の派生語である。

 2.0という言葉を聞くと、「もう飽きたよ」とか「まだそんなこと言っている?」と拒否反応を示す方もいらっしゃるだろう。しかしこの「2.0」という言葉は非常に便利なしろもので、次世代の何かを考えるきっかけになるのだ。Enterprise(企業内の情報システム)に2.0をつけることによって、次世代の企業内情報システムを考えることができるようになる。

 この際、Web2.0とは、ちょっと切り離して、Enterprise2.0つまり企業内情報システムの次世代バージョンに想いをめぐらせてみようと思う。Enterprise2.0というと、ついWeb2.0の延長線上で考えてしまう。つまりWeb2.0的なツールである、Blog、Wiki、SNS、RSSといったツールを導入することだと短絡的に考えがちである。

 しかし、2.0というのは、あくまでバージョンアップという考え方である。つまりEnterprise2.0の土台となるのはあくまでEnterprise1.0であって、Web2.0ではないのだ。

 というわけで、まずはEnterprise1.0とは何だったのかを考えてみたい。

関連タグ

関連コンテンツ

あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます