• 2026/04/24 掲載

「AIに仕事奪われる…」若手やエンジニアで危機感顕著──アンソロピック8万人調査

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米アンソロピックは2026年4月22日、同社のAI「Claude」のユーザー8万1000人を対象とした調査結果を公表した。AIが実際の業務を担う割合が高い職業ほど、労働者の失業不安が強い実態が明らかになった。
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AIを活用する職種ほど「AI失業」への懸念も強い
(画像:本文をもとにAI(Gemini/Nano Banana)を使用して生成)
 調査はClaudeユーザーを対象に、AIインタビュアーを用いて実施された。アンソロピックは大規模な定性的・定量的データを収集し、労働者のAIに対する期待と不安を客観的なデータとしてまとめている。

 調査では、業務タスクにおいて実際にAIが使用されている割合を示す「暴露度(Observed Exposure)」という独自指標が測定された。調査の結果、この数値が高い職業の従事者ほど、AIによって自身の仕事が奪われるという雇用不安を強く抱いていることが判明した。たとえば、Claudeの利用頻度が高いソフトウェアエンジニアは、利用頻度が低い小学校教員などと比較して、失業への懸念が明確に高かった。こうした雇用喪失に対する危機感は、キャリアが浅く経験の少ない若年層の労働者において、より顕著に見られる傾向が確認されている。

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【画像付き記事全文はこちら】
アンソロピックによる調査結果
(画像:本文をもとにAI(NotebookLM)を使用して生成)

 AI導入によって生産性向上の恩恵を受けている実態も明らかになった。全体として生産性が向上したという報告が多い中、特に経営層やソフトウェア開発者などの高所得層と、一部の低所得層の両極端において生産性向上が確認されている。生産性向上の具体的な内容としては、これまで手が回らなかった新たなタスクをこなせるようになるなど「作業範囲の拡大」が最も多く、次いで作業時間の短縮など「スピードの上昇」が続いた。

 一方で、AIの利便性が労働者の心理的安定にはつながっていない現実も浮き彫りとなっている。AIの導入によって大幅な作業時間の短縮を実感しているユーザーほど、将来的な雇用喪失への不安を強く抱いているという相関関係が示された。技術の進化によって自身の業務が効率化されるほど、その業務自体がAIに代替されてしまうという恐怖が増す状況にある。アンソロピックは今回の結果について、業務におけるAI利用の実態と、労働者が抱く経済的な不安が直接的に連動していることを示す証拠だとしている。

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