- 2026/05/13 掲載
グーグルvsアマゾンvsアップル、今買うなら? 最新決算で「圧倒的勝者」が鮮明に…
「驚異的な数字」…アルファベット株はまだ買い?
スーザン・ジウビンスキー氏(以下、ジウビンスキー氏):では、各銘柄を見ていきましょう。最初はアルファベットです。今回の決算は、まさに圧勝と言える内容でしたね?デビッド・セケラ氏(以下、セケラ氏):ええ。本当に驚異的な数字でした。これほどの巨大企業でありながら、売上高は22%増加、営業利益率は220ベーシスポイント拡大しました。私たちのチームでは、Gemini APIの売上高を年換算ベースで150億ドル規模と推定しています。前四半期は90億ドル程度でした。
一方で設備投資額は、興味深いことに市場予想とほぼ一致する水準にとどまりました。ただ、2026年度の設備投資計画は50億ドル引き上げられ、現在は1,800億~1,900億ドルのレンジとなっています。前四半期時点では1,750億~1,850億ドルでした。つまり、今年後半に向けて投資支出がさらに加速していくことを示していると私は見ています。
ジウビンスキー氏:米モーニングスターは決算後、アルファベット株の推定公正価値を433ドルへ引き上げました。セケラ氏はこれまでにも何度もこの銘柄を推奨していますが、今回の公正価値引き上げ後についてはどう見ていますか?
セケラ氏:依然として魅力的だと考えています。おっしゃる通り、これまで何度も推奨してきた銘柄です。実際に調べてみたのですが、この銘柄は2023年の「The Morning Filter」開始以来、最も多く推奨してきた銘柄の1つとなっています。
2年ほど前、AI開発競争の中でアルファベットは「終わったも同然」と見なされていました。AIによって検索事業が壊滅的な打撃を受けると、誰もが考えていたのです。しかし、実際にはそうなりませんでした。
私たちの投資における仮説は、AIは長期的に見て検索機能を改善することになり、さらにさまざまな分野で同社の事業強化につながるというものでした。現時点で株価もかなり上昇しました。現在の株価は公正価値に対して11%割安にとどまっています。依然として4つ星評価(注1)に該当する水準ではありますが、残念ながら、私たちがこの数年間で推奨していた当時ほどの安全マージンはもはやありません。
AWSの売上高は28%増、アマゾン株は買いか売りか?
ジウビンスキー氏:では、次はアマゾンです。決算内容は全体的に非常に良好だったようですね。主なポイントを解説してください。セケラ氏:アマゾンですが、売上高は前年同期比で15%増加しました。おっしゃる通り、ほぼすべての事業部門で売上高が力強く伸びており、特に問題は見当たりません。
同社のAWSプラットフォーム、これはAI向けのWebホスティングプラットフォームですが、その売上高は28%増加しています。市場コンセンサスは25.7%でしたので、それを上回っています。一部では、非公式予想と比べるとやや弱かったのではないかとの見方もありますが、それでも28%というのはこの事業部門として非常に力強い成長率です。
営業利益率全体では130ベーシスポイント改善し、13.1%となりました。前年同期の11.8%から上昇しています。利益率は全般的に市場予想を上回る内容でした。また、業績見通しについては、第2四半期の売上高を1,940億~1,990億ドルと予想しています。従来の市場コンセンサスは1,890億ドル程度でしたので、それを上回るガイダンスとなっています。
ジウビンスキー氏:アマゾン株は決算後にやや下落しましたが、米モーニングスターでは推定公正価値を20ドル引き上げ、280ドルとしました。アマゾンもこれまで何度か推奨されていますが、現在の株価をどう見ていますか?
セケラ氏:公正価値引き上げ後でも、株価はなお4%割安となっています。つまり、ほぼ公正価値水準ということです。現在の評価は3つ星です。この銘柄はこれまで何度も推奨してきました。ただ、アマゾンについて言えば、4つ星評価の状態が長く続くことはあまりありません。多くのポートフォリオでコア保有銘柄になり得る株だと思います。
ですから、現時点でアマゾン株の保有を始めたいという人がいても、私は反対しません。ただし、まずは比較的小さなポジションにとどめ、追加投資余力を残しておくべきでしょう。仮に株価が再び4つ星評価圏まで下落した場合、追加購入を行い、下落局面でドルコスト平均法によって買い増していくことが可能になります。
基本的には、今の水準でアマゾン株を買うのであれば、長期投資家にとっては、私たちの株主資本コスト見通しに沿ったリターン成長が期待される銘柄だと考えています。 【次ページ】地味に「過去最高レベル」、今のアップル株はどう見るべき?
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