• 2026/02/03 掲載

【プロンプト神7】Claude Codeで“地味作業”消滅、Excel作業も「秒で終わる」凄ワザ(2/3)

連載:きょうから使える生成AI仕事術

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【導入方法】Claude Codeを10分で

 ここでは、CLI(ターミナル)で直接動かす方法と、VS Code拡張機能版の2パターンで解説します。

1.CLI(ターミナル)で導入
■ステップ1:インストール
 公式のQuickstartに、OS別の“ネイティブインストール”が載っています(推奨)。

macOS / Linux / WSL
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

Windows PowerShell
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

Windows CMD
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd

 なお、サイト上には「ネイティブインストールは自動更新あり。HomebrewやWinGetも可能ですが、そちらは定期アップデートが必要」と明記されています。

■ステップ2:ログイン
 初回(claudeコマンド実行時)はログインを求められます。認証情報の期限切れやアカウントの切り替えなどが必要な場合は、「/login」を入力することで再ログインも可能です。

■ステップ3:作業フォルダで起動
 まずターミナルを開いて以下を入力し、作業したいプロジェクトが保存されているフォルダへ移動します。
cd /path/to/your/project
 この“作業フォルダ”の概念が超重要です。Claudeが「このフォルダが作業現場だな」と認識した上で作業を開始できるからです。ファイル構成の理解や一貫性のある修正が可能になり、指示の精度が劇的に向上します。

 このフォルダに入った状態で、以下のコマンドを入力してClaudeを起動します。
claude

2.VS Code拡張で導入
■前提条件
 まず大前提として以下の条件を整える必要があります。

  • VS Code 1.98.0以上
    古いバージョンでは動作しないので、Visual Studio Codeから最新版へアップデートしてください
  • Anthropicアカウント
    拡張機能を開く際にサインインが求められます

画像
VS Code拡張を入れた方が、UIが良くなり、推奨される
(筆者撮影)

■インストール
 VS Codeの拡張機能のサイドバーを開き、「Claude Code」を検索してインストールします。インストール完了後、設定を正しく反映させるため、必要に応じてウィンドウのリロードを実行してください。

■実践
 セットアップが完了したら、実際にClaudeを使って開発してみましょう。基本的な操作ステップは以下の通りです。

  1. パネルの起動
    VS Codeの右上にあるSparkアイコンをクリックしてClaudeパネルを開く
  2. プロンプトを送る
    画面下にある入力欄に「このファイルをリファクタリングして」などとやりたいことを伝える
  3. 変更の承認・修正
    変更箇所はdiff形式で表示される。内容を確認して問題なければ「許可」、修正が必要なら追加の指示を送る

 便利なショートカットとして、「Alt+K」がおすすめです。コードを選択して「Alt+K」を押すだけで、行番号付きのコードが自動的にプロンプトへ引用されます。

■【重要】権限設定(事故防止)
 VS Code拡張にはAIによるファイル操作をどこまで許可するかを設定する“Initial Permission Mode”がありますが、基本的にはデフォルトの「毎回確認」が安全です。AIがファイルを書き換えるたびに、承認を求めるため、意図しないコード変更を未然に防ぐことができます。

 さらに「Allow Dangerously Skip Permissions(危険:権限確認をスキップ)」には注意が必要です。AIが次々と自動でファイルを更新してしまいます。隔離環境以外ではおすすめしません。

【初期設定3選】成功率が跳ね上がる「おすすめ設定」

■作業用フォルダを作る
 最初はこれで十分です。AIに作業を依頼する際は、以下のようなシンプルなフォルダ構成(ディレクトリ構成)を整えるだけで、作業の安全性と確実性が劇的に向上します。
work/
input/ ← 元データ(コピー)
output/ ← 成果物
scripts/ ← 自動化スクリプト
logs/ ← 実行ログ
 「原本はコピーしてinputへ」(元データが消える心配がなくなる)、「出力はoutputへ」(どのファイルが最新かひと目でわかる)を徹底すると、事故率がガクッと落ちます。

■CLAUDE.mdを置く
 アンソロピックが推奨するベストプラクティスの中でも、“CLAUDE.md”の設置がおすすめです。このファイルは、Claudeが会話を始めるときに自動で参照する特別なファイルとして機能します。つまり、ここに“現場の勝ちパターン”を書いておくと、毎回同じ説明をする必要がなくなります。

画像
CLAUDE.mdを置くことで、同じ説明を毎回繰り返す必要がなくなる
(筆者撮影)

 しかも「/init」を使えば、Claudeが現状を踏まえた最適なCLAUDE.mdを自動生成してくれます。

仕事用途向けCLAUDE.mdの記述例
# 作業ルール(IMPORTANT)
- input/ のファイルは絶対に上書きしない
- output/ に成果物を出す(ファイル名も明示する)
- 破壊的操作(delete / rm / 上書き / 大量移動)は必ず dry-run を出して私のOKを取る
- 依存ライブラリのインストールは、事前に理由とコマンドを提示して確認する
- 数字・固有名詞は必ず検算/照合の手順を出す(根拠も残す)

# よく使う作業
- Excel: 月別集計、ピボット、グラフ、テンプレ出力
- PDF: 取引先名/日付/金額の抽出 → Excel化、抽出失敗リスト作成
- Files: YYYY-MMでフォルダ分け、命名規則リネーム、ログ出力
- レポート: CSV→グラフ→pptx生成(スライド構成案→承認→生成)

■権限は「賢く厳しく」
 Claude Codeは、危険な操作に対してデフォルトで許可を求める安全第一を考えた保守設計となっています。一方、“/permissions”を活用することで、どの操作を自動化してどこでストップをかけるかといった「許可リスト」をカスタマイズできます。

 最初のおすすめは「毎回確認」、慣れてきたら「安全に戻せる操作だけ」徐々に権限を緩めていく、です。

【プロンプト7選】仕事が爆速化する神ワザ厳選

 ここから本題です。実務ですぐに成果を出せるテクニックを厳選して7つを用意しました。すべて「コピペで使える指示文」だけでなく、コツや検証チェックまでセットで解説します。

■神ワザ1:複数のExcel売上データを自動集計・グラフ化
 バラバラの売上データを、報告書レベルのExcelファイルへ自動でまとめ上げるワザです。

・プロンプト
work/input/sales_2024.xlsx を読み取り、月別の売上合計を集計してください。

要件:
- 元ファイルは変更しない
- 出力は work/output/sales_2024_monthly.xlsx
- シート:
1) monthly_summary(集計表)
2) chart(棒グラフ。可能ならExcelのグラフとして作る)
- まず「計画」と「必要な依存関係(例: Python/pandas/openpyxl)」を提示して、私のOK後に実行してください
- 集計ロジック(どの列を日付/金額として扱ったか)を work/logs/monthly_calc_notes.md に残してください
 成功率を上げるには以下の2点に留意してください。

  • 列名が曖昧なら「列の推定→確認質問」を先にさせる
  • 出力場所を固定して迷子を防ぐ

 以下3点について必ず確認してください。

  1. 1カ月分だけ手計算で突き合わせ
  2. “欠損・異常値(マイナス/桁違い)”を検出したか
  3. 期間(2024年のみ等)が合っているか
【次ページ】もう6つの神プロンプト
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