• 2025/06/09 掲載

日立が描くAI導入の未来 NVIDIAとの協業で目指す「3つの柱」とは?

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日立製作所は2025年6月6日、エヌビディアのグローバル システム インテグレーター(GSI)プログラムへの参画を発表した。日系企業としては初の参加となる。

グローバルでのAI導入を支援 人材育成や新たな事業計画も推進

 日立製作所は、エヌビディアが展開する「グローバル システム インテグレーター(GSI)プログラム」(注1)への参画を明らかにした。GSIは、エヌビディアの製品や技術を活用し、顧客企業のAI導入を支援するパートナー制度で、日立は日系企業として初の参加となる。

 GSIプログラムは、エヌビディアパートナーネットワーク(NPN)の一部として提供されている制度で、NVIDIA製品や技術を活用し、企業のビジネス課題に応じたAIソリューションの提案、設計、導入、運用支援を行うシステムインテグレーターを対象としている。


 両社は今後、高速データ処理やAIエージェント技術を活用したユースケースやソリューションの共同開発を進め、米国・日本を含む成長市場を中心にAIの導入加速を支援する。また、エヌビディアのトレーニングプログラムを活用し、制御・運用技術(OT)とAI分野に精通した専門人材の育成にも取り組む。

具体的に何をするのか?3つの施策を整理

 協業拡大の具体策として、両社は以下の3点を柱とする。
  1. AIトランスフォーメーションの事業化
    エヌビディアの製品ロードマップをもとに、産業向けAI市場を対象とした事業計画やユースケースを共同で策定。日立ビルシステムでは、生成AIを活用し、作業員の映像解析によるメンテナンス支援の高度化を検討。
  2. Go-to-market施策の推進
    エヌビディア製品群やマーケティングノウハウを活用し、共同の市場浸透施策を展開。両社はエヌビディア主催のグローバルカンファレンス「GTC」などを通じて、新技術や顧客事例の共有。
  3. 人材育成の強化
    エヌビディアのクラウド技術やAI関連ツールに関する実践的スキルを習得できる研修プログラムを導入し、5万人超の「GenAI Professional」育成。
 日立はこれまで、エヌビディアとの協業により「AI Center of Excellence(AI CoE)」を設置し、鉄道分野ではHMAXソリューションを展開している。今回の発表では、これらの技術やプラットフォームを他業種にも展開する計画が明らかにされた。

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