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- 2025/12/09 掲載
物価高の逆風でも…DIASOだけ爆裂成長してる理由、なぜSeria・キャンドゥ置き去りに?
【連載】流通戦国時代を読み解く
みずほ銀行の中小企業融資担当を経て、同行産業調査部にてアナリストとして産業動向分析に長年従事。分野は食品、流通業界。執筆、講演活動中で、TV等マスコミで情報発信中、連載記事は月6本以上。主な著作物に「図解即戦力 小売業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書」(技術評論社)、「小売ビジネス」(クロスメディア・パブリッシング)などがある。
【各社の売上比較】均一ショップ業界の勢力図は?
均一価格ショップ国内大手と言えば、売上の大きい順で見ると、DAISO、THREEPY、大創産業(ダイソー)が運営するStandard Productsの6,765億円、セリア2,024億円、キャンドゥ833億円、そして最近ワッツを抜いて3COINS(運営会社はアパレル上場のパル)709億円、そしてワッツ612億円、ということになる(下図)。圧倒的なトップシェアであるダイソーをセリアが追走し、キャンドゥ、ワッツは伸び悩むところを、300円ショップの新鋭、3COINSが追い付いて逆転しつつある、というのがコロナ期あたりからの状況だった。
しかし最近、首位ダイソーの売上増加傾向が明らかに加速していることに気付く。現在の円安という逆境が、実はダイソーの成長の追い風となっているのである。それはなぜか。
【図解】円安ダメージあるも…なぜダイソーだけ爆裂成長?
コロナ後に訪れた円安相場への変化を受け、当初、ダイソーをはじめとした「100円均一ショップは、存続すら危うくなる苦しい局面なのではないか」という見方が多かった。取り扱う商品の多くを海外生産に依存する均一ショップ業界は、円安の影響で原価が高騰するため、利幅が薄くなり経営危機に陥るのではないか、という予測もささやかれていた。
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