• 2025/08/07 掲載

【調査】海外IT人材確保に「期待以上」も…日本語の壁に直面のワケ

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総合人材サービスを手がけるヒューマンリソシアは、企業の採用担当者500人を対象に、日本企業におけるIT人材不足と海外IT人材活用の実態について調査を実施した。海外ITエンジニアの採用によって、日本企業がAIやデータサイエンスなど先端分野の人材を確保できる可能性が高まっている一方で、日本語での社内コミュニケーションや異文化による働き方の違いが、想定以上の課題として浮上している。
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海外ITエンジニア活用、AIなど先端分野の人材確保に期待以上の成果、一方日本語や価値観の違いによる壁も

「AI人材確保」が期待を超えるメリットに

 実際に海外ITエンジニアを採用した企業に対し、採用前後の期待と実感のギャップを尋ねたところ、最もプラスのギャップが大きかったのは「AIやデータサイエンスなどの採用が難しい人材の確保」(+8.1ポイント)だった。

 そのほか、「海外の先端技術力を持っている」(+3.2ポイント)、「グローバルな視点や感性の導入」(+2.6ポイント)、「語学力のある人材の確保」(+6.6ポイント)など、海外人材ならではの視点やスキルに対しても、期待を上回る成果が報告されている。

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AIやデータサイエンスなど希少人材の採用ではプラスのギャップが見られた一方、「多様性への貢献」などは期待に届かない結果となった

日本語コミュニケーションは想定以上に高い壁

 一方、採用後の課題として最も多く挙がったのは「日本語での社内コミュニケーション」だった。採用前から不安視されていたものの、実際にはそれ以上に業務上の障害となっている実態が判明した。

 また、「労働時間に対する考え方の違い」や「チームワークや協業性におけるギャップ」など、異文化由来の働き方や価値観の違いも、採用後に初めて顕在化するケースが多くみられた。

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採用前の懸念と採用後の課題を比較すると、「日本語でのやり取り」や「労働時間への考え方の違い」が想定を上回る課題として顕在化していた

 ヒューマンリソシアは、これまでの調査においても日本企業の多くが将来のIT人材不足に強い危機感を抱いており、海外人材の活用に対して「非常に前向き」であることを明らかにしている。

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