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- 2025/10/02 掲載
さすがに凄すぎ…なぜ今「平成キャラ」が売れまくる? “二強”に聞く「再燃の正体」
新連載:ヒットの現在地
1981年生まれ。フリーランスライター・PRとして、「ビジネストレンド」「国内外のイノベーション」「海外文化」を追う。一般社団法人 日本デジタルライターズ協会会員。エンタメ業界で約10年の勤務後、自由なライフスタイルに憧れ、2016年にOLからフリーライターへ転身。その後、東南アジアへの短期移住や約2年間の北欧移住(デンマーク・フィンランド)を経験。現地でもイノベーション、文化、教育を取材・執筆する。2022年3月~は東京拠点。関連サイトはこちら。
人気失速を経て“大復活”を果たした「ナルミヤ」
1904年に呉服専門問屋として広島で創業したナルミヤ・インターナショナル(以下、ナルミヤ)は、新生児・ベビー・キッズからジュニアまで幅広い子ども服ブランドを手がける。2000年代前半には、ジュニアアパレルブランド「エンジェルブルー」「メゾピアノ ジュニア」「ポンポネット ジュニア」「デイジーラヴァーズ」の人気キャラクターを活用したビジネスで急成長。百貨店内のショップを中心に売り場を広げ、2005年にジャスダック証券取引所(現・東京証券取引所)へ上場した。
しかし、キャラクターブームの失速に伴い、2010年に上場廃止へと追い込まれた。その後は、百貨店中心だったブランドをショッピングセンター向けに新展開するなど方針転換を図り、2018年に東証に再上場。2022年には、ワールドの子会社となっている。
そんな同社では、コロナ禍が到来した2020年3月に、ナルミヤキャラクターズをリバイバルとして展開。2019年4月に平成時代が終了し、「平成回顧」としてメディアやSNSで平成文化が多く取り上げられるようになったタイミングだった。
「売上最高記録」プロデューサーが語る“想定以上”の反響
「ベリエちゃんというキャラから展開を始めて、2020年にTwitter(現・X)のアカウントを開設したところ、急激に反応が増えました。当時は、『平成女児』といった言葉は使われておらず、平成のキャラに対して『エモい』といった表現がよく使われていましたね」(ナルミヤ・インターナショナル 新規事業開発部 次長/ナルミヤキャラクターズ&Berrie プロデューサー 漆畑祐樹氏)その後、年2回ほどの頻度でキャラクター商品の新作を発売すると同時に、ライセンスを通じて商品ラインアップも拡大。その過程で、人気が上昇していったという。
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