• 2025/12/31 掲載

ソフトバンクグループ、OpenAIへの追加出資225億ドルを完了 持分約11%、AI戦略加速

総額410億ドル超の投資が完了、AGI実現に向けたOpenAIのAI開発を後押し

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ソフトバンクグループは2025年12月26日(米国時間)、OpenAIへの追加出資225億米ドル(約3.5兆円)の資金提供を完了したと発表した。これにより、2025年3月にコミットした最大400億米ドル(約5.9兆円)の追加出資が外部投資家へのシンジケーション(共同投資)を含めて全て履行され、OpenAIに対するSBGの持分比率は約11%となった。ソフトバンク・ビジョン・ファンド2(SVF2)を介した出資では、ファーストクロージングとして2025年4月に75億ドルを投じた後、今回のセカンドクロージングで225億ドルを追加した。外部投資家からの110億ドルを合わせ、総額410億ドル超の投資が完了したと説明している。
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(画像:Softbank World 2025)
ソフトバンクグループの代表取締役会長兼社長執行役員・孫正義はプレスリリースで、OpenAIが掲げる「AGI(汎用人工知能)の進化を通じた人類全体への恩恵」というビジョンに深く共感していると述べた。OpenAIのCEOサム・アルトマンは、SBGの早期からの支援が高度なインテリジェンス開発を加速するとの見解を示している。

今回の追加出資完了を受け、ソフトバンクグループのOpenAIへの投資規模が約400億米ドル(約5兆円超)規模で、個別のトランシェ(分割払い込み)として8億ドル、10億ドル、さらに今回の最終約225億ドルが実行されたと伝えている。SoftBankの投資は直接投資と共同投資の組み合わせで行われており、世界的なAI企業への大規模資金提供として注目されている。

この投資はOpenAIが推進する大規模AIモデルやインフラ(データセンター等)の構築を支え、SBGが掲げる「AI戦略」の中核となる。報道によれば、OpenAIはOracleなどのパートナーとともに「Stargate Project」と呼ばれる大規模データセンター計画を進めており、SBGの資金提供はこれらの取り組みを加速する狙いがあるとされる。

今回の投資完了は、ソフトバンクグループがAI領域での存在感を強める戦略の一環だ。これまでソフトバンクグループはARMやAIシステムの基盤整備を進めるほか、Nvidia株の売却などで資金を捻出しながらAI関連投資を重視してきた。こうした動きはソフトバンクグループがAIの物理的インフラからAI研究開発支援まで一貫したポートフォリオを構築する試みと見られている。

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