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  • 2024/12/16 掲載

アクセンチュア流「Copilot×Word」活用術、タイパ抜群の文書作成方法とは?

連載:アクセンチュアが実践するMicrosoft Copilot活用術

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今回はWordでのCopilot活用シーンとポイントについて紹介する。Wordはビジネスシーンで広く利用される文書作成ツールであり、その用途は議事録や契約書の作成など幅広い。Wordはほとんどが自然言語でやり取りされるため、Copilotとの相性が非常に良い。Wordを使う主要なシーンのほぼすべてでCopilotを活用することができる。
執筆:アクセンチュア データ&AIグループ

アクセンチュア データ&AIグループ

堺 勝信(さかい・かつのぶ)
アクセンチュア ビジネス コンサルティング本部 データ&AIグループ マネジング・ディレクター
北海道大学教育学部卒。企業の経営課題だけでなくその先の社会課題も解決してよりよい未来を創ることをパーパスとしながら、AIグループのAIアーキテクトチームリード 兼 ジェネレーティブAIの日本リード 兼 ビジネス コンサルティング本部でのディスアビリティ・インクルージョンリードを担当。著書に『生成AI時代の「超」仕事術大全』(東洋経済新報社刊)がある。


佐々木 三泰(ささき・みつやす)
アクセンチュア ビジネス コンサルティング本部 データ&AIグループ
アソシエイト・ディレクター
早稲田大学大学院理工学研究科電気工学修士課程修了。AI Hub プラットフォームを基軸としたAIを基幹システムに組み入れるためのシステム構想立案から実装までを受け持つ一方、AIソリューションの導入プロジェクトのプロジェクトマネジャーを担当。著書に『生成AI時代の「超」仕事術大全』(東洋経済新報社刊)がある。

西島 沙織(にしじま・さおり)
アクセンチュア ビジネス コンサルティング本部 データ&AIグループ
シニア・マネジャー
明星大学情報学部卒。通信・ハイテク、官公庁、製造等の業界に対して、基幹業務システムの構想段階から実装までを担当。ジョイントベンチャー設立における分析基盤構築などを通じ、データ・AI利活用支援業務に従事するほか、自社内での生成AI活用企画・推進を実施。

平岡 将史(ひらおか・まさし)
アクセンチュア ビジネス コンサルティング本部 データ&AIグループ
コンサルタント
大阪大学大学院工学研究科電気電子情報工学専攻修士課程修了。ディープラーニングを用いた動画検索や生成AIを用いたシステム運用保守改善など、幅広いAIソリューションのPoCプロジェクトを担当。

高野 拓海(たかの・たくみ)
アクセンチュア ビジネス コンサルティング本部 データ&AIグループ
アナリスト
慶應義塾大学開放環境科学専攻修士課程修了。通信業界におけるデータ分析モデルの開発及び運用業務に従事するほか、社内での生成AIを用いた業務効率化の支援を担当。

李 相雲(い・さんうん)
アクセンチュア ビジネス コンサルティング本部 データ&AIグループ
アナリスト
韓国、Dongyang University産業工学科卒。ドライブレコーダーで撮影された事故データを分析し、事故の査定に必要な情報を自動で抽出するシステムの運用保守を担当。

photo
アクセンチュア流「Copilot×Word」活用
(Photo:gguy / Shutterstock.com)

Wordで文書の下書きの自動作成が可能に

 Wordでは、(1)作成、(2)編集、(3)状況の確認、(4)質問 の4つのシチュエーションでCopilotを使用することができる。

 (1)「作成」では、新規文書の下書きが作成できる。自然言語のみのシンプルな指示だけで下書きを生成できるが、WordやPowerPoint、PDFのファイルなどでより詳細な情報を与えることで、精度の高いドラフト文書を作成できる。

 (2)「編集」では、文章に追加指示を与えて変更することや、言い回しの変更、文書の校正など人間の目で確認していたことができるようになり、時短と品質向上が見込める。また選択したテキストを表形式に変換し視覚で理解しやすくすることもできる。

 (3)「状況の確認」では、ページ数の多い報告書や研究論文から要点や結論を検索して探し、要約することで迅速に文書の内容を理解することができる。

 (4)「質問」では、Copilotにチャットで質問することで、開いている文書だけでなく、OneDriveやSharePointに保存し企業内で共有している文書、インターネットに公開されている情報、カレンダーや会議情報などさまざまな情報を踏まえて回答を生成してくれる。

画像
WordのCopilot概要
(作成:アクセンチュア)

 アクセンチュア データ&AIグループの知見の中から2024年2月以降に更新されたWordのCopilotに関する情報をいくつか紹介しよう。

  • Copilotで下書きを作成するとき会議を指定することで、その会議のメモや関連するメール、会議の参加者などを踏まえて文書を作成することができるようになった

  • Copilotウインドウでのチャット機能で、CopilotがBing検索を使用しインターネットの情報を踏まえて回答してくれるようになった

  • 下書きを作成するとき、プロンプトを途中まで入力すると指示の続きの候補が表示されるようになった(ブラウザ版のみ対応)

 Copilotのリリース当初からWordやPowerPointなどファイルの情報を基にドラフトを作成することはできていたが、インターネットの検索結果や会議に関する情報など使用できる情報の幅が広がっており、より質の良いドラフト作成やチャットでの質問が期待できるようになった。

画像
「Copilotで下書きを作成するとき会議を指定することでその会議のメモや関連するメール、会議の参加者などを踏まえて文書を作成できる」
(作成:アクセンチュア)

画像
「CopilotがBing検索を使用しインターネットの情報を踏まえて回答してくれる」
(作成:アクセンチュア)
【次ページ】ファイルから文書のドラフトを作成
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