- 2026/06/01 掲載
【最新機能】Claude Designが優秀すぎ…“パワポ整え地獄”が消える神プロンプト14選(4/4)
Canva・パワポ・ChatGPTとの違いは?精度激変の使い分け術
Claude Designを理解するときは、「何でも置き換えるツール」と考えない方がいいです。むしろ、既存ツールとの分担で考えた方が実務に落ちます。ざっくり整理すると、次のようになります。
| ツール | 得意なこと | 苦手・注意点 |
| ChatGPT | 構成、文章、要約、コピー案 | 視覚レイアウトの最終調整 |
| Claude Design | 初期デザイン、図解、プロトタイプ、 複数案探索 |
research previewで 提供条件に注意 |
| Canva | 編集、テンプレ、ブランド素材、 共同作業 |
複雑な企画構成を 1から考える部分 |
| PowerPoint | 社内テンプレ、最終納品、細かな調整 | 初稿作成や複数案探索に 時間がかかる |
つまり、現時点での実務的な流れはこうです。
- ChatGPTやClaudeで構成を考える
- Claude Designで見た目の初稿や複数案を作る
- CanvaやPowerPointで編集・調整する
- 人間がブランド、法務、表記、数字を確認する
PowerPoint職人が完全に不要になる、というより「PowerPoint職人にいきなり全部背負わせなくてよくなる」と考える方が近いです。
■文章メモから営業資料1枚を作るBefore/After
たとえば、営業担当が次のようなメモを持っていたとします。
顧客は、営業活動の属人化に困っている。このままでは、営業資料としてはまだ使いづらい状態です。課題、提案内容、導入ステップ、期待効果が混在しており、1枚の資料として何を伝えたいのかが整理されていません。
商談メモの書き方が人によってバラバラで、新人は過去の提案資料をうまく探せない。
マネージャーも案件状況を把握しづらい。
提案としては、商談メモ、提案書、議事録をAIで整理し、ナレッジ化する仕組みを出したい。
まずは2週間のPoCとして、既存資料を読み取り専用で活用する形を想定している。
そこで、Claude Designに渡す場合は、次のように依頼します。
以下の営業メモを、提案書に入れる1枚のスライドにしてください。このように、Claude Designに渡す前のプロンプトで「目的」「構成」「制約」を書くと、出力がかなり安定します。
【目的】
営業活動の属人化を解消するAI活用提案を説明する
【元メモ】
(上記メモ)
【スライド構成】
- 左: 現状課題
- 中央: AIで整理する対象
- 右: PoC後の状態
- 下部: 最初の2週間でやること
【表現ルール】
- 顧客名は入れない
- 効果は断定せず「目指す状態」とする
- 文字は少なめ
- 図解中心
逆に、悪い頼み方はこれです。
いい感じの営業資料を作ってこれだと、何を重視すべきか、誰に見せるのか、どこまで断定して良いのかが不明です。Claude Designに限らず、AIで資料を作るときは「いい感じ」を分解する必要があります。
■ research previewとしての注意点
Claude Designは面白い機能ですが、記事公開時点では注意点もあります。
まず、research previewです。公式発表に基づくと、対象プランや提供範囲は限定され、段階的なロールアウトです。読者の環境によっては、すぐ使えない可能性があります。
次に、出力物をそのまま顧客提出して良いわけではありません。営業資料には、金額、導入効果、契約条件、ロゴ、顧客名、事例表現など、確認が必要な要素がたくさんあります。
特に注意したいのは、次の5つです。
| 注意点 | 理由 |
| 数字を断定しない | 効果や削減率は根拠が必要 |
| 顧客名を勝手に入れない | 守秘義務や掲載許諾の問題がある |
| ロゴやブランド色を確認する | 使用ルールがある場合が多い |
| 法務表現を確認する | 契約、保証、責任範囲に関わる |
| 最終納品前に人間が見る | 誤字、図解、表記ゆれ、過剰表現を防ぐ |
私なら、社内導入時のルールをこうおきます。
- 初稿、構成案、デザイン案の作成に使う
- 顧客提出前には営業責任者が確認する
- 金額、契約条件、効果数値は人間が確認する
- ロゴ、事例、顧客名は掲載許諾を確認する
- 最終版はPowerPoint、Canva、社内テンプレで整える
これなら、AIのスピードを生かしつつ、資料作成の責任範囲を明確にできます。
営業・マーケ・新人育成で大活躍!「部門別プロンプト3選」
最後に、部門別の使い方を整理します。■営業部門
営業では、提案書、商談後のまとめ、比較表、導入ステップ図に向いています。
この商談メモをもとに、次回提案用の3枚構成資料を作ってください。
1枚目: 課題整理
2枚目: 提案方針
3枚目: 2週間PoCの進め方
顧客名と個人名は伏せてください。
効果は断定せず、期待効果として表現してください。
■マーケティング部門
マーケでは、LP案、ホワイトペーパー、SNSバナー、キャンペーンコンセプトの探索に向いています。
以下の新サービスについて、ホワイトペーパーの表紙案を3つ作ってください。
【テーマ】
(テーマ)
【ターゲット】
(読者)
【方向性】
- 課題共感型
- データ訴求型
- 未来像訴求型
各案にタイトル、サブコピー、ビジュアル方向性を入れてください。
■研修・人材開発部門
研修では、概念図、ワークシート、受講者向け手順書、学習ロードマップに向いています。
以下の研修内容を、受講者向けの学習ロードマップにしてください。
【研修内容】
(内容)
【条件】
- 3ステップ
- 各ステップにゴールと練習課題を入れる
- 初心者でもわかる表現
- A4一枚で配布できる構成
パワポはこう使え!プロが実践「Claude Design」活用術
Claude Designの本質は、PowerPointを完全に消すことではありません。資料作成の順番を変えることです。
これまでは、PowerPointを開いてから構成を考え、文章を書き、図解を作り、デザインを整えていました。だから遅かった。
これからは、まずClaude Designに目的、材料、制約を渡し、複数の視覚案を出す。その後、CanvaやPowerPointで編集し、人間が事実確認とブランド調整をする。この流れに変わる可能性があります。
今日から試すなら、次の3つがおすすめです。
- 既存の文章メモを1枚図解にする
- 営業提案書の5枚構成を作る
- LPファーストビューを3案比較する
PowerPoint職人が不要になる、というより、資料作成の初速が変わります。手を動かす前に、AIと一緒に方向性を試せる。そこにClaude Designの価値があります。
筆者の佐藤傑氏がビジネス+ITの有料リスキリング講座に登壇します。詳細は以下よりご覧ください
■Claudeビジネス実践講座:5月22日開催■geminiビジネス実践講座:6月11日開催
詳細はこちら:https://www.sbbit.jp/eventinfo/88780
詳細はこちら:https://www.sbbit.jp/eventinfo/88799
■AIエージェント仕事術:6月18日開催
詳細はこちら:https://www.sbbit.jp/eventinfo/88612
■ClaudeCodeビジネス実践講座:6月23日開催
詳細はこちら:https://www.sbbit.jp/eventinfo/88781
■MicrosoftCopilotビジネス実践講座:6月25日開催
詳細はこちら:https://www.sbbit.jp/eventinfo/88800
※MicrosoftCopilotビジネス実践講座の講師は、佐藤氏がCEOを務めるUravationの研修講師、河原将太氏が務めます。
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