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- 2026/03/09 掲載
カオナビの地道すぎた「データ基盤整備」、1人の志から始まった「執念の改革」
連載:マスクド・アナライズの生成AI最前線
AIスタートアップ社員として、AIやデータサイエンスについてSNSによる情報発信で注目を集める。現在は独立して、イベント登壇、研修・セミナー開催、書籍執筆、企業向け生成AI・ChatGPTの導入活用支援などを手掛けている。支援実績は北海道庁、日立製作所、JR西日本、シーメンスヘルスケアなど。著書に「会社で使えるChatGPT」「AI・データ分析プロジェクトのすべて」がある。
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浮き彫りになった「データ基盤の問題」
生成AIの登場以前から、多くの企業でデータ基盤の整備が課題に挙げられてきた。しかし、大きな進展は見られない。そしてカオナビも同様に、データ基盤に起因する問題を抱えていた。データ基盤を担当するプラットフォーム本部 業務改善部 データストラテジーグループ マネージャー 本江 雄人氏はこう説明する。「もともと私はDevOpsエンジニアとして開発生産性の改善に取り組んでいたのですが、2023年1月に業務の一環で、さまざまな社員に聞き取り調査を行いました。その中で、多くの担当者から『我々がカオナビを通して提供した機能について、実際に利用されているのか実感できない』という意見が上がったのです」
その理由を探っていくと、データベースを運用しているチームしか、利用状況などを把握できないという問題が浮き彫りになった。実は、当時はまだ取り組みが検証扱いだったということもあり、このまま継続させるべきかまだ検討中だったという。そのためデータ基盤の利用者は少なかったようだ。
これを受け、本江氏は「誰もがデータを見られる状態にして、提供する機能が利用者の役に立っているのかを把握できるようにし、データ基盤を意思決定ツールとして確立させたい」と考えた。
とはいえデータ基盤を整備するにも、どうしても予算や時間、人材が必要になる。リソースを割り当ててもらうためには、費用対効果を明確にして経営層を説得するといった合意形成が必要だ。
そこで本江氏は動き出す。取り組みを継続させるため、利用者を増やしながら既成事実を積み重ねる方法で進めることとなった。
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