• 2026/03/20 掲載

OpenAIがAIセキュリティ企業Promptfooを買収、企業向け基盤Frontierへ統合

企業エージェント基盤 Frontierに統合、安全性や評価機能を強化

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OpenAIは2026年3月9日、生成AIアプリケーションのセキュリティテストおよび評価プラットフォームを提供するPromptfooを買収すると発表した。買収に伴い、Promptfooの技術はOpenAIの企業向けAI基盤であるFrontierに組み込まれ、法人利用における安全性や評価機能が強化される。既存のオープンソースツールは今後も継続して提供される。
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(画像:ビジネス+IT)
 Promptfooは2024年に創業し、大規模言語モデルを用いたアプリケーションの脆弱性検出や品質評価を自動化するツールを開発してきた。同社のプラットフォームはプロンプトインジェクションやデータ漏洩、ジェイルブレイクといったセキュリティリスクを特定し、AIモデルの振る舞いを検証する機能を持つ。
 
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【図版入り記事はこちら】OpenAIがLLMテストツールの「Promptfoo」買収(図版:ビジネス+IT)

 開発者は構造化された入力や敵対的なプロンプトに対するAIの応答を体系的にテストできる。また開発環境や継続的インテグレーションパイプラインとの統合をサポートし、異なるモデルバージョン間での回帰テストやローカルでの検証を可能にしている。現在同ツールは35万人以上の開発者に利用され、月間アクティブユーザー数は13万人に上り、フォーチュン500企業の25パーセント以上が導入している。

 今回の買収により、OpenAIはPromptfooの評価およびセキュリティテストの技術を、同社が展開する企業向けプラットフォームのFrontierへ直接統合する。FrontierはAIエージェントの構築や運用を目的とした基盤であり、Promptfooの機能がネイティブに組み込まれることで、開発の初期段階からリスクを検出し安全性を検証するプロセスが自動化される。

 OpenAIのB2Bアプリケーション担当最高技術責任者であるスリニヴァス・ナラヤナン氏は、Promptfooがエンタープライズ規模でのAIシステム評価において深い専門知識をもたらすと説明している。企業が実業務にAIシステムを導入する際、監査やガバナンス対応といったコンプライアンス要件を満たすための追跡機能やレポート生成機能も提供される。

 Promptfooの共同創業者であるイアン・ウェブスター氏とマイケル・ダンジェロ氏を含むチームはOpenAIへ合流する。同社がこれまでに公開してきたレッドチーミングや評価用のオープンソースツール群は、維持および開発が継続される。Promptfooは引き続き多様なプロバイダーやモデルをサポートしていく方針を示している。買収額などの詳細な条件は明らかにされておらず、手続きは慣習的な完了条件に従って進められる。

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